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神社・神道の基礎知識〜初めての面接授業

先日、放送大学で初めての面接授業を受けたので、その時のことを書いておこうと思います。

科目は神社・神道の基礎知識。2日間の面接授業です。


面接授業とは

放送大学には通常の放送授業のほかに、面接授業というものがあります。いわゆるスクーリング。基本的に学習センターに直接行って受ける授業です。(オンラインもあり)

放送大学に入学を検討している時に、扱いがよくわからなかったのがこの面接授業でした。

取れる単位が一科目につき1単位。放送授業(こちらは一科目2単位)と違って直接行くのになぜだろう?と思ったら、この授業は全部で8回(8時限)。放送授業は15回。

土日の2日間で完結するものが多いみたいです。週一で通うのもあるようなので、そのうちそういうのも受けてみたい(←より通学っぽい感じ)。

申し込み

入学手続きを早めにしたので、初学期から通常のスケジュールで、放送大学のシステムWAKABAで申し込むことができました。申し込めば必ず受けられるということでもなく、定員があります。人気の科目は抽選になるそう。

しばらくすると当選結果が出ます。これはちょっとドキドキします!

いざ、学習センターへ

基本的に全国どこの授業でも受けることができるんですが、最初の面接授業は様子見も兼ねて、所属の東京文京学習センターで選びました。

そして当日。

学食はなさそうなので、最寄りの駅前でランチ用のパンを買って、いざ学習センターのある茗荷谷へ。席がどのくらいに埋まっていくのかわからないので、少し早めに到着するようにしました。

学生証をとりに行った時はなんとなくぶっきらぼうだった警備の方もおはようございます!と挨拶してくれました。おはようございます!と返したけど、無言で通り過ぎる人も。挨拶されてるのに何も言わないのって私はちょっと気持ち悪いので、少し不思議な感じもする。まあでも、挨拶返せる人ばかりじゃないだろうから、私がその人の分まで元気に挨拶しときましょう。(小学生みたいで嫌なのかな?)

建物に入ってすぐの受付のボードで場所を確認。授業が行われるのは地下の講義室のようです。

階段を降りていくと吹き抜けになっており、外に面した窓もフロアを跨いで大きく、地下とは思えないほどの明るさと開放感です。階段と反対側、ガラス張りの一番大きな部屋が講義室でした。コロナ対策か、講義室の入り口には扇風機が回っていました。

スライドなどがよく見えて(すごく大きなスクリーン!)、全体の雰囲気もわかるくらいのまあまあ前の方に陣取りました。あんまり後ろに座ると、よく見えないことがあるんですよね……。特に大きな会場の場合。

席は学生が接近しすぎず、3人掛けがひとつとびの両端だけになるように真ん中にはバッテンがしてあります。

神社・神道の基礎知識

ネタバレになるといけないので、内容はあまり書きませんが、授業は非常に面白かったです。2日も同じテーマで缶詰ってどうかなあ?と思ったけれど、そんな心配をよそに、ずっと面白い、飽きない。

考古学、歴史、物語、政治、美術、風俗、いろんな要素が詰まっているし、たまに出てくる雑談も面白い。神主さんにはどうすればなれるの?なんて、考えたこともなかった知識まで仕入れてしまった!

先生がちょろっと入れるコメントも結構ツボで、時々クスッとする場面も。最初の面接授業、我ながらとても良いセレクトだったなあと思います。あとでググってみたら、人気の授業だったみたいで当選してラッキーでした。

つながる点と点

なんとなく大学で学んでるんだなあと実感したことがひとつ。ある曼荼羅を解説してくださったんですが、ここに異時同図法*が出てきて、前にカルチャースクールで習っていたフランス美術史でも宗教画のところで出てきたなあと。

カルチャースクールは大学ではないんだけど、今まで習ったことが科目やテーマを超えてどんどんつながっていくんだというのは武蔵大学でとっていた活字メディアの社会学〜出版研究で、先生がよくおっしゃっていたこと。

こういうのはいろんな分野を勉強し続ける醍醐味、楽しさですよね。

*異時同図法は違う時間の場面を同じ画面の中に盛り込んで描く手法。ストーリーが見せられるので、布教活動などに適しているのかも。今なら動画とか漫画のような手法が近いのではないかと思います。

余談で変な感想だけど、感心してしまったのは、2日間のぎゅうっとした授業、先生、全然疲れてないように見えるんですよねー。さすがプロ。私だったら1時限できっとヨレヨレになるだろうに(比べるのも変だけど、それでも思ってしまう!)。最後までしっかり面白かったんですよ、本当に。

余談1 :ランチタイム

ランチは朝買ってきたパンを地下のベンチで食べました。よく見たら飲み物の自動販売機が後ろを向いてあったので(美観のため?)、2日目はそこで飲み物を調達。講義室の席でそのまま食べている人も結構いました。

しっかり1時間休憩があるので、ちょっとのんびりできました。

余談2 :参考図書

予習して行った方がいいのかどうなのか、もちろん授業にもよるんでしょうけど、どうなんだろう?と思いつつ、シラバスに参考図書が数冊書いてあったので、その中から一冊購入しました。

ところが仕事が立て込んでなかなか読む時間が取れず、結局授業数日前に速読的な読み方で目を通すことに。若干不安なまま授業に臨みましたが、結論としては、読んでいなくても大丈夫だったと思います。(子どもの頃読んだ神話と義務教育の遠い記憶でなんとかなった気も)

とは言え、概略がわかっているので理解しやすかった部分もあったように思いました。あとで思い出しながら読むと理解が深まりそう。図版も多いので、つまみ読みも楽しそうです。

まとめ

さて、楽しい楽しいお話でしたが、カルチャースクールと違って成績がつきます。

これについては1日目の終わりに予告があり、2日目最後の時間にレポート(感想)を書いて提出しました。(授業によっては後で出すとかあるのかもしれないですが、受けたのがこれ一つなのでよくわかりません。)
このレポートと出欠確認が評価対象になるようでした。

後で考えたら、ちょっと罰当たりな感想書いちゃったかな?と言う気もしたけど、さて評価はいかに。

とても良い時間を過ごせたので、面接授業、また受けてみたいと思っています。2日間のぶっつづけ授業も意外に大丈夫なことがわかりました。

卒業するには面接授業の単位も一定数取らないといけないですしね。そのうち受けたいと思っている心理実験は倍率高いようだけど、慣れるまでは興味のままに。他でなかなかやっていないような言語の授業などもちょっと受けてみたいなあ。


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