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クラウドとオンプレは逆転する

少し近い未来を想像したり、これまでと主従やメインとサブが入れ変わっていること、人の行動が変化し、気が付いたら立場が逆転しているなど、「○○と○○が逆転する」というテーマについてお話いたします。

1.クラウドとオンプレは逆転する

少し前まで、オンプレミスのサーバを構築し、「クラウドにデータを保存するなんて考えられない」と言っていたと思いますが、今ではクラウドに保存したり、クラウドサービスを利用するのが当たり前になっていると思います。

個人的にもGoogle Driveを使用していますが、最近では学校もGoogle Classroomを利用していたり、企業もAmazonEC2や、Azureのように、クラウド上にサーバを立てたり、Office365などのサービスも利用しており、すでにクラウドとオンプレは逆転していると考えてもよいと思います。

2.何が便利なのか?

クラウドでも、オンプレでもできることは同じなのに、なぜクラウドへ向かうのか?というと、

1.構築(導入)コスト
AmazonEC2やAzureなどのクラウドサービスの場合は、物理的な構築がない中で、サーバを構築しすることができるため、物理的なサーバを買うよりも簡単にサーバを構築することができます。サーバ構築だけではなく、クラウド上のアプリケーションサービスもインストール不要で利用でき、とても便利です。

2.運用コスト
サーバ環境の維持メンテナンスの電気代、障害の復旧など、小さな企業では、手間やコストとなるサービスをサブスクで支払うことができ、やめたい時にいつでもやめられます。所有するサーバをメンテナンスしてくれる人件費も不要です。

3.ユーザビリティ
ブラウザさえあれば、サービスを利用するのに特別なソフトをインストールする必要がなく、どんな環境でも利用することができます。また、勝手にバージョンアップしてくれるので気づいたら使い勝手がどんどん改善されています。

10年以上前にこうなることに気付いていたGoogle, Amazon, Microsoftなどの企業がいかにすごいのかがわかります。

3.ゼロトラストへ向かうセキュリティ

企業でクラウドサービスを利用する際、必ずと言って起こるのが、「セキュリティはどうなるのですか?」という議論です。昔は「おっしゃる通り」と思っていたのですが、現在では、リモートワークが中心となり、
在宅7:出社3ということで、外部接続と社内接続が逆転してしまっており、「ファイアウォールで侵入を防ぐセキュリティ」から、「ゼロトラスト」というオンプレ・クラウの境界がない状態で、クラウドでIDを監視し、サービスを利用する時代になりました。「セキュリティ」のサーバがクラウドにあるためか「セキュリティはどうなるか?」の声は聞こえなくなった気がします。

結局のところ、オンプレ環境を守ることはできなくなり、クラウドありきで設計がされ、全てがクラウドサービスを利用する時代になったということです。

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