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厳選投資VC(ベンチャーキャピタル)のGCPは、なぜLeanerへの投資を決めたのか

はじめに

リードVCであるグロービスキャピタルパートナーズ(GCP)の、
湯浅エムレ秀和さんに
なぜリーナーへの投資を決めたのか?
お話を伺ってきました!第三者目線から見えるリーナーの魅力とこれからへの期待を聞いてみます。

GCPの行う投資とは?

私はグロービスキャピタルパートナーズ(GCP)のパートナーとして、日本のベンチャーに投資しています。グロービスグループは大きく3つの事業を行っていて、大学院の経営、研修事業、そして私の所属しているベンチャーキャピタル(VC)部門です。VC部門は1996年から日本のスタートアップに対して投資をしています。

GCPはこの26年間に累計で1000億円以上の金額を、200社を超えるスタートアップに投資してきました。有名な会社ですと、グリー、メルカリ、スマートニュース、キャディ、アンドパッドなどのような会社です。

私たちは非常に厳選投資をしている会社でして、年間で1000社くらいのスタートアップと面談をするのですが、実際に投資をするのは10‐15社です。ですので私自身も、年間100社の方にお会いしても投資先となるのは1社、多くて2社です。これだけ絞り込んだ投資先に対してはお金の投資のみならず、一緒に経営課題解決に取り組んだり、事業提携先を紹介したり、場合によっては取締役に入って実際に経営に携わったりと、非常に近い距離でサポートをしていきます。

「7号ファンド」のビジョン

2022年に発表した7号ファンドは、GCPとしても過去最大級である700億円規模を目指しており、このほぼ全額を日本企業に対して投資していく予定です。このファンドは、「ユニコーン」といわれる時価総額1000億円を超える企業を日本からもっと輩出していく、場合によっては数千億を超えて、1兆円を超えていくような企業が日本から出てくるかもしれない。そういう期待とともに立ち上げています。

リーナーに直近(2022年9月)のラウンドで投資させていただいているのも、まさにこの7号ファンドからです。7号ファンドは1社に対して最大100億円まで投資できる設計ですので、今後のリーナーの成長とともに、これからも追加資金を提供していきながら、支援していきたいと思います。

リーナーへの投資を決めた3つの理由

代表の大平さんとは3年前にお会いして、これまで何回も対話を重ねてきました。その上で今回の7号ファンドでの投資を決定しています。お会いする度にプロダクトと組織の成長を感じてきたのですが、今回の決定理由は大きく3つあります。

1つめに、プロダクトがいよいよ、とても良くなってきたからです。
これはお客様へのヒアリングを通しても伝わってきます。これまで調達購買業務に「ペイン」を感じてきたお客様が、リーナーを導入することで改善効果を感じている。その結果としてリーナーを使い続けているし、プロダクトを愛してくれている。創業から3年半磨いてきたプロダクトが光ってきたなと感じています。

2つめに、チームです。
我々が投資する多くの企業は社員が10‐20人くらいの規模のタイミングでして、そこから上場に向かっていくにあたり、数百人、場合によっては1000人を超える規模へと組織が大きくなっていきます。その核となるのは、最初の10‐20人という人たちで、それがどんな人なのか、我々が重視しているポイントの1つです。リーナーは一人ひとりがとても優秀というだけではなく、熱量が高くてパッションに溢れていて、かつ、仲が良さそう。これは、成功しているスタートアップの共通点かなと私は思っています。実は業界でも「リーナーの組織っていいよね」って有名です。いま居る10人20人の核から、輪が広がっていくことに期待を持っています。

最後に、市場の大きさです。
我々は日本最大規模のファンドを運営していますので、小粒の案件ではなく、大きな会社に育つポテンシャルがあるか?という点も重視しています。調達購買はとても大きな領域ですし、色々調べても、ほとんどの市場は空いていてすごく伸びしろがある。リーナーはここに大きい事業を作っていけると思い、見込んで投資をさせていただいています。

「これから」への期待

私はリーナーと3年越しでお話をした上で投資をさせていただいていますし、ファンドとしても個人としても、リーナーの成長ポテンシャルに大きく期待をしています
今後については、しっかり顧客と向き合って、ますますプロダクトを進化させていってほしいと思っています。そしてその良いプロダクトを軸に、事業や組織を拡大させていってもらいたいです。
市場は大きいですから、やろうと思えばリーナーのような会社は早期の上場もできてしまうかもしれません。でもそうではなくて、安定的に成長し続けられる事業基盤を整え、社会にとって無くてはならない会社に時間を掛けてでもなっていただきたいなと思っています。

担当キャピタリストとしても、GCPチーム全体としても強く応援していますし、引き続き一緒にがっつりやっていければと思います。


エムレさん、お話をお聞きかせいただき、ありがとうございました!
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