「50歳を過ぎたら血液検査と腹部超音波検査を受けてください」というCMを見て


ドラマプレミアム  友情~平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」~
をTverで観た。

数ヵ月前に、11月にこのドラマをやることを知り、スケジュールにも書き込んでいたくらい、観たいドラマだった。

以前、この二人の対談を本で読んでいたが、
ドラマでも観てみたかったのだ。

モックンと滝藤さんがタッグを組むなら、
自ずと期待値も高くなるというもの。
期待通りの素晴らしいドラマだった。

ふたりが纏う空気が平尾さんと山中先生のそれだった。
当然ながら、私は平尾さんと山中先生のやり取りがどんなだったかは見たことがない。
しかし、リアルで見ているような感じだった。

と、ここまで書いたが、
今回の投稿は、ドラマの感想ではない。
書きたいのは、Tverの途中に出てくる某製薬会社のCMについてだ。

平尾さんは、胆管細胞癌という癌だった。
静かに進行し、症状が現れたときにはかなり進行しているのだという。
だから、CMは「50歳を過ぎたら血液検査と腹部超音波検査を受けてください」という呼び掛けていた。

平尾さんは53歳でお亡くなりになった。
まだまだやりたかったことがあったはず。
病気は、未来の希望を奪っていく。

FPの立場からいうと、医療保険は不要だと思っている。
何かあった時は保険金が出るから嬉しい、助かるとは思う。
だが、保険金が貰えたときに、今まで掛けてきた保険料がいくらだったか考えると、割と持ち出しになっていることが多い気がする。
持ち出しになっているということは、入院や通院しなくて済んで幸せということなのだが。

保険料を払うより、そのお金を日々の健康管理に充てたほうがよいと思う。
健康管理をしたとて、病気にならないわけではないが、「なりづらくはなる」と思う。
例えば、スポーツクラブに通うことにお金を使うとする。
身体が鍛えられ、転びにくくなる、膝や腰が痛くなりづらくなる。
すなわち、病院通いの必要が減る→医療費が減る。
何より、自分の心身が健康でいられる。

また、健康診断に行くことも必須だ。
健康診断で初期の病気が見つかれば、
手の施しようがあるかもしれない。
急に未来が断たれる絶望を味わわなくても済むかもしれない。
いずれ人は死ぬが、やり残したことが少しでも少ない方が納得の行く人生だったと思えるのではないか。
健康診断の費用は、人生の必要経費なのだ。

私がこのドラマを観たのも何かの縁。
CMのメッセージを心に留めて、
健康管理をしていきたいと思う。







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