見出し画像

「長渕剛『RUN』」を聴きながら夕暮れを行く


◆ずっと好きな歌「RUN」

10年、20年、
「RUN」を聴いて何度泣いただろう。
 何度、力をもらっただろう。

普通の主婦、と言われる暮らしの中で。

主婦が「RUN」に力をもらってるって、
なんかイメージ合わない
……なんて思う人もいるかもしれない。


◆2つの顔〜ひとつめ「主婦」

生活していて2つ顔がある
ひとつは「主婦」


「ずっと家にいてひまなはず」と思われてる

友だちに「仕事辞めて普段なにしてるの?」と聞かれる


夫に「これやっといて!どうせヒマでしょ」と用事頼まれる

私は「ヒマじゃないよ、やることたくさんある」と言い返す。


これが主婦の顔


主婦の仕事は細かいこといろいろあって結構疲れる。

時にはのんびりテレビ見てワハワハ笑ったりもする。


でも内心(そうじゃない!自分のやりたいこといっぱいある!やらなきゃ)と焦ってる。


また内心(子供と家でほのぼの過ごす時間が人生で一番大切。今この時!)とわかっている自分もいる。


◆2つの顔〜ふたつめ「夢・仕事をめざしてる人間」

夫が仕事へ、息子が学校へ、出かけると
「自分ひとりの時間」はじまり!

ストップウォッチ押したような気分。


~ある1日~
むりやり時間を捻出しちゃってます
実は主婦の雑用がてんこ盛りで未処理。

【朝8時】
洗濯回して干して、掃除機かけて、洗い物。雑用。

勉強してる動画みながら、パンと紅茶。

献立、買い物、雑用処理の行動予定をざっくり決める。


【朝10時頃】
パソコン立ち上げて創作。

勉強してる講座のノートまとめや、創作材料のワープロ打ちなども。

難航すると、時間をくう。

舌打ちしたり

感動して涙でたり

必死、、、


【気づくと昼1時近い】
座りっぱなしで疲れる、お腹もすく

カップ麺作って食べながらパソコン

あと少しでキリつけて買い物行こう!と思う

ついでに土手をウオーキングできるかな。

また文字打ちに集中する。



【時計みると夕方4時近い】
えーー?もうよよ4時!
すごくびっくりする

よくあるんで「4時びっくり」と名付けた

もうやめなきゃ

パソコンをしまう

ちょっと虚しくなる。没頭しきれなくて。

情熱と虚しさはいつもピッタリ隣り合わせです

でも息子が「腹へった」って帰ってくるから急がなきゃ


◆長渕を聴く

【夕方5時前】
外に出た!

買い物へ。

歩きながらイヤホンで音楽を聴く。

--------------------------------------

長渕剛「RUN」

イントロ〜

これこれ!

いいな~~完璧なアレンジだぁ

これが今の自分の気持ちにぴったりじゃなくてなんだろう!

完璧な歌唱

胸が熱くなる

この重さに救われる

わたしは挑むように街を歩いていく

これでいいやって思える

-----------------------------------------

家のことをがんばってやって
夢もなんとか追いかけている
そういう風にしかやれないから


でも同じくらい迷いと自己反省とむなしさもあって
なにもできなくなるときもあります


「今は仮の暮らし?」と自問する
答えは「イエス」
だけど全然「ノー」


夢に向かってる今はまだ道の途中
仮だと思うことが原動力

でも子供の成長を見守り家庭を愛するという意味では「仮」なんかじゃなくリアルな本番。「今」が止まってくれたらなんて思う。


どっちも本当で
2つがせめぎ合って
静まらない


パッカーンと2つに割れて
感動と虚しさがある


そんなときに聴く長渕の歌は
感動と虚しさ両方を包んでくれるようで
今はこれでいいって思える


私みたいな主婦、主夫、
きっとたくさんいるのだろうと思う


明日もがんばれるなら、がんばろう!


長渕ありがとう
心から





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?