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続あしながおじさん

読書の好きなこどもでも大人でも
どちらでもきっと楽しめる本をご紹介します。

「あしながおじさん」の続編です

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続あしながおじさん
ジーン・ウェブスター 作
畔柳和代 訳
新潮文庫
あらすじ**(アマゾンより)
“あしながおじさん"と結婚したジュディ(ジルーシャ)は、夫からクリスマスに、彼女が育ったジョン・グリア孤児院を理想的に改造するための莫大な資金を贈られる。彼女は大学時代の親友で、なに不自由ない家庭で育った若くて美しいサリーに、院長になってくれるように依頼した。新任院長として赴任したサリーは、毎日の出来事をジュディに書き送るが……。

「あしながおじさん」の物語は
大変有名で、きっと読まれた方も多いと
思いますし、本を読まなくてもお話を
なんとなく知っている方は多いですよね。

孤児院で育ったジュディがとある方から援助をうけて
大学に通います。その人は匿名で援助をしてくれます。
ジュディはその影だけ見たことがあり、その影から
その人をあしながおじさんと呼びます。
条件は彼女があしながおじさんへひと月に一度、
学生生活についてのお手紙を送ること。
大学ではサリーやジュリアという友達を得て
とてもいきいきと過ごします。
彼女には文才があり、それを見込んだのが
あしながおじさんだったわけです。
最後にはおじさんの本当の姿がわかります。

さて、続編も書簡のやりとりという形で話が
進んでいきますが、今回の主人公は
ジュディの友人のサリー。
サリーが孤児院の院長となり、お話を展開していきます。

こちら、「あしながおじさん」と負けず劣らず
とってもとっても素敵な作品です。

まず、とってもユーモラスにあふれて温かいお話で
ぜひみなさんにも読んでほしいなとおもいます。
だって、これを書いているわたしが、
もうすでに読み直したくなってきました。

続編がある有名な作品は多い

続編のある物語は他にもたくさんあります。

「ハイジ」にも続編があります。
そちらはハイジの作者が書いたものではなくて
賛否両論あるため、(私は好きです)
ここでは紹介するのを控えますが、
興味のある方は検索してみてくださいね。

それから有名なところで、
「魔女の宅急便」(角野栄子・作)も
その6まで続いていきます。
本の虫だった娘の本棚に全部そろっていて
後半は大人っぽい作品になっていきます。
こちらもおすすめです。

なんといっても一番有名なのは
「赤毛のアン」シリーズですよね。
お好きな方はすべて読まれた方も多いと思います。
私もそのひとり。
先日、モンゴメリの「青い城」という作品も
ご紹介しました。
他にもたくさん良い本があります。

秋の夜長、あなたはどんな本といっしょに
すごしますか?

わたし、最近は難しい本はとんとご無沙汰です。

時代小説も面白いです。
山本周五郎の世界はとても静謐で美しいし。
また本の話を書きたいと思います。

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