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公園が変わった

利用者目線での公園・公共空間の利活用が進んでいます。

2年前までは、禁止を呼びかける看板、いわゆる「禁止看板」が、
あちこちあちこちに、20枚以上も掲示されていた公園が、変わった、というお話です。

春先には、貝毒によるアサリ食用禁止のラミネート告知もありました。
もしかしたら、その時期、
この種の威圧感を与えるような看板は、
25枚や26枚とかでは済まなかったかもしれません。

トータル感のある「禁止看板」です


禁止看板をこれだけみると、どんな気持ちになりますか?

公園に行くと目にする、くっきりした赤・黒・白色の文字と漢字。
「○○禁止」キツいですよね・・・

公園の中を、歩いても歩いても、
次から次から視界のどこかに禁止看板が見えます。

本来、公園や公共空間って、
「憩い」というか「安らぎ」があるものなのに、
少々不快、不愉快、興ざめ。

そもそも、
この公園の禁止看板は気になっていましたが、
↓ 怒ることになった引き金になった看板はこれです。

砂浜でビーチバレー禁止!😯

ビーチバレーを禁止?

小さなボールを持ってきたお子様づれの家族だったら、
この看板を見ると、ちょっと萎縮しますよね。

すぐに公園を所管する部の部長に、
これはなんですか?と詰問。

どうやら、
ビーチバレーをしている子たちが、
砂浜を水平になるように、ショベルやスコップで、平坦な四角いコートをつくったうえに、ネットを立てる支柱まで砂浜に突き刺していたんだそう。

それは・・・あかんね。
公園を自分たちが自分たちのモノのように
限られた人たちが独占するのはいけない。

それにしてもです。
この看板ですよ。

ビーチバレーという遊びを禁止するんですか?
ビーチバレーが悪かったんですか?

そもそも、公園に何枚禁止看板を立てるつもりですか?
何か不都合な事案がおきたら、
その都度記念碑のように看板を立てていくんですか?
トータル感のあるデザインや見た目にこだわりたいなら、
禁止看板を立てなくてすむ公園を目指すことを考えましょうよ!
と。

そこからいろいろありまして、
今はそんな禁止看板はありません。

この公園の指定管理者を募集する要件を変更し、
新しい管理者が、この公園を管理・運営するように。

火気厳禁だったのに、バーベキューができるように。


バーベキューサイト


やっぱり、人は大事です。
柔軟に明るくチャレンジできる人がいいですよね。
そういう人に来てもらえ、協力してもらえる地域になりたいと思います。


禁止看板でがんじがらめだった公園が、輝いて見えます。

この公園を所管してる部長と一緒にバーベキューしてきました。

夜のバーベキュー最高です


夕焼け空と海と松



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