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自然の思い出

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好きなものは自由で良いのだ

私は虫というか自然が全般好きだ。けどもちろん嫌いな虫もいるし苦手な動物だっているし好きになれない野菜だってある。

でもそれを好きな人ももちろんいるわけで、なるべくそういう人たちに対して批判的にならないようにしたいな、とは思っている。

中学生の時、下校中に生えていたムラサキシキブの実をつんで集めていたら同級生に「いつまでそんなことしてるの?」と言われた。

息も絶え絶えな夏の終わりのセミを、道路

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雨がすごい

雨がすごい

今年は雨がすごいですね。災害地域の一刻も早い復興をねがっております。

私はというと曇りの合間をぬって30分とかだけ虫取りに出かけたり、あんまりにも雨がすごいときはしかたがないので家の掃除をしたりしています。

私は少し前まで大阪に3年ほど住んでいました。

私の住んでいた所は繁華街が近かったこともあって、どんなときも大体少しくさい臭いがしていました。

ただ大きな雨が降った次の日だけは、そういう

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テントウムシにアブラムシを食べてもらう

テントウムシにアブラムシを食べてもらう

小学校のとき、仲良しだった子とクラスが離れてしまった。

私はクラスが違ってもその子が一番の友達なんだと思っていて、いつもその子のクラスの帰りの会が終わって出てくるのを外の植え込みの石に座って待っていた。

ある日いつもみたいにその子を待っていたら、その子は別の子とおしゃべりをしながら歩いてきた。私は立ち上がってその子に手を振ったが、その子はチラリとこちらを見た後すぐに一緒に歩いてきた子のほうを向

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憧れのラミーカミキリ

去年の夏に家族で少し遠出をして、市営の森林公園へ行った。その日はとても暑くて汗をかきながら公園内を散歩していたのだが、ふと夫が明るい声で「この虫見てよ」と木の上を指さした。

青と黒と白のきれいな色合いの虫を見て、ラミーカミキリなのだと教えてくれた。私は虫の見た目のことはすっかり忘れてしまったが、夫が嬉しそうだったのだけはぼんやり覚えていた。

コロナの影響で子供の幼稚園が休園になっていたのだが

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自然の思い出 について

自然の思い出 について

皆さんはじめまして。自然の思い出 と申します。

私は小さな時から自然がとても好きで、とりわけ植物が大好きでした。春にタンポポが咲いていれば嬉しい気分になるし、家の近所が外来種の草ばかりになればそれを憂いていました。知らない虫を見つけては写真を撮り、家で調べ、生態に驚いたりしていました。

話は少し飛びますが、私は大学在学中に(約10年前です)原因不明の病気になりました。当時のことは今でも記憶に残

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隣のおばあさんとヤグルマソウ

隣のおばあさんとヤグルマソウ

私の家の隣には、一人で暮らしているおばあさんがいた。当時小学生だった私はそのおばあさんのことが大好きで、よく宿題をやりにいったり、理由もなく遊びに行っておばあさんと昼寝をしたりしていた。おばあさんはおばあさんだったので足が悪く、毎日の日課だった散歩も気づけばしなくなっていて、いつも家にいた。

家の近くにある土手は毎年色とりどりのヤグルマソウが咲いていて、私はその花が大好きだった。飼っている犬の散

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公園の裏のイトトンボ

私は小学校のころ外で遊ぶのが大好きだった。暑い日も寒い日も外にいて、探検ごっこと言って側溝の中を同級生のみんなと歩いたり、勝手に私有地に入って秘密基地を作り所有者に怒られたり、おさるごっこと言ってやたらと木の実を集めてウキウキ言ったり、そんなことばかりしていた。

私がよく遊びに行く公園に、土管の公園というところがあった。その公園は大きな土管が横向きに置いてあって、みんなで集まって土管の中でおやつ

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