
外国に住んでの子育て色々。
こんにちは
この間お友達が、日本で外国人の新米ママに
日本語を教えているんだーっていうお話を聞いて、
日本で生まれ育った私が、イギリスに来て、ウェールズで子育てをして、子供の行事やイギリス、ウェールズの行事でいろいろなことを失敗しながら学んで来たことを思い出しました。そして、ふっと、日本に住んでいる外国生まれの外国育ちの人も私が色々と苦労しているのではないか?と思いました。
私がお誕生日やクリスマスの習慣や、人との接し方など、いろいろなことを学べたのは、大好きなウェールズ人のお友達のおかげです。それなので、日本でも、外国育ち、外国生まれの新米ママには、優しく色々と教えてあげて欲しいなーと思ったのです。
それなので、あ!日本語もそうだけど、こういうこと教えてあげてほしい!と思ったので、今日そんなことを書いてみます。
まずですが、私の失敗例を書いてみますね。
① 失敗例一つ目
セントデイビッドデー
3月1日これはウェールズの守護聖人のセントデイビットが永眠した日なんですけど、学校に行っている子供たちは、
ウェールズの伝統的な洋服(かわいい)を着て、
学校に行くんですね。
男の子の伝統的な服もあるけれど、どちらかというと女の子のドレスが可愛うくて、帽子もついて、最近では大手スーパーにこの時期になると売り出しています。チャリテイーショップでもバンバン売っているし、お下がりもあるので、うちの長女、次女にはチャリテイーショップか、
お下がりでいただいたものを着せて行っていました。
男の子は、サッカーやラグビーのウェールズのユニフォームが多いかな。
さて、、ここで私の失敗話。
私は日本人、夫はイングリッシュ。
当然、この日がここまで大事にされているとは、ウェールズに来たての頃は、思いませんでした。(すまん)
この日に何か着ていかなきゃいけないと言うのは、わかっていたけど、
「持っていない人」はいいんだろうとたかを括っていた、
セントデイビットデーの当日、朝学校からテキストメッセージが来ました。
学校
「今日は、みんなで写真を撮るので、みんな衣装を着てきてください。
男の子はラグビーか、サッカーのユニフォームを着るように。
ただし、持っていない人はいいです。」
私
「え、、ないじゃん。うち。ユニフォームなんて。
あ、でも、持っていない人はいいって。よかった。
どうしてもって言うなら、早く教えてほしかったわ。」
そう思って、普通のユニフォームを着せて
長男、次男を学校に送っていきました。
学校に送って行って30分後。学校から電話。
学校
「お母さん、長男くんと次男くんがユニフォーム着ていないんですけど。。
写真を撮るので困るんです。」
なぬ??????
なかったらいいって言ったのはどっちだ????
私
「すみません。うちはユニフォームを持っていなかったので、
そのまま行かせました。(心の中。。値段も高いしさ。)
着ていなくても良いとテキストメッセージに書いてありましたが、
どうしてもと言うのなら、もっと早くいってほしかったです。。
これから買いに行ったほうがいいでしょうか?」
と言ったら、
「なんとかします。」
と言って、電話がチンっと切れた。
なんとなく、モヤモヤしたけど、
「うちだけじゃないだろ。サッカーやラグビーのシャツ着てきてくださいって簡単に言うけど、学校に来ている子どもが全員、着て行ってるわけないだろう。 しかも、あのユニフォームってこの時だけ着るには
何気に高いし。。(何回も書くけどここ重要)」
と思い、その後電話もかかってこなかったので、
「ほら、うちだけじゃなかっただろ。」なんて、
すっかり呑気に忘れた頃、学校がおわって、子供達が帰ってきました。
私「あーそういえば、今日写真撮ったの?」
長男、次男「うん。」
私「なーんだ。よかった。学校から電話があって、
ユニフォームなんで着てないんだ?って言われたよ。
着てなくてもよかったんじゃんねー」
長男、次男「あー、、きて撮ったよ。」
私「え。。。。どうしたの?」
長男、次男「他の人に交代で借りた。」
私「え。。。でもあんなたちだけじゃないでしょ?着ていかなかった人って。」
長男、次男「え、僕たちだけだったよ、ママ」
私「ご。。ご。。。ごめん。。ママ知らなかったよ。」
長男、次男「いいよ別に、ママ知らなかったんだもん。」
失敗談①を書いていたら、長くなってしまった。笑
失敗談例②も書こうとおもったんだけど、長くなるからやめておきます。。
でも、これはたった一つの例
普段「日本の伝統とか文化がー」と言っている私が
他の国の伝統文化を軽く扱っていた証拠みたいで、
本当に恥ずかしい例の一つです。
(すまん。。)
(日本が大好きな人は、他の国のこともリスペクトしましょうね。おほほ)
この上記の会話でわかるようにですね、、
私の態度って、
「クレーマー」
っぽい態度ですよね。
私、そんなつもりなかったんですけど、
上の会話を書いていて、
私ったら上から目線だわって思ってしまいましたわ。
ということで、、
この間も書いたように、
伝言ゲームができない国に住んで、笑
「むかっ」とくることもあるんだけど、
こちらの国のおおらかな人たちに随分と
いろいろなことを助けてもらいながら子育てしてきました。
だから、日本でも新米外国人ママがいたら、
広い心で日本のちょっとしたことを優しく教えてあげてください。
「その人の国では全く違った習慣だったりするのかもしれないので)
ところで、、、学校の行事って、「文化」だけじゃないんですよね。
文化とかの行事だったらわかりやすいんですけど、、
日本で生まれ育っていないとわかりにくいところを
書いてみます。
⇩
「新学期にぞうきんをぬって持っていく」(まだあるかわからないけど)
「給食当番があって、当番の人は終わった後は週末持って帰ってきて洗う。」
「給食の時に使う、給食袋、お箸セットとか、ランチョンマットとか買う。」(学校によって)
「夏休みの宿題は侮らない。図工の宿題で何か作っていく。」
(こういうのは少なくともウェールズの学校ではなかったので。)
「上履きは、毎週持って帰ってきて洗う。」(汚くなる前に)
「体育着などに名前を縫い込む」
「体育着や図工の道具を入れる袋を買うか、縫ってあげる。」
「PTAというのがある。
(これは私もよく分からないな。日本で子育てしていないので。
だから、きっと、外国人ママたちにとっては不明すぎると思う。。。)」
「幼稚園、小学校の運動会は大イベントなので、見逃さない。笑」
(ウェールズの運動会らしきものは、日本の運動会のお祭り騒ぎに比べて
「学校の記録会でしょ」みたいな感じだったので私からしたら、行かなくてもいいのではないの?というくらいなものだったので。。)
などなど、、。
まだあるかな?
あるかもしれないので、これを読んで「これもあるじゃん!」って思った人がいたら教えてくださいね。
日本で生まれ育っていたら、
「当たり前じゃん。」
って思うことばかりかもしれないけど、
こういう小さいことほど、他の国では「当たり前」では
ないことも多いんですよね。
逆もあるから私もしょっちゅう「あれ」って思われていたかも。
日本の学校に体験入学で子供達を入れた時に、
「あー親は準備に結構やることあるな。」と
新鮮に思ったので、書いてみました。
ウェールズの学校では入学して、
ランドセルも必要なかったし、筆記用具を用意するくらいだったので、
楽でした。
ただし、、ウェールズでは、毎日の送り迎えや、
子供がだいたい11歳くらいになるまで
一人で家に置いて行けないとか、、そういうことはかなり疲れましたね。
どこかちょっとスーパーに行くのでも、
子供四人連れていくのは辛いだろ。爆
だから、日本に帰った時、他のお母さんたちが子供を置いて
ちょっとスーパーに行ったり、子供たち同士で勝手に公園に行っているのをみて、日本育ちで、自分もやっていたのにも関わらず、
ドキドキしてしまいましたよ。
住む国が違えば、環境が変われば、
「それまで当たり前」だと思っていたことが
全然違ったりするんですよね。
「文化」のことなどは違いがわかって伝えやすいし、勉強すればなんとかなったりするけど、ちっちゃなことは、結構抜けちゃって、そういうところで
あたふたするかもしれないので、
私がそうだったように、クレーマーのつもりじゃなくても、
クレーマーに見えてしまうこともあるかもしれない。
生活習慣って、自分自身の今までの人生で身についている、当たり前のものだから、「新しい場所の「普通」」になれるのには時間がかかるような気がします。
また長くなっちゃったな。
でも、これは一度書いておきたかったことなので
かけてよかった。
それではまた。