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【書籍紹介】やらない決意

皆さんは何かはじめようとした時長続きしますか?
ダイエット、筋トレ、資格の勉強など長続きしますか?
やらないといけない!」と頭ではわかっているので3日坊主になってしまう事も多くないですか?
今回はダイエットにも仕事にも恋愛にも使える『やらない決意』についてご紹介しようと思います。

1.『やらない決意』とは


『やらない決意』とは筆者の井口晃さんが『やらない事を決める重要性』について書いた本です。
何かをやるには『意思エネルギー』を使います。
やらないといけない事が多いとこの意思エネルギーを使いすぎてしまい、必要なことができなくなってしまいます。
このことから本書のはじめには『大切なのは「何をやるか」ではなく「何をやらないか」なのです。』と書かれています。
さらにお金・時間・人間関係・常識の4つについてやらない事を決意する重要性が語られています。

2.『やらない決意』のポイント

①目標を紙に書いても成功しない

あなたは何か成し遂げたい事があるとき『目標を書いて見えるところに貼ればいい』と聞いたことはありませんか?
志望校合格とかよくはられているイメージですよね(笑)
でも実はこれが間違っています。
この本では意思エネルギーによって人は動かされると書かれています。
そのため『目標を書いて見えるところに貼る』という決意と行動に意思エネルギーが消費されてしまいます。
このような意思エネルギーの無駄使いをしてはいけません。
ではどうすれば意思エネルギーを有効に使えるのか?
まずはたった1つのことに集中してみて下さい。
やることを一つ決めてそれ以外をやらないようにするのです。

②時間に振り回されないために

あなたは日々時間に追われていませんか?
自分で計画を立てて動いているのに時間がないという人ほど、他人のスケジュールに振り回されています。
起きてすぐにメールやSNSをチェックしていませんか?
『メールで予定を狂わされる』『SNSで考えが変わってしまう』なんてことは良く起こります。
まずは自分のスケジュールを最優先にして、時間が余ったらメールやSNSをチェックしましょう。
また決断の回数を減らす方法として『ルーティーンをつくる』といいでしょう。
毎日習慣として無意識にやることを作ると、意思エネルギーを使う回数を射減らすことが出来ます。

③人間関係で悩まないために

人間関係でのやめるポイントは『苦手な人との関係をやめる』という事です。
あなたは苦手な人と無理に付き合っていませんか?
苦手な人とコミュニケーションをとることは、それだけで意思エネルギーを消費してしまいます。
なので我慢をして人と付き合う事をやめましょう
苦手な人はためらわずブロックしてください。
現代はインターネットの普及で自分に合ったコミュニティに入ることが容易になりました。
無理して人付き合いをしなくても自分に合った人間関係の中で生きていくことが出来ます。
またコミュニケーション能力が低くて、人間関係に苦労している人もいるでしょう。
しかしコミュニケーション能力が低くても、IT社会の今は気にする必要がありません。
人とコミュニケーションをとるときは
・短く端的にまとめる
・相手の意見を否定しない
・個人的な経験を交える
この3つを意識する事で好印象を持ってもらえます。
自分のコミュニケーション能力が低くて悩んでいる人は、話をするときに意識してみて下さい。

④お金に支配されないために

あなたは物を買う時に自分で選択していますか?
「毎月カードの請求が思ったより多い」「ついつい無駄使いをしてしまう」そんな方はお金についても主体的な決断が出来ていません。
そんな方におすすめの方法は
・クレジットカードを封印する
・バーゲン品、お買い得品は買わない
・お金で解決できることにはお金を払う

の3つです。
クレジットカードは自分のキャパ以上の買い物をしてしまう原因です。
いま必要でないものも買ってしまいます。
バーゲン品、お買い得品も自分の判断が揺るがされて、不必要なものを買ってしまう原因です。
「安くなっているから買おう」「お得だから買っておこう」なんて思考になっていると、すでに売る側の戦略にハマっています。
そして意外と思われるかもしれませんが、お金で解決できることにはお金を払いましょう
世の中の多くのことはお金を払えば何とかなります。
「疲れてきたらリラックスするためにお金を払う」「待ち時間を減らすためにお金を払う」「ダイエットが続かなければお金を払ってトレーナーを雇う」などお金を払う事で成功に近づけるなら、払ってしまいましょう。
これがお金の上手な使い方です。

⑤常識に束縛されないために

この本の最後は『常識の無駄』をやめることについて書かれています。
現代の社会の常識は、親世代の考えをもとに作られています。
大企業のサラリーマンや公務員は勝ち組で、銀行にお金を預ける事が当たり前、結婚をしないと負け組扱い。
今の社会はどうでしょうか?
転職・副業が当たり前、貯金よりも投資をしている人の方が資産を増やしている、結婚しない人も多い。
社会の形が変わってきているのに、古い常識にとらわれる必要はありません。
一度今あなたが常識だと思っていることを疑ってみましょう。
そしてその常識をやめてみて下さい。
きっと新しい景色が見えてくるはずです。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。
今まで『やらないといけない事』にとらわれすぎていた方は考え方を変えることが出来るいい本だと思います
5つのポイントに分けてご紹介しましたが、この本ではもっと多くのことが書かれています。
「時間や仕事、人間関係に追われて自由がない」という人は是非読んでいただきたい1冊になります。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
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