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2023.8.7~今週の株相場

週1投稿を目指す、株の全体相場のまとめ!

・現在の日本株の推移
・アメリカの動向
・先週のポイント
・今週のスケジュール
・今週のポイント

上記の内容について、投稿し、自分の理解度を増やし、誰かの参考になれれば嬉しいなと思います。


◆先週のポイント

□海外
良い点
・キャタピラー好決算

悪い点
・アメリカ国際、格下げ
・原油価格上昇 サウジアラビアが自主的な減産を9月まで延長
・6月ISM製造業PMI予想下回る
・中国の7月財新製造業PMIが予想以下

□日本
悪い点
・アメリカの悪影響を受け、伸び悩む

◆日本株の推移

日経平均株価      32,192
2023.7.31~2023.8.4      32,128~32,192(+64)
前週終値~先週終値   32,759~32,192(-567)

前週末の7月28日に日銀の金融政策決定会合を通過しましたが、週明け31日は買い戻しの動きが優勢となり、8月1日も大幅続伸で一時3万3488円まで上昇しました。しかし、翌日2日には一時800円を超えて大きく下落。さらに週末の4日には、一時3万2000円を下回る場面も見られました。

 下落のきっかけとなったのは、格付け会社フィッチ・レーティングスによる米国債の格下げです。これを受けて米国の長期金利が上昇し、ハイテク株などの売りにつながりました。決算発表が本格化していることから機関投資家が積極的に動きづらい状況だったことも、格下げを手掛かりとしたヘッジファンドの売りの影響が大きくなった要因だったと思われます。(ZAIオンライン)

〇月足
結果的には、7月は陰線で終えました。上向き傾向に変化がみられますので、一旦様子みムードが続くように思えます。

(参照:四季報オンラインチャート)

〇ドル建て日経平均株価チャート

(参照:https://nikkei225jp.com/data/dollar.php)

日銀政策決定会合から、下げ方向へと転換しております。
週末の雇用統計の数値も弱く、利上げよりも、利下げ予想が多くの方が考えられているように感じます。
日本も実質的に、利上げに踏み込んできたので、ドルを売って、円を買うという流れになってきてもおかしくはありません。そうなると、ドル安、円高に動きますので、ドル円チャートも下落という方向が、今後考えられる展開なのではないかとも、思います。
※円安方向にいけばいくほど、海外からみた日経平均は割安にみられます。円高方向に動くほど、割高にみられます。

〇日経平均月別騰落率
2002~2018年の16年間のグラフです。
ただし、2008年のリーマンショックは含まない、実質15年間のグラフになります。

(参照:ほったらかし投資の達人)

8月は、大きく下落傾向にあります。
注意して、相場に挑みましょう。

〇週足
直近の目安としては、32,000円が支持線となっている印象。先週は、その32,000円を意識しているように、反発がみられました。32,000円を割れたら、31,934円が下値目途でのスタイルで相場に向き合いましょう。
直近安値、31,791円を割り込んだら、厳しい展開も視野に入れておきましょう。

(参照:四季報オンラインチャート)

〇日足
25日線が、5日線に交わりそうな形となっています。と、先週お伝えしましたが、完全に割り込んできました。
押し目判断を慎重に行ったほうが、良い展開となってきています。

(参照:四季報オンラインチャート)

日本株の流れがどちらの方向とも今は思えないような方向感となっております。しかし、上がり続ける相場はありません。ですので今回もまた、下落についても頭にいれておきましょう。
 私も短いながら、いろいろなショック安を経験してきました。それでも、なお今があるのは、諦めなかったから。長期的には上がる確率が高い。あくまでも確率ですから絶対はありませんが、そう信じる気持ちが大切。もし万が一、暴落がきたとき、過去の暴落を知ることは大変参考になります。書籍からいただいた情報を今後、振り返り記事を書く際には、毎回載せていこうと考えております。その情報を下記に添付いたします。

(参照:高配当投資入門 監修 長期株式投資氏)

〇過去の出来事からの下値目途
直近日経平均高値 33,772(2023年6月19日)

ITバブル崩壊 
-64% 12,158円

サブプライムローン危機とリーマンショック 
-62% 12,833円

東日本大震災
-18% 27,693円

チャイナショック
-29% 23,978円

ブレグジット
-9%  30,733円

コロナショック
-31% 23,303円

★日経平均の下限=日経平均のBPS×0.8
17,688(BPS)×0.8=14,150円(2023.8.4時点)

下落期間は、その時は長く感じますが、長くても3年。長い長い投資人生を送る中の、ほんの一時期と考えられるかどうかだと思います。その他に関しては、1年3ヶ月を除き、ほぼ短期で脱出しているといえるのではないでしょうか。

◆過去の下落目安(ナスダック総合指数)

(参照:週刊 野村市場展望)

過去のナスダック総合指数の下落をみると、直近高値から約20%下落のパターンと、約30%の下落のパターンがあるように感じ取れます。日本株は、アメリカ株に連動する傾向もありますので、ナスダックの指標でも考えていきましょう。

ナスダック指数直近高値=14,358(7月19日)
20%下落 11,486
30%下落 10,051

◆VIX指数(恐怖指数)

VIX指数とは、米国株価指数のS&P500先物のオプション取引の数値を元に算出され、市場が今後30日間でどのような変動を想定しているかを数値化したものです。
30を超えると、警戒領域。相場は不安定な状態を意味します。
40を超えると、過去の暴落の歴史に刻まれるような状況。

(例)2008年リーマンショック 89.53
  コロナショック       85.47

(参照:https://moneyworld.jp/news/05_00040073_news)

〇VIX指数(2023年8月5日) 17.10

(参照:https://realtime-chart.info/)

◆日経平均騰落レシオ

(参照:https://nikkei225jp.com/data/touraku.php)

騰落レシオとは、〇日間の値上がり銘柄数合計を、〇日間の下がり銘柄数合計で割って求めます。
※騰落レシオで使われる銘柄数のカウントは、東証プライム市場の銘柄を対象としています。

つまり、数字が高い程、値上がりしている銘柄が多い事を示し、低い程、値下がりしている銘柄が多い事を示します。

120%以上が買われすぎ水準と考えられており、70%以下の場合、私は売られすぎと判断しております。

現在は、94%と先々週と変わらずといったところです。

もう少し、詳しく、私が愛用しているものでみていきましょう。

□日経平均チャート

(参照:マネックス証券)

日経平均チャートの下チャートに示されるものが、騰落レシオに関するチャートです。赤線付近が高値圏で、おおよそ推移し、その後下落をするという傾向がみられ、私の中では、非常に信憑性があります。現時点では上下はっきりしない展開だと私は考えております。全体的には、打診を検討しても良いのではという印象を受けます。

以下、市場別の状況です。

(参照:マネックス証券)

市場別騰落レシオ
□東証プライム   94%
□東証スタンダード 100%
□東証グロース   79%

□東証プライム   94%

(参照:マネックス証券)

□東証スタンダード 100%

(参照:マネックス証券)

□東証グロース    79%

(参照:マネックス証券)

〇全市場、小幅反発からの下落という流れとなっております。グロースは3月からの傾向から反発するラインにいるように見受けられるので、様子を見ながら押し目を狙っていくスタンスをとりたいと考えております。

◆海外投資家

(参照:https://nikkeiyosoku.com/overseas_trend/2023/)
(参照:https://nikkeiyosoku.com/overseas_trend/2023/)

〇7月4週は738億円の買い越し。
12週連続の買い越しから、一転売り越しに変化しました。しかし、再度買い越しに転じ、5週連続の買い越しになりました。強い、根強い需要があるんだと再認識できました。さらに、金曜夜から、円安方向に進んでいるので、海外からみる日経平均は割安にみられ、さらに買い需要が高まるのか、今後の動向も注目されます。

□経済指標の振り返り
8月1日(火) アメリカ・ISM製造業景気指数 07月
ISM(Institute for Supply Management:供給管理協会)が全米の製造業350社の購買担当役員に対するアンケート調査を実施し、その結果を基に作成する景況感を表す指数。景気の先行指標として注目されている。
                                                           ↓
[ワシントン 1日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が1日発表した7月の製造業景気指数は46.4と、2020年5月以来の低水準だった前月の46.0から改善した。ただ、予想の46.8に届かなかったほか、拡大・縮小の分岐点となる50を9カ月連続で下回った。

8月4日(金) アメリカ・雇用統計 07月
米労働省労働統計局(BLS)が、米国の労働者の雇用状況を調査した指標。
                                                           ↓
[ワシントン 4日 ロイター] - 米労働省が4日発表した7月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数の伸びは予想を下回ったものの、賃金は底堅い伸びを維持、失業率も低下し、労働市場の引き締まり継続を示唆した。

◆今週のスケジュール

□米国

(参照:マネックス証券 経済指標カレンダー)

□日本

(参照:マネックス証券 経済指標カレンダー)

□欧州

(参照:マネックス証券 経済指標カレンダー)

米国の動向により、世界株価が左右する影響が大きいので、下記に重要だと判断される指標をまとめます。指標により、地合いが左右される場合もありますので、当日にポジションをおとすなり、リスク管理ができるよう、経済指標も頭にいれていきたいところです。

□米国・その他
8月10日(木) アメリカ・消費者物価指数 07月
米労働省労働統計局(BLS)が、都市部の消費者が購入する商品やサービスの価格の変化を調査して指数化したもの。変動が激しい食品とエネルギー価格を除いたコア部分の指数も同時に発表される。

8月11日(金)  アメリカ・生産者物価指数 07月
米国内製造業者の販売品目(約1万品目)について、価格を測定した指数(1982年=100)。指数の変化(前月比・前年比)の形で報じられることが多い。

◆今週のポイント

・11日(金)祝日の為、休場
・アメリカ国債の格下げの懸念
・CPIの動向による、相場波乱

今週も、社会人不適合者が、夢を叶える為に、株と向き合います。

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