その仕事、木こりかも
「余裕がない」「忙しい」と目の前の作業をこなすのに精一杯で、それを効率良く進める工夫をしない人の例え話である「木こりのジレンマ」に関して記載しました。
今、会社で働いていて、パソコンを使わないで、口頭で説明を求める人や、紙で印刷して、承認印を押し続けて「余裕がない」「忙しい」と言っている人は、現代の木こりになっているかもしれません。
そもそも、コンピュータは大型のもので一人1台も所有できなかった時代は、手書きで文書や報告書を書いて、それにハンコを押していました。
1人1台PCが普及し、ワープロソフト、プリンタが導入されることにより、フォーマットを印刷し、それにハンコを押すだけで良くなりました。
このような仕事は、付加価値を生んでいないため、次は、ワークフロー、電子承認となり、長い年月をかけて効率化されていくことに気付くかと思います。
つまり、その仕事は、木こりかもしれません
今、どんなに忙しくても、いずれ無くなっていくと思われます。
仕事を奪うのは、「人」ではありません「システム」です。
これからの時代、各部門に最適化されていた「個別システム」は、「経営システム」に変わります。つまり、ビッグデータが格納されたシステムのダッシュボードを経営者が開き、意思決定していく時代となります。
現在、個別システムからデータをエクスポートし、加工して報告する仕事をしていたら、その仕事はダッシュボードに置き換わります。
仕事が無くなってから、気づいても時すでに遅しです。
では、どうしなければならないか?
学び続けること、新しい技術を使いこなすこと
だと思います。
「斧をもっと研げば楽に木を切る事ができますよ」と、旅人に言われないように、いずれ無くなっていく仕事はできるだけ委譲し、日々学び続け、新しい技術を勉強することで、考え方をアップデートし、パフォーマンスを出し続けていきましょう!!