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司法試験の短答対策(上三法)
要約
①使う教材は(ア)肢別アプリ、(イ)短答六法、(ウ)裁断した短答パーフェクト、(エ)模試
②肢別アプリで知識の基礎を作り、短答パーフェクトで演習を行い、模試で実践する
③計画期間は1年の超長期型
Q.なぜ肢別を使うのか、短答パーフェクトでは駄目なのか
純粋に問題数である。知識の基礎とする以上、過去問で習得可能な最大数を扱う。ここで取り扱わない条文や判例を学習後半に回すことでヤマ張り等に
令和4年司法試験再現答案データ
先日、「令和4年司法試験の再現答案作成を終えての雑感」という記事を書きましたが、実際の再現答案はTwitter上の画像データとしてアップしたもので、可読性が低いことに気づきました。
そこで、この記事に再現答案のPDFデータを置いておきます。
日常家事債務(761条)と表見代理(110条)に関する私見
民法761条本文は、「夫婦の一方が日常の家事に関して第三者と法律行為をしたときは、他の一方は、これによって生じた債務について、連帯してその責任を負う。」と規定している。
ここで、「生じた債務について、連帯してその責任を負う」との規定から、連帯債務が発生するにとどまると解するのが文理解釈であるが、判例は、夫婦の日常生活の円滑を図る必要性から、“夫婦が相互に日常の家事に関する法律行為につき他方を代
基本書の「行間を読む」こと(転貸料債権の物上代位を例に)
基本書は「行間を読む」作業が必要である、と司法試験界隈ではよく言われる。
もっとも、筆者はイマイチこの言説の意味が理解できていなかったし、漠然と「書いていない内容」を他の基本書や学者論文から補強する必要がある、といったイメージをしていた。
ところが先日、もしかするとこれが「行間を読む」ことなのではないか、と思うに至ったので共有したい(全くの見当違いである可能性も多分にあるし、それは筆者の文章読解