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全てが資本になる

「キャリア資本」という考え方が、「なるほど」と感じたため、プロティアンキャリアに関する記事を記載しました。

資本とは

資本とは、事業活動などの元手のことです。「資本主義」とか、「資本金」という言葉を思い浮かべて、元手となるお金のことと考えていますが、生産手段あるいは、その元手となるもので、つまり、「価値を生む仕組み」のことです。

元手のお金を表しているのではなく、資本があるから稼げるということがポイントかと思います。

企業の資本

国統合報告評議会(IIRC)が公表している国際統合フレームワークでは、資本は財務資本、製造資本、知的資本、人的資本、社会・関係資本、自然資本という6つ存在します。

財務資本 :株式、借入、寄付など
製造資本 :建物、設備など
知的資本 :組織的な、知識ベースの無形資産
人的資本 :人々の能力、経験及びイノベーションへの意欲等
社会・関係資本 :ステークホルダーとの関係、情報を共有する能力
自然資本 :環境資源及びプロセス

このうち、財務資本を除いた5つの資本が非財務資本となります。

つまり、お金に限定し稼ぐ仕組みというよりも、様々な資本を活用し活動することで財務資本に結果が表れるということかと思います。また、財務資本が悪くても、非財務資本が伸びていれば、将来、財務資本に表れます。

個人の資本

ここで、個人に話を戻すと、健康な体があるおかげでお金を稼ぐことができるため「体が資本」と言われるように、その人がお金を稼ぐのに持っている仕組みは何かが重要になります。

頭が良いのか? 健康なのか? 人脈があるのか?など

でも、ゴールは人それぞれなので、スキルや人脈、収入などの「キャリア資本」を貯めて、成長してくことが重要と思います。

1.ビジネス資本(Business Capital)
スキル、語学、プログラミング、資格、学歴、職歴などの資本
2.社会関係資本(Social Capital)
職場、友人、地域などでの持続的なネットワークによる資本
3.経済資本(Economic Capital)
金銭、資産、財産、株式、不動産などの経済的な資本

要するに、何をやっても、将来稼ぎにつながる「キャリア資本」になるということです。収入が増えなくても、スキルや人脈などの非財務資本が増えれば、将来、お金を稼げるようになります。

キャリアは与えれれるものではありません。キャリアオーナーシップを持ち、様々な経験を積み、成長していきましょう!!

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