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記事を振り返る記事

暑さに負けた。エッセイにするようなネタが思い浮かばず、ベッドの中でぼーっとする。そんなとき、自分の記事を自分でイジってしまおう、と神のささやきが聞こえた。そうすることにする。
この記事きっかけで、紹介した記事の閲覧数とスキを稼ぎたい。その下心に僕は負けたのだ。浅ましい僕を許してほしい。そして、読んでほしい。僕は、欲望に忠実な人間なのだ。

というわけで。
まずは、有能すぎるこの子。

この記事は、僕の数ある記事の中で、ぶっちぎりの閲覧数を誇る。各種コンテストに出したものを除けば、スキの数もぶっちぎり。
…みんな、酒の失敗が好きなのだろうか?
それとも、みんな酒で多くの似たような失敗をしていて、共感を集めたのだろうか?
もしくは、半裸のくだりがウケたのだろうか?
個人的には、頑張って書いた小説より人気があって、複雑な気持ちではある。だが、「作者の書きたいもの」と「読者の求めるもの」が違うことは、意外によくあることだと思っているので、仕方がない。
それにしても、こんなことならもっと酒で失敗しておけばよかった。最近は失敗するほど飲まない、というか飲めない。すぐ酔うようになった。肝臓でも悪いのだろうか。

続いてこの子。

争いごとのニュースに疲れて書いた一作。
戦争や種族間の諍いをエンターテイメントが超越するさまを書きたかった。今もエンタメの力は信じている。
読み返してみると、まだまだだなあと思うところも多いけれど、個人的に好きな作品であり、いつか文章のテクニックが成熟したら、あらためて書いてみたいとさえ思う。
…とはいえこの後、血みどろの戦闘メインな話を自分で書くんだけど、それはまあいいや。
機械とファンタジー要素の組み合わせ、ものすごく好き。

次はこちら。

数ある詩の中でもかなり初期の作品。お気に入りのひとつ。
今と方向性が違う?
それもそのはず。これの原型は2年前に書いたと思われる走り書きである。
どういう状況で書いたか忘れているのだが、へそくり用の茶封筒に、7割同じ内容がメモされていた、ご丁寧に日付まで書いてあった。僕らしさを感じる。
多分、というか十中八九、酔って書いたものである
具体的に誰をイメージして書いたかはわかる。だが言わない。酒に酔えば言うかもしれない。僕を酔わせてみるがいい。今ならビール1杯で済むから、ものすごく簡単だと思う。

次にこの子。

短い作品ながら、小説の中で圧倒的な人気を誇る。長さとか色んな事情があるのだろうが、ものすごく複雑。
きっかけは最寄のコンビニ(徒歩10分)まで歩く最中で、蝉を拾ったこと。ヒグラシがその生を終えるところだった。趣のある声で鳴くヒグラシは、夏の夕方にぴったりだ。
近くの茂みに置いてやりながら「蝉の恩返しってあるのかな?」と思ったのでこのショートショートを書いた。結果として、顔面が蝉の女性が夜更けに着物姿で訪ねて来る夢を見ただけだった。もちろんその夢はトラウマになった。語尾が「~セミ!」だった。

最後にこちら。

自身としては最大の長さでお送りする血みどろ和風ファンタジー。
解説はあとがきに委ねる。というか、あとがきの閲覧数を増やすため、ここでは詳しく書かない。
ただ、強い愛着があるのはたしか。
伝えたいことやメッセージに一切頭を使わずに、純粋に書きたいバトルを書いた。途中で少し方向性が変わったが、それでも自分としては、書いていて楽しかった。
ちなみに、あとがきに書いた厳爺さんメインの話は、昨日無事完成させた。手直しを細々としたら公開しようと思う。厳爺さんを主役にする話をシリーズ化しようか思案中。
桜下鬼刃本編は、上中下合わせて二日で書いたが、(ちゃんとした)構想期間を入れるとだいたい十日くらい。その間毎日、百目鬼に喰われる夢を見た。作中で殺したことを恨まないでくれ。にしても夢ネタ多いな。

以上、5作品を振り返ってみた。
比較的人気をいただいた作品たちである。不人気作品もいつか紹介すると思う。個人的には手ごたえのあった作品もあるので。
どの作品も、苦労して書いたので愛しいものばかりだ。やっぱり創作は楽しい。あとは実力がついてほしいなと思うばかり。
インプットとアウトプットの繰り返ししかないと思うので、楽しみながらやろうと思う。そろそろこの記事は終わるが、オチはない。それすら思い浮かばない。夏は僕を鈍らせる。
どうか皆様、過去作品も読んでいただけたら幸いです。

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