2023.7.31~今週の株相場
週1投稿を目指す、株の全体相場のまとめ!
・現在の日本株の推移
・アメリカの動向
・先週のポイント
・今週のスケジュール
・今週のポイント
上記の内容について、投稿し、自分の理解度を増やし、誰かの参考になれれば嬉しいなと思います。
◆先週のポイント
□海外
良い点
・NYダウ、13日連続上昇(36年半ぶり、1987年1月以来)
・アメリカ企業の好決算相次ぐ
・S&Pグローバル製造業PMI、市場予想上回る
・IMFが世界GDP見通しを上方修正
・FOMCは無事通過
□日本
悪い点
・日銀金融政策決定会合でYCCの柔軟化を発表
◆日本株の推移
日経平均株価 32,759
2023.7.24~2023.7.28 32,793~32,759(-34)
前週終値~先週終値 32,304~32,759(+455)
週明け7月24日の日経平均株価は「日銀は金融政策決定会合で現状の金融政策を維持する」との一部報道をきっかけに買われ、一時3万2800円近くまで上昇しました。その後は、7月25〜26日の米国・連邦公開市場委員(FOMC)の結果待ちのなか、3万2500~3万2700円辺りの狭いレンジでの推移が継続。26日のFOMCでは予想通り0.25%の利上げが決まり、さらにパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の声明で次回のFOMCでの利上げ打ち止め観測が高まりました。FOMCを無難に通過したことから、7月27日の日経平均株価は上昇し、一時3万3000円に迫る場面も見られました。
しかし、日銀の政策変更への思惑が高まるなか、7月28日の金融政策決定会合では、長短金利を操作するイールドカーブコントロール(YCC)政策の運用の柔軟化が決まりました。この結果を受けて28日の日経平均株価は、一時3万2037円と3万2000円割れ寸前まで下落。ただし、引けにかけては買い戻しの動きが優勢となって下落幅を縮め、結果として先週末よりも上昇して今週の相場を終えました。(ZAIオンライン)
〇月足
結果的には、6月も陽線ました。7月も後半にさしかかり、現状は陰線での推移。
〇ドル建て日経平均株価チャート
先週末に行われた、日銀金融政策会合では、実質利上げが決まりました。長期金利の上限を、市場動向に応じて0.5%を一定程度超えることを容認しました。その為、円高方向へと向かいました。しかし、金曜日の夜には、1ドル140円へと、再度円安方向へと方向転換をしています。つかみにくい、相場ですが、来週以降の、市場反応をよく確認していきましょう。
※円安方向にいけばいくほど、海外からみた日経平均は割安にみられます。円高方向に動くほど、割高にみられます。
〇日経平均月別騰落率
2002~2018年の16年間のグラフです。
ただし、2008年のリーマンショックは含まない、実質15年間のグラフになります。
8月にかけて、大きく下がる傾向があるので、今週から月が変更しますので、ポジションのとりすぎには注意をしたいところです。
〇週足
直近の目安としては、32,000円が支持線となっている印象。先週は、その32,000円を意識しているように、反発がみられました。32,000円を割れたら、31,791円が下値目途でのスタイルで相場に向き合いましょう。
〇日足
25日線が、5日線に交わりそうな形となっています。
来週の動きで、方向性がはっきりしそうな展開となりそうです。
日本株の流れがどちらの方向とも今は思えないような方向感となっております。しかし、上がり続ける相場はありません。ですので今回もまた、下落についても頭にいれておきましょう。
私も短いながら、いろいろなショック安を経験してきました。それでも、なお今があるのは、諦めなかったから。長期的には上がる確率が高い。あくまでも確率ですから絶対はありませんが、そう信じる気持ちが大切。もし万が一、暴落がきたとき、過去の暴落を知ることは大変参考になります。書籍からいただいた情報を今後、振り返り記事を書く際には、毎回載せていこうと考えております。その情報を下記に添付いたします。
〇過去の出来事からの下値目途
直近日経平均高値 33,772(2023年6月19日)
ITバブル崩壊
-64% 12,158円
サブプライムローン危機とリーマンショック
-62% 12,833円
東日本大震災
-18% 27,693円
チャイナショック
-29% 23,978円
ブレグジット
-9% 30,733円
コロナショック
-31% 23,303円
★日経平均の下限=日経平均のBPS×0.8
17,425(BPS)×0.8=13,940円(2023.7.28時点)
下落期間は、その時は長く感じますが、長くても3年。長い長い投資人生を送る中の、ほんの一時期と考えられるかどうかだと思います。その他に関しては、1年3ヶ月を除き、ほぼ短期で脱出しているといえるのではないでしょうか。
◆過去の下落目安(ナスダック総合指数)
過去のナスダック総合指数の下落をみると、直近高値から約20%下落のパターンと、約30%の下落のパターンがあるように感じ取れます。日本株は、アメリカ株に連動する傾向もありますので、ナスダックの指標でも考えていきましょう。
ナスダック指数直近高値=14,358(7月19日)
20%下落 11,486
30%下落 10,051
◆VIX指数(恐怖指数)
VIX指数とは、米国株価指数のS&P500先物のオプション取引の数値を元に算出され、市場が今後30日間でどのような変動を想定しているかを数値化したものです。
30を超えると、警戒領域。相場は不安定な状態を意味します。
40を超えると、過去の暴落の歴史に刻まれるような状況。
(例)2008年リーマンショック 89.53
コロナショック 85.47
〇VIX指数(2023年7月28日) 13.54
◆日経平均騰落レシオ
騰落レシオとは、〇日間の値上がり銘柄数合計を、〇日間の下がり銘柄数合計で割って求めます。
※騰落レシオで使われる銘柄数のカウントは、東証プライム市場の銘柄を対象としています。
つまり、数字が高い程、値上がりしている銘柄が多い事を示し、低い程、値下がりしている銘柄が多い事を示します。
120%以上が買われすぎ水準と考えられており、70%以下の場合、私は売られすぎと判断しております。
現在は、95%と先々週から徐々に上げってきている印象です。
もう少し、詳しく、私が愛用しているものでみていきましょう。
□日経平均チャート
日経平均チャートの下チャートに示されるものが、騰落レシオに関するチャートです。赤線付近が高値圏で、おおよそ推移し、その後下落をするという傾向がみられ、私の中では、非常に信憑性があります。現時点では上下はっきりしない展開だと私は考えております。全体的には、打診を検討しても良いのではという印象を受けます。
以下、市場別の状況です。
市場別騰落レシオ
□東証プライム 95%
□東証スタンダード 104%
□東証グロース 78%
□東証プライム 95%
□東証スタンダード 104%
□東証グロース 78%
〇全市場、小幅反発からの下落という流れとなっております。グロースは3月からの傾向から反発するラインにいるように見受けられるので、様子を見ながら押し目を狙っていくスタンスをとりたいと考えております。
◆海外投資家
〇7月3週は197億円の買い越し。
12週連続の買い越しから、一転売り越しに変化しました。しかし、再度買い越しに転じ、4週連続の買い越しになりました。強い、根強い需要があるんだと再認識できました。さらに、金曜夜から、円安方向に進んでいるので、海外からみる日経平均は割安にみられ、さらに買い需要が高まるのか、今後の動向も注目されます。
□経済指標の振り返り
7月25・26日(火・水) アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 07月
FOMC。米国の金融政策を決定する会合。FRB7名の理事(総裁、副総裁含)と地区連銀総裁のうち5名(NY連銀総裁は常駐でFOMC副議長となる、残りは持ち回り)の12名が投票権を持つ。残り7名の地区連銀総裁、NY地区連銀副総裁も議論には参加するが、投票権を持たない。
↓
【米国経済の動向】FRB(米連邦準備理事会)は2023年7月26日、FOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げを決定、政策金利のFF(フェデラルファンド)金利の誘導目標を0.25%引き上げ、5.25~5.50%とした。
7月27日(木) ユーロ・ECB政策金利 07月
欧州中央銀行(ECB)の最高意思決定機関であるECB理事会によって決定される政策金利。政策金利決定を含む金融政策に関する理事会は6週間ごとに行われる(金融政策と関係のない理事会は別に開催される)。
↓
[フランクフルト 27日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は27日の理事会で、主要政策金利を0.25%ポイント引き上げた。ユーロ圏の経済情勢は悪化しているが、インフレ抑制に向けた追加利上げの選択肢は温存した。
7月27日(木) アメリカ・実質GDP(速報値) 第2四半期
国内総生産。米国内で新たに生産された財やサービスの付加価値を合計した名目GDPから、物価変動の影響を除いたもの。
↓
[ワシントン 27日 ロイター] - 米商務省が27日発表した第2・四半期の実質国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比2.4%増えた。ロイターがまとめた市場予想の1.8%増を上回った。
力強い労働市場を背景に、個人消費が下支えされた。また、企業は設備投資を拡大しており、懸念される景気後退を抑制する可能性がある。
7月28日(金) 日本・日銀政策金利 07月
日本銀行が年に8回開催する日銀金融政策決定会合において示される日本の政策金利。
↓
日本銀行は28日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の修正を決めた。長期金利の上限を「0・5%程度」をめどとし、市場の動向次第では1%まで上昇することも容認する
◆今週のスケジュール
□米国
□日本
□欧州
米国の動向により、世界株価が左右する影響が大きいので、下記に重要だと判断される指標をまとめます。指標により、地合いが左右される場合もありますので、当日にポジションをおとすなり、リスク管理ができるよう、経済指標も頭にいれていきたいところです。
□米国・その他
8月1日(火) アメリカ・ISM製造業景気指数 07月
ISM(Institute for Supply Management:供給管理協会)が全米の製造業350社の購買担当役員に対するアンケート調査を実施し、その結果を基に作成する景況感を表す指数。景気の先行指標として注目されている。
8月4日(金) アメリカ・雇用統計 07月
米労働省労働統計局(BLS)が、米国の労働者の雇用状況を調査した指標。
◆今週のポイント
・日銀政策決定会合の結果により、日本株がどちらの方向にいくのかを注目
・8月相場に入る。アノマリーでは、8月は下落基調なので注意
・4-6月期決算発表が相次ぐので、個別銘柄には注意が必要
・週末の雇用統計の結果
今週も、社会人不適合者が、夢を叶える為に、株と向き合います。
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