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マカオからの訪日旅行。車椅子でも温泉旅行へ連れて行きたい。大分別府・湯布院への移動サポート。

新型コロナウイルスの影響により、世界中の人々が自由な行き来を制限されてしまいましたが、早く元の状態に戻ってほしいと願う今日この頃です。

今回ご紹介するのは民間救急業務での数年前の事。我が社もグローバル化の一歩へ踏み出したぞ❗️と感じたお仕事でした。

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車椅子のおばあちゃんを連れて、な、な、な〜んとマカオから旅行したいとの事。福岡空港でお迎えした後、大分別府・湯布院を観光して湯布院にて宿泊。翌日は福岡へ戻りながらぶどう狩りなどを楽しみ、福岡タワーを観光すると言うスケジュールです。介護旅行の事業所さまよりご依頼を頂きました。

ファミリーの代表者・Lさんは日本語が上手な方です。英語も喋ることが出来るtrilingualです。(カッコええー)

当日空港へお迎えに上がると元気な声で、「こんにちは。Lと言います。よろしくお願いします。」

丁寧に日本語で話して下さいました。こんな親しみやすい雰囲気のLさんとの移動中の会話では盛り上がり、図々しくもすぐにお願い事をしてしまいました。

私は少々英会話が出来ますがスキルアップしたいと思ってましたので道中の会話をLさんには英語でお願いしたのです。どうしてもお互いの通じていないと感じたら日本語で話す。

こんな願いを快く受けて、語学勉強しながらの介護付き旅行へと出発しました。

Lさんは日本が大好きで年に数回来られてました。私よりも日本の観光地に詳しく、私が教えて頂いたところも沢山ありました。福岡市内のホテルを午前中出発した我々は昼食を別府にて頂くことになりました。ご好意で私も同席させて頂きましたが、たどり着いた場所は別府名物の地獄蒸し料理。

別府の豊富な温泉から出る湯気を利用して野菜や海鮮、肉などを蒸してアツアツの状態で頂くのです。温泉蒸しは普通の蒸し料理とは違うテイストがあり、どれも美味しく頂きました。私も別府には個人的に何度も訪れましたがここのお店は本格的な蒸し料理でしたよ。

Lさんたちもご満足の様でした。Lさんや他のご家族様はとても親切な方々。仕事で付き添っているにもかかわらず私の事まで考えて下さいました。これには感動しました。

そこから向かった先は別府の観光名所である、地獄巡りです。各場所でさまざまな温泉からの湯気や熱気で様々な地形を見る事が出来ます。私は入り口までおばあちゃんをお連れして、入場は皆さんで入られました。

地獄巡りが終わると次はお宿がある湯布院へ。旅館へ行く前にもう一度降りて散策です。湯布院の街中はお洒落で美味しい食べ物やスイーツなどが並んでいるのでご一行様疲れも見せずに楽しそうにしておられました。私もそれでこその楽しいガイドです。

そして旅館へとお連れして私は近くの旅館にてステイしました。ここで私の本日の出番は終了です。一人で居酒屋に行き、楽しい時間を過ごさせていただきました。湯布院では夜はそんなににぎやかではないのですが、安心して飲食出来るイメージです。

ここで、車椅子の方を旅行へ連れて行く為のポイントをご紹介。

1,旅行したい場所・目的が明確になったらまずはバリアフリー情報を取得しましょう。

1泊二日など宿泊を要する場合に必須なのが、宿泊所のバリアフリー情報。公のものですと「○○バリアフリーツアーセンター」という障がい者にやさしい観光案内をしている団体がございます。こういったところで車椅子の方が宿泊可能な施設をリサーチしましょう。今回宿泊された温泉旅館は、こちらです。

周辺の観光地も同様です。リサーチすると以外にバリアフリー化された施設・観光地は多いものです。車椅子での地獄巡りも可能です。

2,食事と排泄の場所を考えよう。

旅行に行く際に悩みの種になり得るのが食事と排泄では無いでしょうか?車椅子での旅行では道中も含めた旅程表を作成して、車椅子の方が定期的に排泄できるよう多目的トイレの有無を予めリサーチしておく方が良いです。

食事も同様です。今は車椅子の方でも飲食店側に理解が増えてきましたので意外と車椅子のまま食事を取る事が可能な飲食店が増えました。家族だけの時間を楽しみたいのであれば事前チェックして予約する事をおすすめします。予約が取れないけど是非行ってみたいというような飲食店なら食事時間のピーク時よりずらして行く事にしましょう。今回別府で利用されたところは予約はしてませんでしたが「地獄蒸し」という、温泉の蒸気で自分達が蒸した野菜などを食べる事が出来る『体験型レストラン』でしたので待っている間も楽しそうでした。


話は戻りますが。

迎えた翌朝。Lさんご一行様をお連れしてぶどう狩りへ。この様な体験はマカオでは味わえない様で、楽しいお時間を満喫しました。

おかえりの際、空港で小ボトルですが日本酒をプレゼント。大変喜んでくれました。また、お会いできます様に。


もしもよろしければ皆さまのサポートを頂けたらとてもありがたいです。