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#「マインドフルネス」を1万人以上に届けてきた2児の父/仕事と家庭を両立しマインドフルに過ごすための「自分と向き合う習慣」


教えてみんなの「自分と向き合う習慣」vol.5の開催レポート!
 忙しい毎日の中でも自分らしく活躍している人は、いったいどんな「自分と向き合う時間」を取り入れているのか。「自分に合う、自分と向き合う方法」を見つけるためのヒントを得るために、毎月1回、様々なゲストに突撃インタビューという形でお話を聞いていきます!
 第5回目の今回は、ヤフー株式会社にてマインドフルネスの企画展開を行い、これまでに社内外に1万人以上に届け、2020年個人事業で独立後もポートフォリオキャリアを実践しながら、さすらいのマインドフルネス・メッセンジャーとして幅広く活動されている中村さんをゲストにお迎えしお話をお伺いしました。



ーーはじめに自己紹介をお願いします

 みなさんこんにちは、中村です。今日はよろしくお願いします。現在は主に、マインドフルネスの研修やワークショップを企業向けにお届けしています。LinkedInも発信をしていて、LetterMeの西村さんとはそこで知り合い、自分が関わっている企業様向けにLetterMe導入のお手伝いをさせて頂いたりもしました。今日はこのイベントをとっても楽しみにしていました。よろしくお願いします。

ーー自分と向き合う習慣、マイルール①を教えて下さい

 まず健康が大事ということでこれを一番にあげました。その中でも特に心がけているのは「呼吸」です。呼吸はマインドフルネスでも大切なポイントですが、体調管理でもすごく大切にしています。日々オーラリングでいろいろなデータを取っていますが、その中でも「呼吸速度」の指標を特に大事にしていて、呼吸が速くなっているときは疲れているんだなとか、呼吸が遅くなっているということは安定しているな、みたいに自分の状態を見るバロメーターにしています。マインドフルネスと、仏教、禅はいろいろ共通する部分や違いもありますが、呼吸に対して注意を向けるという部分は共通するところなんです。
 その「呼吸」をととのえる上で一番大切なのが「姿勢」です。禅の言葉に「調身・調息・調心」という言葉がありますが、身体を調えて、呼吸を調えて、心を調える、という順番なんですね。やっぱり心を調えることはいきなりは難しくて、一番やわかりやすい「身体」からアプローチするというのが禅の教えになっています。そういう視点から「姿勢」は最近一番探求していて、姿勢改善プログラムなどにも取り組んでいます

ーー自分と向き合う習慣、マイルール②を教えて下さい

 今はいくつかの会社を掛け持ちしながらほとんどリモートワークで仕事をしています。ずっと部屋に閉じこもっていると気分転換が必要で、そんな時に「散歩」がルーティンになっています。
 「散歩」では、「歩く」ことに対して注意を向け、「歩く」ことを楽しむようにしています。また「歩く」という行為は目的地に対して移動する「手段」ですが、そうではなく「歩く」ことを目的に「歩く」ようにしています。まさに「マインドフルウォーキング」という感じですね。
 マインドフルネスは瞑想だけじゃなく、「マインドフルイーティング」という食べることに対して注意を向けるものもあれば、ウォーキングに注意を向けるもの、リスニングで話を聞くことに注意を向けるものなどいろいろあります。ポイントは「シングルタスク化」と「それを目的にする」ことです。
 「歩く」ことに対して注意を向けることで結果的には気分転換になるし、その結果スタバに着くと美味しいコーヒーと、たまに自分へのご褒美のドーナツを食べて、それはそれでまたハッピーという感じでとても良い感じです。

ーー自分のことについて考える時間は習慣として取っていたりしますか?

 考えるというより、散歩をしているときやシャワーを浴びているときにふと思いついたりする経験が皆さんもあると思いますが、そういう状態を意図的に作るようにしています。ボワイトボードを前に難しく考えすぎてもあまりいい答えが出ると思っていません。
 少し専門的な話しになりますが、ぼ〜っとしているときの脳は、脳の「デフォルト・モード・ネットワーク」が作動すると言われていて、脳のいろんな場所がいろんな活動を始めます。いろんなところが活性化すると過去・今・未来の思考とか感情がいろいろ湧いてきて、いろんなアイディアが出やすくなるんですよね。「間」があることで何かが生まれるとよく言われますが、スペースがないところには何も生まれないということだと思います。スペースを作るからこそ何かが入ってくる余地がある。そして何かが降ってきた時に、それをしっかりキャッチできるような状態を自分で作っておくことを心がけていたりします。

ーー自分と向き合う習慣、マイルール③を教えて下さい

 今2人の子供がいますが、子供は常に「感情ダイレクト」です。その感情をママとパパが受け止めているわけですが、ママは子供と一緒にいる時間も長くなりがちで、いろんな子供の感情を受けて、自分でも制御しきれないときに、その矢がパパに飛んできます。子供からママに、ママからパパに感情が向くときは2倍ぐらいになっていますが、その時のパパのあり方が家庭平和のためには大切です。 
 よくマインドフルネスでも伝えていることですが、「I am angry」という状態なのか、「I feel angry」という状態なのか・・・。子供は「I am angry」で私イコール感情そのものですが、「I feel」として、私はそう感じているという風にその感情と一度距離をとると、相手にとっては何が一番受け取りやすいかを考えて返すことが出来るようになります。怒りの感情を怒りで返すと大変ですが、その感情を一旦ちゃんと受け止めて、自分の中で反転して相手に返していくイメージです。
 マインドフルネスの定義としては、①意図を持って、②評価判断することなく、③この瞬間に注意を向ける、という3つがありますが、②番の「評価判断しない」ということが結構ポイントになってきます。これはいい、これは嫌いとか、見た目とか、何かそういうレッテルを貼ることをあえてせず、評価判断を保留にして、そのまま置いておくという感じですね。それを、家庭の中でも実践している感じですね。

ーー最後にメッセージをお願いします

 日常の中に何かしら組み込んでいる「自分と向き合う習慣」を言語化してみたり、あえて3つ挙げるとしたらどんなものかという風に意識的・意図的になることは、マインドフルネスそのものだと思います。無意識に自動操縦的にやっていることと、意識的にハンドルを握った状態でやっていることでは、自分の中で起こる変化が全く変わってくると思います。
 ぜひ皆さんにとっての「自分と向き合う習慣」3つは何かというのを一度思い起こして書き出して見て欲しいと思います。自分自身にとっても貴重な機会になりました!皆さん、本日はありがとうございました。


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▼教えてみんなの「自分と向き合う習慣」vol.6の開催もお楽しみに!

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