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医療用酸素が必要な方の移送に関して。

民間救急では、よく医療用酸素が必要な方を転院搬送させて頂くことが多いのですが、医療用酸素は流量といって、その方へ流し込む酸素の量は予めお医者さまの指示によって決められております。少量ならば0.5リッター、多くなると
15リッターもの酸素が身体に必要となります。

また、流量により酸素を体へ送り込むチューブなども変化します。本当に様々なものがあるのでいつも勉強しなければならないのですが、
少ない方(〜4リッター程度)は両鼻の入り口にフィットする様な透明の管が、それ以上の流量は、鼻とお口の周りをカバーする様なマスク状のものがあります。

いずれも患者さまの搬送中にはしっかりとした観察が必要であり、万が一患者さまに呼吸困難や、意識が朦朧とされたりなどの症状が出た場合に備えて、看護師などの医療従事者を搭乗させる事が望ましいと言えます。
なぜならば患者さまの容体に変化があった場合には、担当医の先生に連絡をとり、酸素の流量を変える必要があることも出てきます。しかし、酸素流量は医療従事者でなければ勝手に扱う事は出来ないのです。

ちなみになんですが、この酸素の量を多量にすると、こんなすごい感じになります。この動画をご覧ください。

これは15リッター流している画像です。まるで高濃度炭酸を彷彿とさせます。ちなみに酸素は引火性がありますので絶対に【火気厳禁】です。

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民間救急ではこの様な酸素を必要とする方への安心安全な移動サポートを行っています。



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