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いい進学先の選び方(第5章)#1

このような学校は、少し考えて

清掃(掃除)がある学校

 小・中学校、高等学校では、授業が終わり清掃(掃除)があると思いますが、大学や専門学校などで授業が終わった後、掃除を行う学校は少ないと思います。確かに学校規模にもよりますが、私の経験でも、学生数の多い学校になればなるほど、掃除は清掃業者の方が行っておりました。
 そもそも生活していくうえで清掃(掃除)は基本です。ですが、学校生活において、特に高校を卒業してから通う学校での清掃(掃除)は一長一短あります。大学や専門学校などは、高い学費を払って勉強に来ている場所で、施設費だって払っていると思います。それで教室内などのゴミ捨て、床掃除、黒板の清掃(掃除)などを行うことは、私は反対です。もちろん清掃(掃除)は決して悪いことではありません。
 なぜ反対かと言うと、まず、小・中学校、高校とは違い、あからさまに”する人”、”しない人”が存在するからです。これは不公平以外の何物でもありません。特に、クラス役員などになってしまうと、清掃チェックをする教員からやり直しを命ぜられ、そのしわ寄せが一気にクラス役員や清掃(掃除)を真面目にやっている学生に行きます。私の経験から、掃除をやらない学生はとことんやらないですし、やっても適当なのです。これで学生同士が押し付け合いとなり、教員から”やり直し”を命じられ、クラス内の人間関係にヒビが入ることもあります・・・。
 例えば、学校で実習などのある場合は、実習で使用した物、場所の清掃(清掃)は、授業の一環なので学生はやらなければなりません。しかし、教室などの清掃(清掃)はやめるべきと、私は考えます。学生の休み時間を削り、放課後の時間も削り、教員も掃除終了後の点検を行い、汚いようならやり直しを命じます。学生は帰宅できません。
 また、教員だって自分の受け持ち教室の清掃(清掃)がしっかりとできでいないと、清掃担当職員や管理職から怒られます。お互いいいことなんて一つもありません。きちんと施設使用費を取っているのなら、そこは専門の業者に任せるべきです。それでも学生に清掃をやらせるのなら、施設利用費を値下げするか、しっかりと教室内の清掃は自分たちで行うと、入学前に説明をするべきです。
 もし仮に、学校側が学生に清掃を行わすことで、施設使用費から清掃業者に委託する費用を節約しているのなら少々問題ですし、逆に清掃(清掃)で学生間のトラブルが多いのなら、施設使用費を値上げしても清掃業者に確実に委託してもいいと、私は思っております。その方が学生のためでもありますし、教職員の負担軽減にもなります。
 何回も言いますが、清掃(掃除)は基本です。ただそれを言うのは義務教育、高等学校までだと私は思います。清掃ができないと苦労するのは当然ですし、社会に出てから苦労するかもしれませんが、もし仮に、大学や専門学校に進学し清掃(掃除)ができなくても、それは大学や専門学校などで改めて教えるべきものではないのではないか。と私は思います。
 最後に、学校で掃除をやらない学生は、バイト先などではしっかり仕事としてやっているようです。やっぱり働いて賃金をもらうのと、高い学費や施設費を払っているのに掃除をやらされているのでは、まったく違うようです・・・。気持ちはわからないでもありません(苦笑)
 
・メリット
  生きている限り掃除はつきものです。掃除が好きになれば自宅もキレイ
 です。

  
・デメリット
  掃除はサボる人がいます。そして押し付けあう傾向が見られます。

ひとこと
  こんなことでストレスを感じ、苦痛になるまえに、入学前に掃除の有無
 を確認しましょう。

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