並んで歩こうよ そんな2人で
ロンドンで通りを歩く時
少し遅れて後をついていく
そんな形になることが
よくありました。
そんなとき
トラオくんは振り返って
何で横に来ないの?
並んで歩こうよ
そうだね♪
横を並んで歩くって
すてきなことだったね
⌘
日本って、3歩下がって、
という文化はだんだんなくなってきて
いますが、私たちの世代だと
まだまだなんとなく体のどこかに
それが染み込んでいます。
そのせいもあってか
元々の性格もあってか
ついつい
後ろを歩いてしまいます。
手を繋いでいれば別ですが、
荷物をもったりしていると
そうなっちゃうんですよね。
これって、歩いているときだけの
ことではなくて、
日常生活においてもそうです。
右って言われたら
ああ、右ね、といってしまう
青がいい、と言われたら
まあいいか、と賛成してしまう
男女間だけではなくて、
日常的に、波風立てない暮らし方が
楽ちん、だった、んだと思います。
忙しい時はそれで全然
なんの疑問も感じずにいたんですが、
トラオさんと暮らすようになって
彼がそれについてガオガオいうのも
なんかピンっときていなかったのだけど
ようやく(本当ようやくだよ)
最近になってやっと
ピンっときました。
私には
I want が圧倒的に足りなかったんです。
いやいや、仕事辞めて
イギリスに来ちゃった時点で、
自分の希望に沿って頑張って
自己主張してやってきたわけですが、
それももう人生最大の頑張りだった
くらいの勢いでしたから
それで、完結しちゃった部分が
あったのかもしれません。
そしてそれが大事だということも
知っているし、ここにも
何度も書いているんですけど
何度でも思い出したらいいし
何度でも読み返したらいいんですよね
***
今日はすごく空が綺麗ですよ。
トラオさんが
並んで歩こうよ、って言ってくれる人で
すごくよかったなって
思います。
別々もあっていいし
一緒もあっていい
そんな二人でいられたら
いいなって思います。
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