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知りすぎないこと、Love it。

幼い頃から寝付きも寝起きも良かったけど、最近の悩みは夜中に目覚めてしまうこと。クーラーで喉が乾燥したり、シャワーを浴びずに寝落ちした不快感で目覚めたり、歯医者さんで治療したはずなのに歯茎が腫れてて目覚めたり(これは根に持ってる)。大抵そういうときは一通り考え事をして、目を閉じて、眠くなれば寝る。朝が来れば仕事に行く、というのが普通だけれど、今日は朝が来ても土曜日。仕事はお休みなので、衝動的に筆を走らせているわけである。一度書き出すと1時間半くらいは止まらないし、いざ書いたとしてもこんな駄文を公開していいものかとお蔵入りさせることも多く、なかなか定期的に更新するのは難しい。連載を持つ作家さんは凄い。

知りすぎないこと。

最近心がけていることのひとつである。保育園児であろうと学生であろうと、もちろん社会人でも当然、社会と関わり合って生きている。家から一歩足を踏み出せば、そこは自分だけでは完結しない世界。気を使ったり、使われたり、いろんな感情を動かしながら毎日を生きている。特に自分は社会の出来事とかに関心があって、いろんな疑問を解決しながら知的好奇心を満たしていく、そんな子供だったように思う。自分で言うのも偉そうで恥ずかしいけど。
そんな自分が、最近はあまり社会の出来事に関心を持たなくなっている。自分が楽に生きるために。知りすぎないことも大事かなあと、よく思う。

流行り病の真っ只中で。

やっぱり世界を取り巻く流行り病とは無関係じゃないよね。1年経っても悲観的なニュースばかり。若いうちの1年ってものすごく貴重なはずなのに、無力感を感じる。というか、いちいちやるせない気持ちになるのも損してると思ったので、考えないことにした。朝もニュースを見ずに、ラヴィット見てる。ラヴィットはいいぞ~~~~、ブレない。世間がどうなろうと朝から冷凍食品やお菓子のランキングを何十分もかけて発表し、吉本芸人が朝からハイテンションで戯れる。まさに不要不急の情報。何でもいいから爪痕を残そうと朝から目がギンギンになってるあばれる君を見て、ついついニヤけてしまう。そういう心の隙間が必要なのかもしれない。
社会に無関心になったわけじゃない。必要だと思ったことは調べるし、納得したい。でもそれと同時に、知りすぎないという選択をすることにも納得している。誰が正しいかもわからない。今日の常識が明日の非常識かもしれない。ならせめて、納得感を大事にしたい。

音楽は広く浅く聴くけれど、なんとなくaikoは好き。雲は白、リンゴは赤なのは当たり前のことのように、あなたが好きであるという意味らしい。家族がいる、友達がいる、仕事がある、休みがある、ご飯が美味しい、景色が綺麗、などなど。当たり前が当たり前であるうちに、精一杯、当たり前を愛でたいと思う。

それからのことと、これからのこと。

しかしまあ、迷うことが増えた。誰と時間を過ごすか、どこで生きるか、何をすべきか。迷う要素が増えるけど、解決しようとするモチベーションは低いから困ったものだ。これでいいのだ、と半ば自分で自分を説得させながら生活している。もっとシンプルに生きていたい。悩んだってしょうがねえじゃん、ってヘラヘラ生きている人に憧れる。脱力感というか、なるようになるさ精神が羨ましい。そういう人を友達に持つと気楽になれる。まさにあばれる君の正反対。ちなみに、あばれる君の正反対はオードリー春日か、カズレーザーだと思ってる。ああいう考え方で生きていたい。

あと、何も考えず好きなものを語り合う会をしたい。なんかこれずっと言ってる気がするけど。ふと頭に浮かぶのは、aikoの良さを教えてくれた人。原田マハはいいよって勧めてくれた人。どっちも大学時代のバイト先の人。思い出したようにaikoは聴くし、この前原田マハの本も買った。モノとかコトに結びついて、その人のことを思い出す。品がある人が多かったなあ、元気かなあ。

確実に言えるのは、1年前の今頃よりかは確実に穏やかな気持ちだということ。仕事もなんとなく一人でできることが増えてきて、ちょっとずつ楽になっていった。今思えば、大人とはこうあるべき、という自分の中の理想が高すぎてそのギャップにひたすら苦しんでいたように思う。そんなに気取らなくてもええやんと思えるようになった。ダメな大人も色々見てきた。逆にそのダメさが魅力的でもあった。人間、そうそう綺麗に生きられるわけではないらしい。人間味のあるダメさもまた大人の要素の一つ。弱い面も含めて、愛されたい。

雨に降られたお盆が終わり、ヒグラシが鳴いて秋が来る。
秋は苦手な季節やなぁ、今年はどんなことが起きるだろうか。
当たり前を精一杯愛でたいし、なんとなく脱力して生きたい。
精一杯脱力するって、矛盾してるようにも思うけれど。
考えすぎず、知りすぎず、できるだけ心穏やかに。
それが当分の目標になりそう。

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