県職員、けん。「ぼくが県庁をやめるまで」

瀬戸内のとある県職員/地域課題の解決(「子ども」「インバウンド」「企業・組織の経営」)…

県職員、けん。「ぼくが県庁をやめるまで」

瀬戸内のとある県職員/地域課題の解決(「子ども」「インバウンド」「企業・組織の経営」)に関心あり/強制加入PTAを改革→加入率90%超を維持/「子ども会」というハコを使って子どもが希望の持てる社会をつくりたい/行政と民間の垣根をぶっ壊したい/中小企業診断士/准認定ファンドレイザー

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「あなたはだあれ?」「・・・さあ、何でしょう」自己紹介って難しい

初めまして!県職員、けんと申します。 42歳、男性、3人の子どもを持つ父親です。 これだけで、 もう自己紹介の8割くらいが済んだ気になっていたのが 10年ほど前でした。 今、ぼくは2種類の名刺を持っています。 1つは、職場で支給された名刺。 そしてもう1つは、自費で作った名刺です。 おもて?面は、職場の名称や役職を書いていますが、 うら?面には、プライベートでの活動に関する 6つの肩書きを載せています。 子ども会、PTA、子ども食堂、 インバウンド、中小企業診断士、フ

    • ここぞというときに寄り添える人になりたい #31

      昨日、お世話になっている人生の先輩に、 「折り入ってお話ししたいことがあるんですが」 とメッセージを送ったところ、 「今日なら6時からオッケー」 とすぐに返信があり、 き、今日??と少し驚きながらも 約束をして、お伺いしました。 お話しした内容は まあまあ重い?ものだったんですが、 先輩は小さくうなづきながら うんうんと聞いてくださり、 「そうかー。つらかったな。しんどかったな」 と声をかけてくれました。 その後、先輩は、 たぶんヘビーな話だろうから 自分以外の人間がいな

      • 両足でケンケンパしたっていい #30

        今日は市の子ども会のイベントを 手伝っています。 いろんな遊びを スタンプラリーで回っていく中の、 ケンケンパの受付を担当。 よちよちの子から、 6年生まで、 いろんな子が変わるがわる チャレンジします。 スムーズに足が運ぶ子。 勢いで輪っかからはみ出る子。 ゆっくりと、確かめながら進む子。 中には、 両足を使う子もいます。 親が 「片足でしないと」 と声かけするときもありますが、 ぼくは思いっきり 「いいねー!できてるよ!」 「最高!ナイスぅー!」 と勇気づけます。

        • 親として見せる背中に書いた2つのこと~子どもは親の「言うとおり」ではなく、親の「とおり」に育つ~ #29

          今日の木下斉さんのVoicyで おっしゃっていたことです。 「子どもは親の「言うとおり」 ではなく、 親の「とおり」に育つ」 子どもに求めることを 私たち親がまずできているか。 それが問われていると思います。 ぼくはこれまで、 2つのことを背中で子どもに 示してきました。 1つ目は、 「学び続けること」。 自分の知らない、 経験したことのない状況に直面しても、 それを乗り越えるために。 困っている誰かの力になるために。 新しいことを常に学ぶ姿勢を 持ち続けるよう

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          「インボイス≠適格請求書」通関できなかった100箱の〇〇〇 #28

          以前、韓国からのインバウンドの誘客を 担当していたときに、 現地のイベントで来場者に 「うどん」を配ることになりました。 3人前のうどんが箱に入った 半生うどんを、 確か100箱以上用意して、 段ボールに梱包し、 イベントの前に国際郵便で発送。 そのときに、 初めてインボイスなるものが 必要なことを知りました。 (今「インボイス」といえば、 消費税についての適格請求書を 思い浮かべる人がほとんどですね) 慣れない英語で記入し、 発送して「やれやれ」と 思っていた数日後。

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          誰のための「平等」か。シルバー民主主義を打ち破るために #27

          木下斉さんのVoicyを聴いていると、 シルバー民主主義という言葉が たまに出てきます。 高齢者優遇の施策がとられて、 必要な改革が行われない政治のことを指します。 ぼくの高校の同級生が、 飲み会の席でこんなことを言いました。 「オレが総理大臣になったら、 年代別に国会議員の議席数を割り当てて、 その議席数は若年層ほど多くする」 ぼくは なるほどなと思いました。 人口で言えば、 圧倒的に老年層が多い日本。 ただでさえ 人数のボリュームがあるのに、 選挙の投票率もお

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          【入学説明会に来る保護者のうち父親は○%】多様性や男女共同参画について子どもに説く前にやるべきこと #26

          今日は、 うちの子が通う小学校の 新入生の保護者向け説明会に 出席してきました。 ぼくは PTAの副会長でもありますが、 本業(?)は、 子ども会育成連絡協議会の会長です。 その子ども会の 組織や活動を説明するために、 出席してきました。 毎年、この時期に 説明会があるんですが、 出席する保護者の方々を見て 感じることがあります。 それは、 父親(男性)が 圧倒的に少ないということです。 今日見た限りでは、 父親は 全体の1割にも満たなかったと 思います。 でも、

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          「○い人より○い人になれ」子どもは大人の生き様と在り方を見ている #25

          高校3年生の長女が、 先週末、 大学入学共通テストを 受験しました。 長女は、 ある大学に合格し、 入学手続きも 終えています。 なのに、 なぜ共通テストを 受けたのか? 「学校の先生から 受けるように言われたから」 です。 不服そうな長女に話を聞くと、 ・卒業までだらけてしまう ・まだ進学先が決まってない生徒に  よくない影響がある といった理由から、 受験するように指導されたと。 はあ? 何言よんや? 本人が受けたいならともかく、 受けたくもないテストを そん

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          牧野富太郎が大切にした「〇〇的思考」#24

          以前、 高知県立牧野植物園に行ったときに 印象に残ったのが、 様々な種類の草木や花もそうですが、 牧野富太郎の生きざま、 人間としての在り方でした。 授業に飽き足らず、 14歳で当時の小学校を自主退学し、 翌年には その小学校の臨時教員となるという、 型破りな経歴もさることながら、 少年時代(18歳~20歳頃)に 植物学を志すようになった頃の 勉強心得である 「赭鞭一撻(しゃべんいったつ)」を知り、 ぼくは大変感銘を受けました。 赭鞭一撻は 15の項目から構成されますが、

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          60%が66%に「6%」増加? #23

          昔、県内のホテルの 客室稼働率について 上司に説明したときの話です。 「先月の稼働率は66%で、 前年同月の60%から 6ポイント増加しました」 「けんさん、それは 6%の増加だよね」 「えっ?いや、 6ポイントですね」 「いやいや、60%が 66%になったんだから 6%増加だろう」 皆さんは わかりますよね? 60%の6%は 3.6%になります。 パーセントという 割合の変化量を 絶対値で示すために、 ポイントが使われるのです。 線分図や棒グラフで 説明しま

          「周りが何をしているか」に注意を払うことで得られる3つのもの

          もう21年ほど前になりますが、 県庁に入った頃、 直属の上司ではない方から 言われた言葉があります。 「けんさん、 周りの人が何をしよるか よーに見ときまいよ」 すみません、方言丸出しなので、 共通語に訳しますと、 「けんさん、 周りの人が何をしてるか よく見ておきなさいよ」 これを言われたときは、 なぜこの言葉をかけてくれたのか わかりませんでした。 でも、 これを実行するうちに、 ぼくは3つのものを得ることが できたのです。 1つ目は、 危険察知能力。 「上

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          韓国の空港はキムチの匂い。なら、日本の空港の匂いは?

          早いもので、 初めて韓国を訪れてから 今月で丸10年になりました。 最初に降りたったのは、 確か仁川国際空港 (インチョンクッチェコンハン) だったと思います。 飛行機から出て、 入国審査に向かう中 「・・・これって、何の匂い?」 別の出張で、 金浦空港(キンポコンハン)に 到着したときも 同じような匂いがしたのを 覚えています。 「これはたぶん、キムチだな」 ぼくは普段から 家で結構キムチを食べるほうで、 冷蔵庫には必ずストックが あるくらいでした。 (好みは、水

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          議事録書き起こしからの解放。「AutoMemo」は現時点でのベストアンサーだ

          会議が終わると、 下っ端は議事録を作成する。 どの組織でも よくあることだと思います。 我が役所でも、 みんな議事録を作るのが大好き(?)で、 発言を一言一句書き起こして 何十ページにも及ぶ ちょっとした読み物が できあがります。 (決まったことや要点だけ 箇条書きではなく、 一言一句再現するのは 役所だけかもですね。 いや、うちだけ?) この、文字起こしに費やしている時間、 本当に無駄ですよね。 付加価値を生まない作業。 以前から、 なんとかできないものかと、 Go

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          持続可能な「旗当番」にするために取り組んだこと

          今朝は、 「旗当番」に行ってきました。 小学生の登校を見守る「旗当番」。 地域によって 呼び方は異なると思いますが、 多くの小学校で以前から 行われています。 ぼくの子どもが通う小学校でも、 PTA活動の一環として、 保護者が交代で 旗を持って交差点に立ち、 子どもたちの登校を 見守ってきました。 何より、 子どもの安全に関わることなので、 保護者の関心も高く、 頻度は学期に2回程度ですが、 多くの方が時間を割いて 協力しています。 一方で、過去には、 その実施方法に

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          「のど自慢」に出場できるのは、○のある人

          子どもの頃から 歌うのが好きで、 いつかNHKの「のど自慢」に 出場できたらいいなと 思っていました。 そう思っていた約5年前、 地元に「のど自慢」が来ることに! 早速、歌いたい曲と その曲にまつわる エピソードなどを添えて 応募しました。 すると、 なんと書類審査に通過! 予選会に参加できることに! 予選会は、 本番の前日に、 本番と同じ会場で 行われました。 会場の外では、 公式のど自慢グッズ(前掛けも!)の 販売もありました。 1,000組ほどの応募者の中か

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          【コーチングって、すごい。】できていないことに目を向ける○○法ではなく、できることを探す○○法

          ぼくがコーチングスクールで 半年間学んだ内容を 少しずつお伝えしていきます。 今回は 「スケーリング」です。 スケーリングとは、 点数を使って ある状態を表現する技術です。 例えば、 コーチングを受ける相手 (クライアント)に、 「こうなっていたら最高!」 という状態を思い浮かべてもらって、 その状態を仮に10点満点とし、 現状が何点かを教えてもらいます。 「2点かなー」 というような回答が返ってくるので、 その2点の中身を 具体的に聞いていきます。 すると、 今ク

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