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承認の5段階

1.承認とは

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「承認」とは、相手の存在を認めることです。

コーチングする際は、結果だけではなく、そこに至る過程・成長度合いを認められることで、相手は自らの考え・行動に自信をもち、自発的に成長していくようにすることが重要です。決して”褒める”という意味ではなく、その事柄が正当だと認めること、もっともだと認めることです。

2.承認の5段階

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人を承認するには、5段階の承認が存在します。
1.結果承認
  その人が出した結果に対して承認を行います。
 「年度の目標が達成した。大口の契約が取れたのは、あなたのおかげです!!」

2.プロセス承認
 結果につながらないときでも、結果に至るまでのプロセス(工程)を承認することです。
「あと一歩のところだったけど残念だった。でも、目標達成に向けて、あきらめずに努力する姿勢は素晴らしかった!!」 

3.行動承認
  結果と関連しない行動に対しても、承認を行います。
「みんながじっとしているときに、率先して行動してくれた。おかげでみんながやりやすくなったよ!!」

4.意識承認
  実際に行動していなくても、行動しようとしている事に承認します。
  「いろいろ改善のアイデア出してくれて助かるよ!!」

5.存在承認
  何もしていなくても、その人の存在自体を承認する事です。
  「君がいてくれると場の雰囲気が和むよ。ありがとう!!」

上司は部下に対する「承認力」が重要です!!

3.承認の重要性

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ハーズバーグの二要因理論(動機付け・衛生理論)とは、「職務満足」および「職務不満足」を引き起こす要因に関する理論です。

人が仕事に不満を感じる時は、その人の関心は自分たちの作業環境に向いているのに対して、人が仕事に満足を感じる時は、仕事そのものに向いています。好きな仕事をしている人は、満足度が高くなります。

衛生要因は、環境に関するものであり、仕事の不満を予防する働きを持つ要因で、動機づけ要因は、より高い業績へと動機づける要因として作用します。

衛生要因が良い環境において、仕事の動機づけ要因で1番満足が得られるものは「達成」で、2番目は「承認」です。様々な人に仕事の「達成」を与えることは簡単ではないため、「承認」することが重要となります。

また、より多くの人が満足する職場を目指すには、競争に勝つ「達成」を作るのではなく、お互いに「承認」しあえる職場にすることが一番です。

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