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自分を休ませる練習

皆さんはちゃんと休めていますか?
日々の仕事に疲れて、休日も上手く休めないと体や精神に異常をきたしてしまいます。
老若男女とわず無理をすることが当たり前になっている人が多いです。
今回は無理をしがちでうまく休むことが出来ない方におすすめの本をご紹介します。

1.『自分を休ませる練習』とは?

本書では医師である矢作直樹さんによって自分の心と身体を大切にし、休ませる方法が記されています。
キーワードは『マインドフルネス』。
筆者は心と身体を休ませる方法として、マインドフルネスが重要であると述べています。
難しい事ではなくだれでもできる方法で書かれているので、すぐに実践できます。

2.『自分を休ませる練習』のポイント

①やわらかな心

やわらかな心は褒める事から始まります。
無理をしすぎる人は自分に厳しくしすぎることが多いです。
まずは頑張っている自分を褒めて下さい。
小さい事でもいいし、頑張っている事に対してでもいいです。
次に親しい人、近しい人を褒めて下さい。
家族や友人に「いつもありがとう」という感謝の気持ちを伝えるだけでいいんです。
そうする事で褒めた方も褒められた方も心が柔らかくなります。

②すこやかなからだ

すこやかなからだを維持するために、からだの声に耳を傾けることが重要です。
ポイントは
1.からだの各部位を意識する
2.からだの声に耳を澄ませる
という事です。
各部位を意識してその部分の声に耳を澄ませましょう。
なにか異常を感じた場合は、身体が休ませて欲しいと言っているんです。
調子が悪いときに休ませる癖をつけないと、不調を繰り返す身体になってしまいます。
からだの小さなサインに気づくことが、すこやかなからだを維持するポイントです。

③ほどよい暮らし

日常生活を変えることもすこやかなからだを作るのに大切な事です。
なにごとも「ほどほど」を意識しましょう。
からだは使わないとだめですが、使いすぎてもいけません。
仕事で疲れているのに、休日ジムでハードなトレーニングをする必要はございません。
しかし全く体を動かさないのも良くないですよね。
例えば『エレベータを使う回数を減らして階段を使う頻度を増やす』といった事や『一駅前で降りて家まで歩く』という事など、日常生活で無理なくできるほどよい事を考えましょう。
食事でも同様です。
1.食べ過ぎない
2.執着しない
3.よく噛む

この3つを意識する事で健康的なからだに近づくことが出来ます。
食事も自分の身体に合ったほどよい量をとりましょう。

④ありのままの感覚

あなたは最近自然を美しさを感じましたか?
空を見上げて美しいと感じましたか?
ここでは「道端に生えている草花に気づかなくなったら、人間はおしまい」という言葉が紹介されています。
言い過ぎのような気もしますが、確かに自然の美しさの気づかない生活は寂しいです。
忙しいときほど、道端の花や草木などの自然に目を向けてみましょう。
またスマホや地面を見て歩くのではなく、空を見上げてみて下さい。
青い空、流れる雲、虹や夕焼けに美しさを感じる事でありのままの感覚を取り戻すことが出来ます。

⑤自然の中の自分

パソコンやスマホをたまにはお休みする事も大切です。
パソコンやスマホを使い調べる事で簡単に情報が手に入る現代、自分で物事を考える機会が減ってしまいます。
何か疑問に思った事はまず自分で考える癖を作りましょう
そして綺麗な景色も画像や動画で見るのではなく、自分の目で見て感じましょう。
そうする事で自分の感性も磨かれます。

⑥『今』に意識を取り戻す。

もっとも重要で、必要な事として『今を感じ、いまを楽しみ、今に意識を取り戻す事』があげられます。
自分が好きなこと、やってて楽しい事なら集中できますよね。
好きなことに集中する事も大事です。
そして集中できる場所、自分の時間も作りましょう。
自宅で物事に集中できる環境を作ることも大切です。
なにより自分の時間をとることが出来なければ、物事に集中することはできません。
今を楽しめる環境を作ることが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は休み事についてトレーニングする書籍を紹介しました。
確かに頑張りすぎる人は、休むことが苦手なイメージがあります。
この本には他にもたくさん休むことの練習方法が書かれています。
「最近無理して働きすぎてるな」
「休日があっても体の疲れが取れない」
「自分を休める事が苦手」
こんな人は是非読んでください。
読んで実践する事で、たった一つしかない自分の身体をいたわることが出来ます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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