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【全選手紹介:MF編】リーズ・ユナイテッド

こんにちは、リーズ・ユナイテッドサポーターの Takuro です。
全選手紹介、今回は MF 編です!さっそくいきましょう😊

アダム・フォーショー(Adam Forshaw)

エヴァートンの下部組織で育ったフォーショーは、2009年にエヴァートンのトップチームデビューを果たしました、その時のエヴァートンの指揮官は、現ウエストハム監督のモイーズです。
その後ブレントフォード、ウィガン、ミドルズブラと渡り歩きます。
主にセントラル MF としてプレーするフォーショーは、 ミドルズブラ時代の16-17シーズンに印象的なパフォーマンスを見せたことがきっかけで、イングランド代表に召集されるのでは?という憶測が上がりました。
しかしフォーショーは「ボロをプレミアリーグに残留させることこそが僕の目標、代表で体力を使うのは少し悲しいね」とコメントを残します。
(結局、ボロはこの年チャンピオンシップに降格してしまいましたが)

2018年からはリーズに所属、19-20シーズンはクリヒと現マンチェスター・シティ所属のカルヴィン・フィリップスと3センターを形成しシーズンをスタートさせましたが、7試合経過後に離脱、この離脱はなんと計1年半以上に及びました。
2021/8 のリーグカップで怪我を乗り越え先発出場、これは自身にとって約2年ぶりとなる先発の舞台となりました。
現在も怪我による離脱は多くある選手ですが、出場した際は広い視野でゲームをコントロールする力を持っており、「いぶし銀」なプレーをする選手だと私は感じています。

ブレンダン・アーロンソン(Brenden Aaronson)

きました、アーロンソン、アーセナル戦で最も印象に残った選手ではないでしょうか。
90分間全く体力が衰えないハイプレス、加速の速さ、ボールコントロールのうまさ、身体の強さと、今期加入したリーズで既に才能の片鱗を見せつけています。
母国アメリカのフィラデルフィア・ユニオンで育ったアーロンソンは、2019年に MLS デビュー、20-21 シーズンには MLS の年間ベストイレブンに選出されました。
2021年にはザルツブルクに所属、ザルツブルクでは当時の監督で現我々のボス、ジェシー・マーシュと半年間タッグを組んでおり、今期のリーズ加入も、マーシュの推薦によるものとされています。

2列目であればどこでもできるユーティリティ性や献身性、当たり負けしない身体の強さなど、今のリーズの攻撃の中心はアーロンソンで間違いないです。
彼については、また別記事で紹介できればと思います。


マルク・ロカ(Marc Roca)

エスパニョールのユースチームで育った彼は、2016年にラ・リーガデビュー。
以降主力として活躍しましたが、エスパニョールがセグンダ(2部)に降格したタイミングで、ロカにオファーを出したのはあのバイエルン・ミュンヘン。
大きな期待を持ってバイエルンに入団したものの、怪我もありなかなか出場機会は訪れず、ブンデスでの出場は2シーズンでわずか15試合のみ。
リーズは昨シーズン主力であったカルヴィン・フィリップスの放出に備え、この守備的 MF であるロカをリストアップ、獲得に至りました。
開幕戦よりアダムスと2センターを形成し、印象的な活躍を見せています。

ロカの特徴は守備時のタックルがうまいこと、ボールコントロールが抜群なことです。ハイプレスを行うチームの中で、落ち着きをもたらすことができる稀有な存在でもあります。
とはいえマーシュはこのポジションにもプレスを求めるサッカーを志向しているため、バランサーとして申し分ないロカが、マーシュの指導によってどういった選手に変貌するのか、今後の活躍が楽しみです。


クリセンシオ・サマーヴィル(Crysencio Summerville)

ドレッドにしてみたり、アフロヘアにしてみたり、髪型が特徴的なサマーヴィルは、フェイエノールトのアカデミーで育ちました。
ドルトレヒト・ADO デン・ハーグでコンスタントに出場機会を得た彼は、2020年にリーズへと加入。
U-23 では印象的な活躍を見せている彼ですが、トップチームではまだ活躍することができていません。
サマーヴィルのプレースタイルは、わかりやすく言うなればブライトンの三笘のようなタイプです、ただ、三笘よりもまだまだ粗削りです。
デッドラインデーに、ダニエル・ジェームズが謎にフラムへ移籍してしまった今、サイドは手薄なポジションとなっており、彼が三笘のようなスーパーサブ的な役割になってくれることを期待しています。


ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

マンチェスター・ユナイテッドのアカデミーで育った彼は、高校進学時にアメリカへ渡り、アメリカでサッカーキャリアを歩んできました。
2015年に大学サッカー界でひときわ活躍を見せていたハリソンに対し、2016年のドラフト(アメリカサッカーはドラフト制度があります)1位で指名され、ニューヨーク・シティFC でプロキャリアをスタートさせます。

そんな中ニューヨーク・シティFC とパートナークラブとなったマンチェスター・シティがハリソンに目を付け、2018年1月にハリソンを獲得、しかし当時のシティは並外れた選手層であったため、獲得して間もなく、ローンでミドルズブラに貸し出されました。
翌シーズンからはリーズに貸し出されましたが、結局3年連続でリーズに貸し出された彼は、2021年に正式にリーズと契約、晴れて正式にファミリーとなったのです。

ハリソンは主に WG のポジションでプレーし、豊富な運動量と正確無比な左足で多くのチャンスを演出します。
どちらかというと左サイドが主戦場のプレーヤーですが、今期は2列目の選手層の問題もあり、中央や右も任されることもあります。
まだ25歳と若いプレーヤーですが、既にリーズでは150試合以上に出場しているのに加え、好不調の波も少ない選手ですので、今期も安定的に活躍を見せてくれることでしょう。


タイラー・アダムス(Tyler Adams)

2011年より「レッドブル・アカデミー」に参加していたアダムスは、2015年に母国アメリカのニューヨーク・レッドブルズでファーストチームデビュー、親善試合ではありましたが、チェルシー相手にヘディングでゴールも決めて見せました。
アメリカで活躍を続けていた彼は、2019年1月にライプツィヒに加入し、ニューヨーク・レッドブルズでも師弟関係であったマーシュと再会。持ち前の運動量で中盤を支配し、ライプツィヒは彼が負傷離脱する4月までは無敗、という偉大な記録を成し遂げています。
その後も活躍をつづけ、2020年にはライプツィヒのチャンピオンズリーグベスト4に貢献、以降も主力として活躍していましたが、今期2000万ポンドを費やし、リーズが獲得に成功しました。

守備に特徴のある彼は、マーシュのサッカーを熟知しており、中盤でロカとコンビを組んで、開幕からスタメンを守り続けています。
前回の記事のクリステンセン同様、第1節は「そんな前へ前へいって大丈夫か!?」と心配になるほど上がっていたアダムスでしたが、こちらもだんだん慣れてきた(笑)のか、豊富な運動量で中盤のスペースを埋め続け、「痒い所に手が届く」活躍を見せています。
攻撃面でもう少し…!という希望はありますが、まだ23歳ですし、これからですね。


ダルコ・ギャビ(Darko Gyabi)

2004年生まれのギャビは14歳の時に、マンチェスター・シティのスカウトに才能を見出され、シティに入団。
ヤヤ・トゥーレを彷彿とさせるボックストゥボックスの動きに加え、しなやかなドリブルも持ち合わせる彼は、将来有望な若手としてシティで成長。
なんと今年、500万ポンドもの移籍金で、リーズが獲得に成功しました。
今シーズントップチームでの出場はまだありませんが、U-21 で活躍し続け、
カルヴィン・フィリップスのようなクラブ史に名を残す選手に成長してくれることを期待しています。
個人的には、同じシティ出身 MF のラビアが既にセインツで一定の出場機会を得て活躍しているので、ギャビももう少しトップで試してほしいな、と思っています。


ルイス・シニステラ(Luis Sinisterra)

母国コロンビアでキャリアをスタートしたシニステラは、2018年から2022年までオランダの名門、フェイエノールトで活躍。
21-22 シーズンには、新設されたカンファレンスリーグで準優勝に貢献すると同時に、最優秀若手選手に選ばれました。
そんなシニステラに目を付けたリーズは、約2000万ポンドを費やし今期彼を獲得。
アーロンソンと同様、アーセナル戦で何度もチャンスを作り出したのは記憶に新しいですよね。
攻撃面では申し分のない働きを見せる彼は、昨シーズンフェイエノールトでは12ゴール7アシストを記録しています。
ただ懸念として、林陵平さんも指摘されていましたが、守備への切り替えがまだまだ遅いことが挙げられます。
ここはマーシュの指導により、鬼のトランジションができる選手へと成長し、ゆくゆくは現バイエルンのマネのような選手になってくれることを期待しています。


マテウシュ・クリヒ(Mateusz Klich)

母国であるポーランドでキャリアをスタートさせた彼は、2011年にブンデスリーガのヴォルフスブルクに3年契約で加入。
その後オランダに貸し出され一定の活躍を見せましたが、2014年にヴォルフスブルクに戻った際は、ほとんど出番を与えられることはありませんでした。
というのも、当時3センターを形成していたのは、若き日のデ・ブライネ、全盛期であったギラヴォギ、ブラジル代表として活躍していたルイス・グスタボであり、入り込む余地はありませんでした。
それからカイザースラウテルン → トゥエンテと渡った彼は、2017年にリーズへと移籍します。

ここから彼の逆襲が始まると思いきや、スタメンで出場したカーディフ戦でスリップしてしまい、ボールをかっさらわれて相手にゴールを許しました。
そこから指揮官の信頼を失い、再度オランダへ貸し出されることとなります。

オランダで印象的な活躍を見せ続けた彼は、インタビューに対し、「俺はまだリーズで何も成し遂げていない、リーズで活躍することが目標だ」と発言し、翌シーズンリーズに復帰。新指揮官であるビエルサへのアピールに成功し、18-19 シーズンよりレギュラーに定着、今日に至るまで活躍を続けています。

プレースタイルは「テクニシャンかつ運動量豊富」といったタイプであり、中盤センターの攻撃的なポジションとしてプレー可能です。
今シーズンはファーストチョイスではありませんが、怪我も少なく、途中出場でも違いを作れる選手のため、重宝される存在となるでしょう。


アーチー・グレー(Archie Gray)

2006年生まれの16歳、攻撃的 MF を務める選手です。
昨シーズン怪我人が多く発生した状況で、若干15歳でトップチームのベンチ入りを果たしました。
祖父もリーズでプレーしていたグレーは今期もプレシーズンで一定の評価を得ていましたが、プレシーズンマッチのアストン・ヴィラ戦で足首を負傷、それ以降はトップチームでのアピール機会はなく、現在は U-21 を主戦場としています。
プレースタイルは、アーセナルが好きな方であればファビオ・ヴィエイラをイメージしてもらえばわかりやすいかと思います。
しなやかなボールタッチと細かいテクニックは、彼の最も得意とするところです。
プレミアリーグで活躍するためにより筋肉量を増やし、当たり負けしない選手に成長していってほしいですね。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
ラストは FW 編です、お楽しみに!

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