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どんなお休みがお好み?

あなたの理想の休日はどんな休日だろうか?

・おしゃれなカフェでランチ
・たくさんのおかずが並ぶ朝食を作る
・毎週、どこかにお出かけしたい
などなど…
さまざまな理想がある中で、結局ダラダラ過ごして終わってしまった
となることも少なくないはずである。

現代社会はストレスが多い。
SNSが急速に発達し、他人の行動が自分と比較しやすい環境が常にある。
また、一歩外に出ればさまざまななコミュニティがあり、より人間関係を複雑にしている。

そんな中、コンビニでふと目に留まった一冊が

「がんばりすぎない休み方」 荻野淳也著

本読むこと自体ストレスだよ…
って思っている方、この本文章はほとんどない!

もちろん著者の意図をしっかり読み取るためには、文章部分も読んだほうがいいかもしれない。しかし、ポイントは吹き出してとしてまとめてあるうえ、イラストも豊富だ。文章自体もとても短い。
目次で気になるところだけ読んでも十分な本だと言える。さらには、悩み別に紹介してくれているため、ひとつでも自分に合ったが見つかるのではないだろうか?

自分的によかったのは次の2つ。
1.休みの過ごし方を変えるだけが休むことではない
 ⇒休むといえば休日の時間の過ごし方に目がいきがちである。
  しかし本の中では、ごはんの食べ方や動作へ意識をそらすことで、
  隙間時間で心に余裕を与える方法も紹介している。
  長時間取れなくても、仕事で空いた5分でも行えるため、
  忙しい人でも実践しやすくとても実行しやすいものであると感じた。
  休む=長時間ゆったりとした時間を過ごすという概念から
  休む=一息自分を見つめるというものに変換している。

2.自分の行動を見つめることの重要性
 
⇒SNSが発達しいつでも他人の生活がのぞき見できてしまうような現代。
  人と常に接している状態に近いと思う。
  その中でついつい他人の生活がうらやましくなったり…
  他人の生活と比べて自分の生活に嫌気がさしてしまったり…
  でも、意外と自分の生活の中にも隠れているかもしれない。
  ごはんのひとくちめを味わってみたらいつもより美味しくできていたり
  いつも何気なく使っている場所を磨いてみたら心がすっきりしたり
  SNSで他人と比較して一喜一憂して疲れるより、自分の行動を
  ひとつ丁寧にする、ひとつ変えてみることで心のもやが
  晴れていくのかもしれない。

この本の全体の印象は「無理なく取り入れられる」ことである。
実践する場所の指定はなく、満員電車の中、会社のエレベーターの中などほんの数分の隙間時間で心を整える方法が紹介されている。
休み方に悩んでストレスになっている人にはおすすめの一冊ではないだろうか?

最後に
休み=休日に仕事以外のことで頭をいっぱいにするという印象があった。
しかし、この本のおかげで、自分が今まで過ごしてきた休み方も正解であったのだと気づかされた。
心が満たされる休み方を見つけていくことでストレスや自分と向き合えるのではないだろうか?





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