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ロックダウン、ステージ4の療育は

ご覧になって頂きありがとうございます。細々と営んでいるNoteにも関わらず、コメントやフォロー、スキ、ご自身のNoteや他プラットフォームにまでシェアして下さる温かい皆さまがいらっしゃって、とても大きな力を頂いています。改めて、ありがとうございます。

現在、オーストラリアのメルボルンはロックダウン中。しかもステージ4。以前の記事でもその内容に少し触れましたが、このステージは、ステージ3の時と比べて、とても厳しい外出制限が課されています。

食品や薬を売るお店以外は全て閉まり、レストランはテイクアウトのみ。エセンシャルな仕事以外は全てリモート、リモートできなければビジネス自体を休止。今日は、そんなロックダウン中の療育事情を綴ります。

◆フェイスシールドをつけたグループ療育

 ありがたいことに、グループ療育と作業療法に関しては、医療に準ずる扱いとなっており、対面での療育が続いています。

 グループ療育、週一日、2時間半。作業療法、月二回、1時間ずつ。

 娘にとっては現在、これが唯一、直接他者と会う機会です。

 子供と触れ合うセラピストさんたちは、皆フェイスシールドをつけています。

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  療育所に入ると、私は書面に署名、携帯番号を記載、到着時間と、療育所との関係「クライアント」を記します。

 これは単なる記録のためではありません。

 現在、自宅から5km以上の移動が禁じられているのですが、療育所はさらに遠くにあります。すると、警察に捕まる可能性があります。
 実際、運転していても、警察の車とよくすれ違い、何も悪いことはしていないはずなのに、ドキッとすることがあります(何故?笑)。

 警察に捕まった時、警察が療育所に電話をかけて、合法的に遠くまで来ていたことを確認するための書面記入です。

 グループ療育は、こんな感じで行われています。

◆消えた公園遊び

 外でのエクセサイズは認められているものの、公園の遊具は禁止。人に会うことも禁じられています。(ソーシャル・ディスタンスの看板に出会うといつも真似をする娘↓)

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  公園に行くと、人のいない遊具でどうしても遊びたがってしまうため、最近はもう公園を避け、もっぱら近所でスクーター❢
 娘はみるみる上達して、マスクで追いかけるのは息苦しくなってきました。しかし現在、ジョギングの時以外はマスクが義務化されて、しないと罰金です。
 先日は、散歩中のおじいちゃんが、「マスク忘れた~!」と慌てていました。無事に警察に見つかる前に、家に帰れていますように。

 メジャーな遊歩道なども封鎖されていますが、ちょっとした林道で自然に触れることも。でこぼこ道でも、スクーターに挑んだり、木登りしたり。自然の中ではとても生き生きしています。

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 一日一回だけ、一時間未満、こうして外でエクセサイズをすることが許されています。身体を思いっきり動かせるのは、現在この機会だけです。

◆Zoom幼稚園

 幼稚園は閉まってしまいました。エセンシャルワーカーの子供など、一部の子供たちだけは通うことが認められていますが、娘の幼稚園は完全に閉園しました。多くの子供たちが、お友達に会えず、寂しい日々を過ごしていることと思います。

 せめて、という配慮で、娘の幼稚園はZoom幼稚園を開催してくれています。といっても、長時間はもたないので、年少さんは30分強。

 先生がお話をしたり、絵本を読んでくれたりします。それから、お友達が、自分のお気に入りの人形、おもちゃや、作った工作などを見せてくれます。

 うまく進むのかな?と思いきや、年少さんの子供たち、しっかり椅子に座って先生のお話を聞いて、質問に答えたりする子も結構います。

 子供たちは、こうした緊急のZoom幼稚園なども、よく順応して参加して、とても感心します。

 とはいえ、きっと寂しさと退屈を抱えたまま暮らしているんだろうな、と感じます。

 娘にとってはロックダウン明けは辛いだろうけれど、分割画面に並んだ沢山の子供たちのお顔を見ると、幼稚園の再開が待ち遠しく思われます。

◆リモート療育

 作業療法、グループ療法以外の言語療法・心理療法は、オンラインで行われています。これは教える方も工夫が必要だし、子供も集中力が切れがちで忍耐を要し、コミュニケーションがいつにも増して難しくなります。

 それでも、先生たちは、タッチパネルでゲームをしたり、キャラクターを登場させたり、工夫して多くの療育を実行してくださっています。

 他者と関わる機会が極端に減った中、リモートでも少しでも先生たちとの交流を継続できるのは、ありがたいです。

◆おうち療育

 あとはひたすら、おうち療育。Noteでもおうち療育を時々取り上げてきましたが、遊びを通じて、娘も私も楽しむことをモットーに、ゆるく療育しています。

 かれこれ3月から半年近く、一時の緩和を挟み、ほぼステイホームが続いている生活。そうこうしているうち、オーストラリアの国の花でもある、ミモザが辺りで満開になりました。春はもう、すぐそこまで来ています。

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