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フランク・R・ストックトゥン、モリース・センダーク、キャロル・キング『リアリー・ロージー《おしゃまなロージー》』

   1821年、パリで、ポール・ドゥ・コック(Paul de Kock、1793年5月21日~1871年8月29日)の長篇小説『不誠実な男ギュスターヴ』 Gustave le mauvais sujet(Jules Rouff et Cie)が刊行された。

 1831年、パリで、ポール・ドゥ・コックの長篇小説『妻を寝取られた夫』Le cocu(Gustave Barba)が刊行された。

 1833年、パリで、ポール・ドゥ・コックの長篇小説『お人よし』Un bon enfant(Barba)が刊行された。

 ニュー・ヨークの絵入り月刊誌『世紀(The Century)』(The Century Company)1882年7月号に、48歳のフランク・R・ストックトゥン(Frank R. Stockton、1834年4月5日~1902年4月20日)の短篇小説「淑女か虎か?」The Lady, or the Tiger?が掲載された。
 結末をわざと伏せた有名な話だ。

 『世紀』1885年7月号に、51歳のフランク・R・ストックトゥンの短篇小説「淑女か虎か?」The Lady, or the Tiger?の続篇「決め手がなく逡巡させる者」The Discourager of Hesitancyが掲載された。

 ニュー・ヨークの児童向け雑誌『聖ニコラス雑誌(St. Nicholas Magazine)』(Scribner & Company)1885年10月号に、51歳のフランク・R・ストックトゥンの短篇小説「グリフィンと聖堂準参事会員」The Griffin and the Minor Canonが掲載された。

 1887年、ニュー・ヨークで、フランク・R・ストックトンの児童向け短編小説集『「オーンのハチおとこ」とほかの奇想天外なお話』The Bee-Man of Orn and Other Fanciful Tales(Charles Scribner's Sons)が刊行された。
 「オーンのハチおとこ」The Bee-Man of Orn、「グリフィンと聖堂準参事会員」The Griffin and the Minor Canonほか全9篇が収められた。

 1924年7月17日、「アルス・ポピュラアー・ライブラリー」5、ポール・ドゥ・コック(Paul de Kock)作、木村信次譯『惡友』Un bon enfant(アルス、1円20銭)が刊行された。

 1931年8月12日、『世界大衆文學全集』(改造社)75巻(第4回配本)が刊行された。
 ポウル・デユ・コツク(Paul de Kock)著、木村信兒譯『善良な男』Un bon enfantのほか、木村信兒譯の短篇小説3篇が収められた。
 フランク・アヤル・ストツクトン(Frank R. Stockton)「淑女か猛虎か?」The Lady, or the Tiger?も収められた。

マクスウェル百万人の原子学

 1947年6月、ニュー・ヨークとランドゥンで、マクスウェル・リー・アイディノフ(Maxwell Leigh Eidinoff)、ハイマン・ラクリス(Hyman Ruchlis)『百万人の原子学』Atomics For The Millions(Whittlesey House, McGraw-Hill Book Company)が刊行された。
 序文は54歳のハロルドゥ・C・ユレイ(Harold C. Urey、1893年4月29日~1981年1月5日)だ。
 装画は18歳のモリース・センダーク(Maurice Sendak、1928年6月10日~2012年5月8日)だ。

  1950年12月5日、ポール・ド・コック(Paul de Kock)作、浜野正三譯『妻の浮気』Le cocu(彰考書院新社、全國図書販賣、200円)が刊行された。

 1950年12月5日、ポール・ド・コック(Paul de Kock)作、浜野正三譯『手におえぬギュスターヴ』 Gustave le mauvais sujet(彰考書院新社、全國図書販賣、200円)が刊行された。

百万人の原子学

 1953年9月15日、ハロルド・エーリー(Harold C. Urey)序、M.L.アイディノフ(Maxwell Leigh Eidinoff)、ハイマン・ラクリス(Hyman Ruchlis)著、金関義則(1915年~2001年)、吉沢孫兵衛訳『百万人の原子学』Atomics For The Millions(東洋経済新聞社、350円)が刊行された。
 装画はモーリス・センダックだ。

   1954年10月、ニュー・ヨークのハーパー&ロウ(Harper & Row)から、48歳のマインダートゥ・ドゥ・ヨン(Meindert De Jong、1906年3月4日~1991年7月16日)作、26歳のモリース・センダーク画の児童向け小説『学校の屋根の車輪』The Wheel On The Schoolが刊行された。

 1956年5月23日、「岩波少年文庫」120、ディヤング(Meindert De Jong)作、59歳の遠藤寿子(1896年10月28日~1971年9月24日)訳、モーリス・センダック(Maurice Sendak)絵『コウノトリと六人の子どもたち』The Wheel On The School(岩波書店、230円)が刊行された。

 探偵小説月刊誌『エラリイ クイーンズ ミステリマガジン(Ellery Queen's Mystery Magazine)』(早川書房)1958年1月号(第19号)に、フランク・R・ストックトン(Frank R. Stockton)著、54歳の中村能三(1903年9月30日~ 1981年3月5日)訳「女か虎か」The Lady, or the Tiger?、「三日月刀の促進士」The Discourager of Hesitancyが掲載された。

 1960年6月1日、ニュー・ヨークのハーパー&ロウから、31歳のモリース・センダークの絵本『ロウズィのドアの標示』The Sign on Rosie's Doorが刊行された。

   1960年6月、ニュー・ヨークのハーパー&ロウから、28歳のトミ・ウンゲラー(Tomi Ungerer、1931年11月28日~2019年2月9日)の絵本『エミル』Emileが刊行された。
 「エミル」はタコの名前だ。

   1960年11月、アメリカ連合国で、五人組の黒人女声合唱隊「シュレル組(The Shirelles)」歌「明日私を愛してくれる?」Will You Love Me Tomorrow、「男の子たち」Boysのシングル盤(Scepter - 1211)が発売された。
     「シュレル(Shirelle)」は女性の名「シャーリー(Shirley)」の愛称で、リード歌手の19歳のシャーリー・オウエンズ(Shirley Owens、1941年6月10日~)のことだ。
 「明日私を愛してくれる?」は、21歳のジェリー・ゴフィン(Gerry Goffin、1939年2月11日~2014年6月19日)作詞、18歳のキャロル・キング(Carole King、1942年2月9日~)作曲の共作だ。

ウイル・ユ・ラブ・ミ・トゥモロウ

 1961年5月、日本ビクターのトップ・ランク・レコードから、ザ・シャイアルス(The Shirelles)(唄)「ウイル・ユ・ラブ・ミ・トゥモロウ」Will You Love Me Tomorrow、「ボーイズ」Boysのシングル盤(RANK-1109、370円)が発売された。

   1962年10月、ニュー・ヨークのハーパー&ロウから、34歳のモリース・センダークの四冊組の函入りの絵本『小粒の文庫』The Nutshell Libraryが刊行された。
 『米入りチキン・スープ』Chicken Soup with Rice、『ピエール』Pierre、『1はジョニーだった』One was Johnny、『そこらじゅうのアリゲイター』Alligators All Aroundが収められた。

    1963年1月、ニュー・ヨークのハーパー&ロウから、40歳のフィル・レスナー(Phil Ressner、1922年10月29日~2005年12月27日)作、41歳のクロズビー・ボンサル(Crosby Bonsall、1921年1月2日~1995年1月10日)画の絵本『オウガストゥがせつめいする』August Explainsが刊行された。
 「オウガストゥ」は熊の名前だ。

グリフィンと聖堂準参事会員

 1963年6月、ニュー・ヨークで、フランク・R・ストックトゥン作、34歳のモリース・センダーク絵『グリフィンと聖堂準参事会員』The Griffin and the Minor Canon (Holt, Rinehart and Winston)が刊行された。

    1963年11月、ニュー・ヨークのハーパー&ロウから、35歳のモリース・センダークの絵本『ばけものたちがいるところ』Where the Wild Things Areが刊行された。

   1963年12月、ニュー・ヨークのハーパー&ロウから、ジョーン・L・ノドゥセットゥ(Joan L. Nodset)作、49歳のフリッツ・スィーベル(Fritz Siebel、1913年12月19日~1991年12月)画の絵本『むぎわら帽をもってったのは?』 Who Took the Farmer's Hat?が刊行された。

   1964年1月、ニュー・ヨークのハーパー&ロウから、30歳のアーノルドゥ・ロベル(Arnold Lobel、1933年5月22日~1987年12月4日)の絵本『巨人ジョン』Giant John が刊行された。

オーンのハチおとこ
オーンのハチおとこのグリフォン

  1964年、ニュー・ヨークで、フランク・ストックトゥン作、モリース・センダック絵『オーンのハチおとこ』The Bee-Man of Orn(Holt, Rinehart and Winston)が刊行された。

 ジョン・ウェザヒル(John Weatherhill)の東京の「ウェザヒル出版社」はハーパー・アンド・ロー社(Harper & Row Co.)と提携し、その極東代表社だった。
 1966年5月から7月にかけて「ウエザヒルのアメリカ新絵本シリーズ」(マザース・ブック付)5冊を刊行した。

 監修委員:前東京都教育委員長・木下一雄(1890年5月27日~1989年5月26日)、お茶の水大学教授・坂元彦太郎(1904年1月25日~1995年2月4日)、童画家・黒崎義介(1905年3月25日~1984年8月12日)、アメリカ大使夫人・ハル・ライシャワー(Haru M. Reischauer、1915年8月6日~1998年9月23日)、文学者・三島由紀夫(1925年1月14日~1970年11月25日)

 翻訳編集委員:園一彦坂出寿栄阪井妙子M・ウエザビーR・フリードリック

おおきなジョン

   1966年5月1日、原作・画アーノルド・ローベル(Arnold Lobel)『おおきなジョン』Giant John(450円)

いるいるおばけがすんでいる2
モーリス・センダーク「いるいるおばけがすんでいる」
センダーク奥付

    1966年5月25日、原作・画・モーリス・センダーク(Maurice Sendak)『いるいるおばけがすんでいる』Where the Wild Things Are(550円)

あたりが くらく なりました
マックスぼうやの せかいです
「こんやは なにを しようかな
おおかみごっこを してみよう」

「さあどうだ! おおかみぼうやの マックスだ!」
「まあ こわい!」
おかあさんが ふるえます
びっくりぎょうてん ふるえます
「たべちゃうぞ!」
ぼうやが あまり さわぐので
とうとう ぼうやは ねどこべや
「ばんごはんも あげません!」
ぼうやは ひとりで おこります
おへやで ぷんぷん おこります

センダック1
たことせんちょう

    1966年6月10日、原作・画トミー・ウンゲラー(Tomi Ungerer)『たことせんちょう』Emile(450円)

わたしのぼうしをみなかった
わたしのぼうしをみなかった

   1966年7月5日、原作・ジョン・ノドゼット(Joan L. Nodset)、画・フリッツ・シーベル(Fritz Siebel)『わたしのぼうしをみなかった?』 Who Took the Farmer's Hat?(400円)

おおきなくまがいいました

    1966年7月25日、原作・フィル・レスナー(Phil Ressner)、画・クロスビー・ボンサール(Crosby Bonsall)『おおきなくまがいいました』August Explains(450円)

怪じゅうが町へやってきた

 1967年8月25日、「世界の幼年どうわ」12、ストックトン(Frank R. Stockton)作、モーリス・センダック絵、久保田輝男訳『怪じゅうが町へやってきた』The Griffin and the Minor Canon(偕成社、380円)が刊行された。

みつばちじいさんのたび

    1969年2月20日、「新しい世界の幼年童話」12、フランク・ストックトン(Frank R. Stockton)さく、モーリス・センダック(Maurice Sendak)え、64歳のみつよし・なつや(光吉夏弥、1904年11月20日~1989年3月7日)やく『みつばちじいさんのたび』 The Bee-man of Orn(学研)が刊行された。

ロージーちゃんのひみつ

 1969年9月、「世界のカラーどうわ」12、モーリス・センダック(Maurice Sendak)さく・え、46歳のなかむら・たえこ(中村妙子、1923年2月21日~)やく『ロージーちゃんのひみつ』The Sign on Rosie's Door(偕成社)が刊行された。

   1970年5月、Ode Recordsから、28歳のキャロル・キングの初のアルバム『作家キャロル・キング』Writer: Carole KingのLP盤(SP-77006)が発売された。
 ギターに22歳のジェイムズ・テイラー(James Taylor、1948年3月12日~)が参加した。

   1970年12月、ニュー・ヨークのハーパー&ロウから、42歳のモリース・センダークの絵本『夜の台所で』In The Night Kitchenが刊行された。

   1971年2月10日、Ode Records から、28歳のキャロル・キングの2枚目のアルバム『つづれ織り』TapestryのLP盤(SP-77009)が発売された。
 ギターに22歳のジェイムズ・テイラーが参加した。

イッツ・トゥ・レイト

   1971年7月10日、キングレコードから、キャロル・キング(Carole King)「イッツ・トゥ・レイト(心の炎も消え)」It's Too Late(3:54)、「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー」Will You Love Me Tomorrow?(4:14)のシングル盤(AM-86、400円)が発売された。
 解説は小倉栄司(1946年~)だ。

   1971年7月、キングレコードから、キャロル・キング(Carole King)、ジェイムス・テイラー(ギター)『つづれおり』TapestryのLP盤(AML-96、2,000円)が発売された。
 初回帯の題名表記は「つずれおり」だ。帯に「全米ポップス界には今この美しきシンガー=ソング・ライター〝キャロル・キング〟の嵐が!!」とある。
 解説は28歳の朝妻一郎(1943年2月1日~ )だ。

A1「空が落ちてくる」I Feel The Earth Move(2:57)
A2「去りゆく恋人」So Far Away(3:55)
A3「心の炎も消え」It's Too Late(3:51)
A4「恋の家路」Home Again(2:27)
A5「ビューティフル」Beautiful(3:05)
A6「幸福な人生」Way Over Yonder(4:42)
B1「」You've Got A Friend(5:07)
B2「地の果てまでも」Where You Lead(3:18)
B3「ウィル・ユー・ラブ・ミー・トゥモロー」Will You Love Me Tomorrow? (4:10)
B4「スマックウォーター・ジャック」Smackwater Jack(3:39)
B5「つづれおり」Tapestry(3:11)
B6「ナチュラル・ウーマン」(You Make Me Feel Like) A Natural Woman (3:47)

 1971年10月、キングレコードのA&Mレコードから、キャロル・キング(ピアノ)、ジェイムス・テイラー(アコースティック・ギター)『ライター=キャロル・キング第2集』 Writer: Carole KingのLP盤(AML 107、2,000円)が発売された。
 帯に「ロックの歴史はこのシンガー=ソング・ライター〝キャロル・キング〟の足跡にある!! どうぞ私と一緒に歌って下さい」とある。
 解説は25歳の八木誠(1945年10月3日~2011年6月5日)だ。

A1「宇宙の果てまで」Spaceship Races (3:07)
A2「夢いっぱいの風船に乗って」No Easy Way Down (4:34)
A3「チャイルド・オブ・マイン」Child Of Mine (3:55)
A4「ゴーイン・バック」Goin' Back (3:36)
A5「悲しい思いをさせないで」To Love (3:39)
A6「私の胸にとびこんで」What Have You Got To Lose (3:58)
B1「イヴェンチュアリー」Eventually (5:02)
B2「ラーズベリー・ジャム」Raspberry Jam (4:32)
B3「夢を追っても」Can't You Be Real(2:54)
B4「遠くに行って」I Can't Hear You No More (2:59)
B5「スウィート・スウィートハート」 Sweet Sweetheart(2:47)
B6「アップ・オン・ザ・ルーフ」 Up On The Roof (3:46)

  1975年2月4日、Ode Records から、アニメーション映画劇の音声録音盤、キャロル・キング作曲・歌のアルバム『本当にロウズィ』Really RosieのLP盤(SP 77027)が発売された。

リアリー・ロージー

 1975年2月19日、アメリカ連合国のCBSで、モリース・センダークの『小粒の文庫』The Nutshell Libraryに収められた『米入りチキン・スープ』Chicken Soup with Rice、『ピエール』Pierre、『1はジョニーだった』One was Johnny、『そこらじゅうのアリゲイター』Alligators All Around、1960年の『ロウズィのドアの標示』The Sign on Rosie's Door のお話と歌詞による46歳のセンダーク監督、32歳のキャロル・キングの作曲と歌のアニメ音楽劇『本当にロウズィ』Really Rosie(27分)が放映された。


   1975年5月、キングレコードから、モーリス・センダック制作による同名のテレビ番組のオリジナル・サウンドトラック盤キャロル・キング(Carole King)『リアリー・ロージー《おしゃまなロージー》』Really RosieのLP盤(GP-231、2,500円)が発売された。

A1「おしゃまなロージー」Really Rosie(1:51)
A2「ジョニーの数え歌」One Was Johnny(2:08)
A3「ワニさんががいっぱい」Alligators All Around(1:54)
A4「いじっぱりピエール」Pierre(5:38)
A5「ロージーの魔法」Screaming And Yelling(1:16)
A6「チキン・スープのバラード」The Ballad Of Chicken Soup(2:15)
A7「ライス入りチキン・スープ」Chicken Soup With Rice(4:20)
B1「夢のP通り」Avenue P(3:03)
B2「ロージーのお隣さん」My Simple Humble(3:07) Neighborhood
B3「女優ロージー」The Awful Truth(3:11)
B4「人生って頭痛ね」Such Sufferin'(2:55)
B5「おしゃまなロージー」Really Rosie(Reprise)(1:40)

エミールくんがんばる

    1975年5月27日、トミー・ウンゲラー(Tomi Ungerer)作、43歳の今江祥智(1932年1月15日~2015年3月20日)訳『エミールくんがんばる』Emile(文化出版局)が刊行された。

 1975年11月1日、アメリカ連合国で、モリース・センダーク原作、51歳のジーン・ダイチ(Gene Deitch、1924年8月8日~2020年4月16日)監督の16㎜アニメ映画劇『ばけものたちがいるところ』Where the Wild Things Are(7分)が公開された。

     1975年12月5日、モーリス・センダック(Maurice Sendak)さく、43歳のじんぐう・てるお(神宮輝夫、1932年2月26日~2021年8月4日)やく『かいじゅうたちのいるところ』Where the Wild Things Are(冨山房)が刊行された。

ちいさなちいさなえほんばこ
ちいさなちいさなえほんばこ2

 1981年12月、M.センダック(Maurice Sendak)さく、49歳のじんぐう・てるおやく『ちいさなちいさなえほんばこ』The Nutshell Library(冨山房、1,500円)が刊行された。
 『ピエールとライオン』Pierre、『アメリカワニです、こんにちは』Alligators All Around、『チキンスープ・ライスいり』Chicken Soup With Rice、『ジョニーのかぞえうた』One Was Johnnyが収められた。

 1982年9月、モーリス・センダック(Maurice Sendak)さく、50歳のじんぐう・てるおやく『まよなかのだいどころ』In The Night Kitchen(冨山房、1,100円)が刊行された。

ロージーちゃん改訂版

 1983年7月、モーリス=センダック(Maurice Sendak)さく・え、なかむらたえこやく『ロージーちゃんのひみつ』The Sign on Rosie's Door改訂版(偕成社、980円)が刊行された。

 1987年10月20日、アメリカ連合国で、モリース・センダーク原作、63歳のジーン・ダイチ監督の16㎜アニメ映画『夜の台所で』In the Night Kitchen(7分)が公開された。

 1991年3月28日、「ちくまプリマーブックス」51、55歳の紀田順一郎(1935年4月16日~)編集『謎の物語』(筑摩書房、本体1.068円)が刊行された。
 帯表紙に「知りたい。でもコワイ。」「それから一体、どうなったんだろう。“結末”のない、不思議に満ちた物語。」とある。
 短篇11篇が収められ、F・R・ストックトン(Frank R. Stockton)著、中村能三訳「女か虎か」The Lady, or the Tiger?も収められた。

 雑誌『放送文化』(日本放送出版協会)1994年7月号から1996年6月号まで、長田弘(おさだ・ひろし、1939年11月10日~- 2015年5月3日)『真夜中の歌』が連載された。 

かいじゅうたちのいるところVHS

    1995年9月21日、東映株式会社/東映ビデオから、ヤマハミュージックメディア、ヤマハ・ビデオ・ライブラリー企画製作発売、「世界絵本箱ベストセレクション」、日本語・英語の二ヵ国語『かいじゅうたちのいるところ:全3話』Where The Wild Things AreのVHS(VFZFD0333、税抜5,800円)が発売された。
 第1話「かいじゅうたちのいるところ」Where The Wild Things Are
 日本語ナレーション:上條恒彦(1940年3月7日~)
 第2話「まよなかのだいどころ」In The Night Kitchen
 日本語ナレーション:小林克也(1941年3月27日~)
 第3話「モーリス・センダックのリアリー・ロージー」Maurice Sendak's Really Rosie
 「アメリカワニです、こんにちは」Alligators All Around
 「ピエールとライオン」Pierre
   「ジョニーのかぞえうた」One Was Johnny
   「チキンスープ・ライスいり」Chicken Soup With Rice
  作曲・歌:キャロル・キング(字幕)

アメリカの心の歌

  1996年7月22日、「岩波新書」、56歳の長田弘アメリカの心の歌』(岩波書店、税込650円)が刊行された。
 『真夜中の歌』の改訂・増補版だ。
 帯表紙に「アメリカの今を知るために」「*人びと*フィーリング*生き方*」「キーワードは“歌”」とある。

フォー・ザ・グッド・タイムズ:はじめに

Ⅰ 真夜中の歌

1 手紙でも書こう:ラルフ・エリソンの死
2 アラバマ・ソング:ブレヒトとヴァイルの歌
3 ザ・ダッチマン:ピーター・ラファージとマイケル・スミス
4 ジムに手を出すな:ジム・クロウチ
5 アイリッシュ・ハートビート:ヴァン・モリソン
6 ノー・フロンティアーズ:メアリ・ブラック
7 リアリー・ロージー:キャロル・キング
8 歩道の終るところ:シェル・シルヴァスタイン
9 ぼろぼろの栄光:エセーニンとマヤコフスキイのレコード
10 ラーン・トゥ・ビー・スティル:イーグルス
11 サッド・カントリー・ソング:デイヴィッド・アラン・コー
12 ホワイ・ウォリー:チェット・アトキンス&フレンズ

Ⅱ 新しいカントリー

1 ミー・アンド・ボビー・マッギー:クリス・クリストファソン
2 アイ・ラヴ:トム・T・ホール
3 ママ・トライド:マール・ハガード
4 母親よ、子どもをカウボーイにはするな:ウィリー・ネルソン
5 アメリカ:ウェイロン・ジェニングス
6 ヒッコリー・ウィンド:グラム・パーソンズ
7 エヴァンジェリン:エミルー・ハリス
8 ハロー・イン・ゼア:ジョン・プライン
9 パブリック・ドメイン:ジェリー・ジェフ・ウォーカー
10 L・A・フリーウェイ:ガイ・クラーク
11 ラジオを聴こう:マイ・カインド・オブ・ミュージック
12 遠い声、遠い部屋:ナンシー・グリフィス

あとがき

みつばちじいさんの旅・復刊

   1998年8月、「子どもの文学・緑の原っぱシリーズ」3、フランク・ストックトン作、モーリス・センダック絵、光吉夏弥訳『みつばちじいさんの旅』 The Bee-man of Orn(童話館出版、本体1,238円)が刊行された。

ジャイアント・ジョン

    2004年8月3日、アーノルド・ローベル(Arnold Lobel)作、福本友美子(1951年~)訳『ジャイアント・ジョン』Giant John(文化出版局、本体1,300円)が刊行された。

 2007年12月25日、「角川文庫」、山口雅也(1954年~)編『山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー』(角川書店、本体781円)が刊行された。
 帯表紙に「究極の謎と驚きがこの一冊に!」「幻の名作を多数収録した極上アンソロジー。」とある。
 フランク・R・ストックトン(Frank R. Stockton)著、中村能三訳「女か虎か」The Lady, or the Tiger?、「三日月刀の促進士」The Discourager of Hesitancyが収められた。

かいじゅうたちのいるところDVD
かいじゅうたちのいるところDVD裏

 2009年3月18日、‎ ヤマハミュージックアンドビジュアルズから、「世界絵本箱」、日本語・英語の二ヵ国語、デジタル・リマスター版、神宮輝夫訳『モーリス・センダックかいじゅうたちのいるところ全3話』Where the Wild Things AreのDVD(YMBA-51004、税抜2,800円)が発売された。
 キャロル・キングが音楽を担当した「ちいさなちいさなえほんばこ」Really Rosie、「かいじゅうたちのいるところ」Where the Wild Things Are、「まよなかのだいどころ」In the Night Kitchenの全3作を収録。

   2009年10月13日、ニュー・ヨークで、モリース・センダーク原作、39歳のスパイク・ジョウンズ(Spike Jonze、1969年10月22日~)監督、11歳のマックス・レコーズ(Max Records、1997年6月18日~)主演の映画劇『ばけものたちがいるところ』Where the Wild Things Are(101分)が公開された。
 主な撮影は2006年4月に始まった。

 2010年1月15日、丸の内ルーブルほかで、映画劇『かいじゅうたちのいるところ』Where the Wild Things Areの日本語字幕スーパー版が公開された。

 2012年2月8日、「ちくま文庫」、76歳の紀田順一郎編『謎の物語』(筑摩書房、本体820円)が刊行された。
 帯表紙に「ここに謎がある ? 答えはまだない」とある。
 「ちくまプリマーブックス」の再編集版だ。短篇14篇を収める。
 F・R・ストックトン(Frank R. Stockton)著、紀田順一郎訳「女か虎か」The Lady, or the Tiger?、「三日月刀の奨励官」The Discourager of Hesitancyが収められた。

アメリカの心の歌・増補

   2012年10月7日、72歳の長田弘アメリカの心の歌 expanded edition』(みすず書房、本体2,600円)が刊行された。
 岩波新書に2000年以降に書かれた文章を加えた増補版だ。

フォー・ザ・グッド・タイムズ:はじめに

Ⅰ カントリー・オブ・ザ・マインド

1 手紙でも書こう:ラルフ・エリソンの死
2 アラバマ・ソング:ブレヒトとヴァイルの歌
3 ザ・ダッチマン:ピーター・ラファージとマイケル・スミス
4 ジムに手を出すな:ジム・クロウチ
5 アイリッシュ・ハートビート:ヴァン・モリソン
6 ノー・フロンティアーズ:メアリ・ブラック
7 リアリー・ロージー:キャロル・キング
8 歩道の終るところ:シェル・シルヴァスタイン
9 ぼろぼろの栄光:エセーニンとマヤコフスキーのレコード
10 ラーン・トゥ・ビー・スティル:イーグルス
11 サッド・カントリー・ソング:デイヴィッド・アラン・コー
12 ホワイ・ウォリー:チェット・アトキンス&フレンズ

Ⅱ オルタナティヴ・カントリー

1 ミー・アンド・ボビー・マッギー:クリス・クリストファソン
2 アイ・ラヴ:トム・T・フォール
3 ママ・トライド:マール・ハガード
4 母親よ、子どもをカウボーイにはするな:ウィリー・ネルソン
5 アメリカ:ウェイロン・ジェニングズ
6 ヒッコリー・ウィンド:グラム・パーソンズ
7 エヴァンジェリン:エミルー・ハリス
8 ハロー・イン・ゼア:ジョン・ブライン
9 パブリック・ドメイン:ジェリー・ジェフ・ウォーカー
10 L.A.フリーウェイ:ガイ・クラーク
11 ラジオを聴こう:マイ・カインド・オブ・ミュージック
12 遠い声、遠い部屋:ナンシー・グリフィス

Ⅲ うたと詩の記憶

1 『フリーホイーリン』以降:コンセプト・アルバムの始まり
2 『ヒルビリー』のことなど:レコードショップの思い出
3 グッドモーニング、アメリカ:スティーヴ・グッドマン
4 オンリー・イエスタデイ:ボビー・ベアとシルヴァスタイン
5 ミシシッピ河のバンジョー弾き:ジョン・ハートフォード
6 それでもなお世界は残る:エミリー・ディキンスンとアーロン・コープランド
7 ザ・ブラック・ライダーズ:詩人スティーヴン・クレイン
8 アイヒマンとロシアン・ダンス:トム・ウェイツ
9 チャント、ヒム、アンセム:ボブ・ディラン

あとがき:1996…2012






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