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音楽を楽しむスピリチュアル再現

日本の文化芸術の良さは、世界的にも優れていると思います。
茶道や書道や能楽などは、現代アートと共存するほど洗練されてます。
自然と調和した建築、絵画、料理。
職人技術の、陶芸、漆芸、織物など、精神性まで美意識の融合です。

しかし、私が思う、西洋に完敗している分野があります。
音楽です

日本の音楽は、雅楽から声明、能楽や歌舞伎での鼓や三味線、箏曲や尺八など独自の発展をして来ました。
西洋では、グレゴリオ聖歌あたりまでは同様でしたが、ある発明の後の発展が凄まじいです。
楽譜です

五線譜という発明で、音を言語化したように、音の高さとリズムを正確に示すことができるようになりました。
バロック音楽は複雑な対位法と和声の発展が見られます。
楽譜により、音楽を視覚的に記録し、正確に再現し、作曲家やアーティストは自分の作品を正確に残し、他の演奏者がその曲を再現できるようになりました。
複数の異なる楽器の協奏ができ、弦楽器と管楽器と楽器が発展し、和音と旋律を、楽譜という設計図を確立することで複雑化が可能になりました

演劇と声楽を融合して大規模化にもなり、さらに植民地からリズム音楽が加わり現代音楽へ発展しました。
楽譜からです。楽譜は言語の壁を越え、音楽語となったのです。

一方、日本の伝統音楽の記譜法は、各楽器の形式に特化してます。
五線譜のように音楽を完全に記録するものではなく、文字や記号を使った演奏の指示を示すためのものでした。
師匠から弟子へと直接伝えられてる口伝によって伝承されました。
これにより、日本の伝統音楽から現代音楽へと発展は難しく、ほとんどが西洋音楽ルーツのものとなりました。

以上が私の考察で、音楽大学の音楽史や、人類学の文化史では、もっと正確に分析しているでしょう。


ここで私は思います。
チャネリング情報やスピリチュアル情報も、楽譜のように観念を記号化したりできると、人類共通の体系化され、正確に再現できると思います
まだまだ個々人の解釈になり、同じ話を聞いても別の理解になったりして共通語になれてません。
楽譜が音楽の複雑な情報を体系的に表現するのと同様に、チャネリングの記号化は、抽象的なスピリチュアルメッセージを具体的に伝えるための方法となります。これにより、メッセージの保存性と理解が向上し、共通語になると思います。
現代のスピリチュアルは、日本伝統音楽の口伝のような感じです。


現代は、楽譜をコンピュータで読み書きできる形にする技術の開発が盛んに行われ、演奏データを機器間で転送・共有するための共通規格MIDIなどあります。楽譜作成ソフトウェアの開発でアウトプットも容易です。

楽譜を読み取り、楽器演奏も熟練度に寄ります。
チャネリング楽譜が発明され、転送アウトプット技術により、誰もが安易にスピリチュアル再現する、そんな楽しみ方が出来る世の中を期待します。


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