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私たちの年金がヤバい‼‼

こんにちは!

タカヒコです。

突然ですが、皆さん、年金は払っているでしょうか?

ちなみに私は払っています。

大学生なので、厚生年金などは払っていませんが、実はこれを読んでいるそこのあなたも、0歳から全ての方々が年金を収めています。

え?何言ってるの?ってなりますよね(笑)

ちゃんとこの記事を読んでもらえれば全てを理解していただくことが出来ます。

では、年金の知られざる正体を暴いていきましょう!
(陰謀論ではないです(笑))

・そもそも年金って何?

まず年金という存在そのものを理解してみましょう。

年金と一言で言っても様々です。

「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」

今回の記事では、全ての人に当てはまる「老齢年金」を使用していきます。

年金というのは平たく言うと「退職した後に働かなくても生きていけるよう、国から給付される退職金」のようなものです。

そして、年金を受け取るためには「国民年金」(全員加入)や「厚生年金」(会社員・公務員が加入)を納めなければなりません。

ちなみに「国民年金」は20歳以上のすべての国民が納める義務を有していますが、学生の場合は支払いのスタートを卒業まで猶予してもらえます。

そして、その年金を退職まで収め続けて、退職後に毎月受け取る。というのがこれまでの年金制度です。

では、年金とはどれくらいの金額をもらえるのかご存知でしょうか?

予想してみましょう・・・

考えましたか?

発表します!

現在の国民年金満額支給額は、約6万5,000円×12ヶ月=約78万円/年です。

 20〜60歳までの加入期間480ヶ月のうち、自身が実際に加入した月数に応じて計算します。

ちょっと驚きませんか?

毎月6万5千円しかもらえていないんです!

ちなみに、平成元年の平均的な給付額は138,186円でした。

約半分になっていますよね!

だから、以前ニュースにもなっていた通り、「年金2000万問題」「年金1億問題」などが発生しているわけです。

では、なぜここまで大きく額が減ってしまっているのでしょうか?

・年金制度が危ない!

年金制度の危機が叫ばれている理由には大きく分けて2つあります。

●少子化
●高齢化

この二点です。

まず『少子化』ですが、そもそも年金というのは若年世代(年金をもらう年齢より下の世代)が納めた年金を、分配しています。

そして、その年金を収める若者が減っているということは、年金制度の根本から揺るがすことだということがお分かりいただけるかと思います。

では実際、若者はどれくらいの年金額を収めているのでしょうか?

一人当たり、月16,540円を現在(2020年度)納めています。

※年金の支払額は毎年見直しをされています。

現在の年間の国民全体の支払総額を・・・と思いましたが、国が正確な年金の収支計算を発表するのを2008年にやめてしまっているので、2008年の全体の支払額を見てみます。

※ここから全体の数字に関しては全て2008年を指標にしています。

2008年の年金制度の収入(国民から集めたお金)は約17.8兆円でした。

そして、年金の支出(対象の国民に対して支払ったお金)は約43兆円でした。

さあ、「この時点で大赤字じゃないか!」ということです(笑)

ここで更に追い打ちをかける2つ目の問題点。

「高齢化」です。

すでに支払額が足りていないのに、更に支払うべき対象が増えていくのです。

こんなの誰が考えても、成り立つわけがないですよね(笑)

では、こんな大赤字の年金は現在どのように食いつないでいるのでしょうか?

・全ての国民が年金を収めていた⁉

さあ、ここで序盤に言った0歳から全ての国民が年金を支払っているということの種明かしをしていきます!

とはいえ、厳密に言うと0歳は自分の意志では払っていないのですが・・・w

年金制度の支出は43兆円(2008年当時)でしたよね。

そして、年金の収入としては17.8兆円。

このギャップを埋めている要素が大きく3つあります。

一つ目は『国庫負担金』と呼ばれるものです。

分かりにくく呼んでいますが、要するにその他の税金で集めたお金です。

その中の主な要素としては「所得税」そして「消費税」です。

私が「全ての国民が年金を支払っている」と述べたのは、これが理由です。

皆さん、消費税込みで商品などを買っていますよね!

その一部が年金として支払われているわけです。

国庫負担の総額は18.5兆円です。

しかし、まだまだ足りません。

2つ目に『運用収入』があります。

実は、皆さんが納めた年金は運用されています。

つまり、投資の元本として皆さんは投資にお金を投げていると言っても過言ではありません。

その運用収入は年間で約1兆円です。

さあ、今までの要素を全て足してみましょうか。

17.8兆円+18.5兆円+1兆円=37.3兆円

支出は繰り返しになりますが、43兆円です。

つまり、5.7兆円の赤字です。

この部分を補填しているのが、それまで黒字だった年金制度の『貯金』です。

そして、その貯金は2008年時点で77兆円でした。

そこから毎年同じ赤字額だと仮定しても・・・

77兆円ー(5.7兆円×14年)=-2.8兆円となります。

つまり、2022年には貯金が底を尽きるということです。

そういうわけで支給額を減らしたり、消費税を上げたりでどうにかしようとしているのですが、今回のコロナショックで更に大打撃・・・

これは本格的に年金がもらえないだろうな・・・という気がしてきました(笑)

ということで、皆さんも年金はもらえない前提で、どうやって資産形成をして、これからの将来に備えるかは、できるだけ早く考え始めることをお勧めします。(学生とか関係なく資産は管理をしておきましょう)

・まとめ

健康寿命は延び、長生きできる時代になり本当にうれしいことではありますが、健やかに暮らすためにも食事のためのお金や病院に行くためのお金は必要です。

そして、日本に住む以上、人口が減少し、少子高齢化がますます進んでいくことは明白です。

更には外国人人材の登用や、AIが2040年には人間の能力を超えるとも言われています。

もちろん、仕事は産業の変化によって生まれ変わっていくでしょう。

しかし、もうすでに国と会社は守ってくれないということは、少しずつ肌で感じているところではないでしょうか?

日本という国そのものは少しずつ沈んでいっています。(一人当たりGDPはすでに世界26位)

その沈みゆく船の上で何もしないことは「船とともに沈没」を意味します。

少しでも努力して船の上の材料をかき集めてボートでも何でも作れた人はまた新たな航海に旅立つことが出来るでしょう。

お金が幸せの尺度だとは思いません。

ですから、早いうちから自分の「心からワクワクすること」を見つけて、それを楽しめる人生にしてほしい。

そんな思いでこの記事を書き上げました。

これを読んでくれた方が少しでも将来に対して危機感を持って、先延ばしにしていたやりたいことや、ワクワクすることのためにアクションを起こしてくれることを祈っています。

最後まで暗い話になってしまいましたが、人生を彩ってくれるのは夢や目標だと信じています。

こんな暗い未来の中でも、明るい夢を抱くことはできるはずです。

私はそう信じています。。。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

ではまた!



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