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デザイナーに依頼する時に知っておきたい6つのポイント

デザインの仕事を頼みたいけれど、社内にデザイナーがいない、外部のデザイナーにお願いしたい場面があると思います。
しかし、依頼してみるとうまくいかなかったり、そもそもどう伝えればいいか分からないといった経験はありませんか?
デザインを依頼する際には、依頼する側も気をつけておくべきポイントがあります。
曖昧な内容を伝えてしまうと、思っていたものと違うデザインがあがってきたり、お互いに不満を抱えた状態で進行することになります。
今回は、依頼者とデザイナーが納得しながら仕事をする上で必要な6つのポイントをご紹介します。

ターゲットと目的を共有する

デザインを依頼したいということは、何かしら目的や課題が頭の中にあるのではないでしょうか?

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デザインは見た目を整えるだけではなく、依頼者の頭の中にある課題を解決することです。
そのためにまずは考えていることを書き出してみましょう。
書き出すときは以下の2つについて考えてみてください。

・誰のために(ターゲット)作るのか
 商品やサービスによってターゲットは様々です。
 ターゲットを絞ることでどういったイメージを作れば良いのかが明確になります。
・どういった目的で作るのか(どんな課題があるのか)
 デザインは課題解決ですから、なにか目的や課題があって作ることが前提です。
 いま困っていることや課題に感じていることを箇条書きで書いてみましょう。

また、上に加えて、「ゴール設定(デザインを作った結果、何を得たいのか)」も一緒に考えることで、出来上がったデザインの良し悪しを判断することができます。
集客力アップ、認知力アップなど、ゴールによってデザインの方向性が決まってくるためです。

どんなデザインを依頼したいか

どんなデザインにしたいかイメージについて話す際、「かっこいい」「爽やか」といった抽象的な言葉はデザイナーを困らせてしまいます。
「かっこいい」から連想できるイメージは人によって様々なため、参考になるイメージを用いて、依頼者とデザイナーが考える「かっこいい」をすり合わせます。

また、「おまかせ」や「デザイナーのセンスで」なども注意です。
目的とゴールでもお伝えしたように、デザインは見た目を整えるだけではありません。
課題を解決するためには依頼者の思いや考えをしっかりと伝える必要があります。
言葉にすることが難しいようでしたら、日本カラーデザイン研究所に掲載されているイメージスケールを用いてデザイナーと一緒に考えてみてください。

その他、会社のブランドガイドラインや使って欲しい素材がある場合は事前に共有します。
素材提供のときに気をつけることは元データを渡すことです。
元データとは解像度が高いデータのことを指します。
ロゴやデザインデータは.ai(Illustrator)や.psd(Photoshop)、写真素材は.jpgや.rawが一般的です。
渡すデータによって形式が違うため、使ってほしい素材があるけれど、どんなデータを渡したらいいか分からない場合はデザイナーに相談してみてください。

伝わりやすい修正指示

誤った修正指示で多く見受けられるのが、「青いボタンを赤くして」「もっと目立たせて」など曖昧で主観的な指示です。
色の選択や何をどのように目立たせるかはデザイナーの仕事です。

出来上がったデザインに対して気になる点がある場合は、まず目的やゴールに立ち戻ります。
目的に沿っているか、ゴールが達成できるかでデザインを判断してみてください。
その上で、気になる部分があれば「どの部分が」「どのように気になるのか」を伝えましょう。

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また、修正回数は2〜3回を限度と考えているデザイナーが一般的だと思います。
何度も細かい修正があるとデザイナーも疲弊してしまうため、依頼を始める前に修正回数を決めておくといいでしょう。

時間・クオリティ・コストを考慮する

デザインを依頼する際によく聞くのが「明日までに」「予算内でやってほしいがクオリティは妥協したくない」といった内容です。
デザイン作業には「時間」「クオリティ」「コスト」の3つの軸があります。
クオリティが高いものを求めれば、コストと時間がかかります。
短納期なら、クオリティを妥協するか、コストを上げてクオリティを担保する必要があります。
すべての軸が依頼者にとって最高の条件で満たされることはありません。
3つの軸から取捨選択して、どれが妥協できる・できないを考えてみてください。

依頼・修正内容の明文化

依頼者とデザイナーのトラブルの1つに「言った、言わない」があります。
トラブルを回避するために、依頼内容や修正内容、また進行途中に発生したやりとりは必ず文書にして常にお互いが確認できる状態にしましょう。

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また、口頭の会話をメモする際は、誰が発言したかも併せてメモします。
これも「誰が言ったか」の責任の所在を明らかにするためです。
しっかり情報共有し、責任範囲を明確にするることでトラブルなく進行することが出来ます。

お互いが気持ちよく仕事をするために

最後に、以下のポイントを押さえることで、デザイナーへの依頼がスムーズになります。

・目的とゴールを具体的にする
・どんなイメージのデザインにしたいか共通認識を持つ
・ブランドガイドラインや使ってほしい素材がある場合は事前共有する
・修正指示は細かいパーツではなく、依頼内容の大枠から考える
・時間・クオリティ・コストの3つの軸のバランスを見る
・情報共有と責任範囲を明確にする

デザインについて分からない場合、デザイナーに全ておまかせしたいとなるかもしれませんが、依頼する側から具体的な情報を提供することでデザインのクオリティアップや修正回数を減らすことが期待できます。
お互いの考えを理解し歩み寄ることが依頼を成功させる秘訣です。

依頼したいけれど迷っている方は、本記事を参考にまとめてみてはいかがでしょうか。


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