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すべてのものの90%以上はガラクタ

「物理でも、化学でも、進化心理学でも、社会学でも、医学でも、(中略)   ロックやカントリーミュッジックでも、すべてのものの90%はクズだ。分野は問わない。」出典:Think clearly   著者:ロルフ・ドベリ

 普段は自己啓発本をほとんど読みません。

できたら苦労しないっす、と思うことばかり書かれている気がしますので。

そんな私ですが、世の中の流行には出来るだけついていこうという思いから、基本的にベストセラーは読むようにしています。なぜその本が売れたのかを自分なりに考えてみるのも面白いです。

冒頭の一節は、そんな中で読んだ「think clearly」という本の一節で紹介されていたアメリカの哲学者の言葉です。一般的には「スタージョンの法則とも呼ばれています。こちらはSF作家の話です。気になった方はぜひ調べてみてください。なにはともあれ、私はこの冒頭の文章を見た時、なんとなく気持ちが軽くなったような気がしました。

生活の中で不要な情報がありすぎることに辟易していた
SNS、スマホ、PC、テレビ番組、通勤・通学中の電車や街中・・・

我々は普段の生活のなかで様々な広告・見出し・誘い文句を目にしていますよね。痩せます!毛が生えます!儲かります!などなど。笑 

本当はあまり興味はないものの、どうしても視界に入ってきてしまい、ついついその内容について思いを巡らせる・・そんなことがよくあります。私の場合は、SNSの投稿の間にある広告に興味を惹かれることが多いです。何か行動したほうがいいのではないか?この有料サービスに申し込んだほうがいいのではないか?これは多くの方に共感していただけることだと感じています。

あとはネットニュース。好きでもない芸能人のスッピン画像や、交友録、炎上発言・・・もはやニュースと読んでいいのかと思う記事も溢れかえっています。

ほとんどのものを「無視」してかまわない 
本当に価値のあるものは「わずか」である    

90%という数字自体にはあまり大きな意味はありません。85%でも95%でもよいのかもしれません。自分にとって本当に有益なモノ・情報はとても少ないということを知ることができたということが重要です。とても少ない、しかし誰にとっても真に大切なモノが必ずあるはずです。それ以外のくだらない情報は完全に無視してかまわないんです。

そもそも、この情報・モノで溢れかえった世の中の事柄をすべて受け入れ、思考するということ自体が途方もない作業であり、私たちの日常生活を疲れやすくしているようにも感じています。


最後に、判断に迷った時のアドバイスとして、著者は以下のようにも述べています。

それがくだらないものかどうか確信がもてないときは、それはくだらないことだと思って間違いない。


こんな時だからこそ、大切にしていきたい思考法だと感じましたのでシェアさせていただきました。


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