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自由と書いてなんと読む?―こころMoji展

こんばんは。本日は午後休を取りました。
正直仕事は色々溜まっています。そんな中でも、近所の展示を見に行ったり、ドラフト会議でテレビにかじりついたり、久しぶりに家族とゆっくり話せたり、無理やり休むことも必要だと気付かされました。

本日は、地元の図書館で行われているこちらの展示とライブパフォーマンスを見に行きました。

浦上秀樹 こころmoji展

春日部市在住のアーティスト・浦上秀樹さんの「こころmoji展」です。

21歳の時に、筋肉が徐々に減少していく病気・遠位型ミオパチーを発症し、それから現在に至るまで、口に筆を加えた形で創作活動を続けている方です。

浦上氏が生み出す「こころmoji」とは?公式サイトではこのように紹介されています。

漢字に、別の意味を持つひらがなを組み合わせ、新たなメッセージを生みだすアート。
隠れている「ひらがな探し」と、作品に添えた「解説(こころ)」をお楽しみください。

こころMoji屋公式サイト


これらの写真を良てください。パット見ると、「福」「笑」という一文字の漢字に見えると思います。
ですが、良ーく見ると、「福~ふつうのこと」「笑~みらくる」「感謝~すべてのであいといのちのすばらしさ」という平仮名が入っているのです!!

もう、「すごい」しか言葉が出てきません…。漢字と平仮名を組み合わせること自体、その発想の柔軟さに驚かされるのですが、込められた思いにまた心を震わされます。

本日は、庄和総合支所のホールにてライブパフォーマンスが行われるということで、見に行きました(企画の詳細はコチラ)。


パフォーマンス中、撮影OKとのことだったので、遠慮なく撮らせていただきました。邪魔になっていないことを願うばかりです🥺

近くで見て気づいたのは、
・筆は首ではなく、歯で動かしているということ
・細い筆(小筆のようなもの)を使って、一画を何度も重ね書きしながら描いているということ
です。

すごい技術だなと、できあがった作品を見ても驚かされるのですが、その過程にも驚かされる瞬間が沢山ありました。

今回書いた作品は「自由~じぶんらしさ」という文字でした。
解説は下記の通りです。

好き勝手に何でも自分の思いのままにすることではなく、
本当の自由は正しい秩序と規則の中で、自分流の生き方、物の考え方、感じ方をすること。
そして、人は悩むほどに自分らしくなる。

人は誰でも自由を求めるし、「自分らしさって何だろう?」という問いは、色々な人と関わる中で一度は直面する問題だと思います。「自由」と「じぶんらしさ」を掛け合わせて生まれるこの言葉、胸に響きました。

こういう漢字と平仮名の組み合わせはどう着想を得るのだろう?という疑問を、質疑コーナーの中で伺ったところ、浦上さんは丁寧に答えてくださいました。

・漢字の形を見て、どんな平仮名が入るか?を考える
・その上で、漢字×平仮名が意味するメッセージを考える
・トイレやお風呂に入っているとき、夜寝る前に思いつく

といったことを語られていました。

普段なにげなく触れている漢字や言葉の一つ一つが、浦上さんにとっては表現の材料なのだろうと感じました。その形状だけでなく意味にも着目して、ストーリーを紡いでいく。その過程に熱いものを感じました。

ライブパフォーマンスは本日が最終日でしたが、展示は10/28(土)まで昭和図書館の談話ホールで行われています。ご都合のつく方は、ぜひ生で原画を見ていただきたいです!

とはいえ、中々足を運べないよー!という方は、ぜひ「こころMoji」のSNSをチェックしていただければと思います。

https://www.instagram.com/kokoromojiya0358/

いやー、本当にすごいものを見た…。ボキャ貧で恥ずかしいのですが笑、本当にこの一言に尽きるんですよね。
浦上さん、企画した庄和図書館の皆さんに感謝です!!

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