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2021年6月の記事一覧

不安はどこにある?

空を見上げてその青さに吸い込まれそうになる感覚を 幸せだと思えたからまだわたしは大丈夫だと、確かめた。 不安なとき、ネガティブな情報を集めてしまうのはなぜだろう。 不安なときにすることは、不安を具体的にしてあげて、分かりやすい対処法を用意してあげること。 それなのに、なんとなく自分の不安が本当なのかをたしかめようとして、さらに不安に襲われてしまった。不安なんて目に見えないし、幻かもしれないのに。 わたしには、それらがたしかに存在するものに思えた。 不安。きっとこいつとは

下手でも苦手でも歌っていたい。

一人カラオケが楽しすぎて、もう毎日通いたいくらいには好きです。 毎週金曜日の仕事帰りに駆け込むカラオケボックスのオーナーさんに、 ついに常連さんとして認められてしまいました。 小学1年生のときに劇団四季のライオンキングを見てからというもの歌やダンスや表現に夢中で。 けれども何せ私は歌が決してうまいとは言えず、合唱部に入っていたときも大会メンバーに入れなかったりして、悲しい思いをしました。 それでも歌うことが、表現することが好きすぎる。どうしよう。 だからせめて歌い続け

いつか、ここではないどこかへ動くときが来たらちゃんと動き出せるように。

「問う」という行為を大切にしたいと思っている。他人に対してというよりかは、自分に対して。問い詰めるのではなく、もう少しやわらかな意味合いで。 自分の行動を制限されるしんどさを自覚するのは、おそらく制限されているときではなく、その制限が解除されたときだ。 人間は環境に慣れる生き物なので、はじめはつらいと感じても、徐々につらさを感じなくなる。個人差はあれど、人間には適応能力がある。 制限されていることが通常の状態で、制限される前の感覚は徐々に薄れてゆく。その人にとってそれが普

変わらないために変わる

「変化」はいつから「成長」を含意するようになったのだろう。 多様な価値観が入れ替わり立ち代わり現れる毎日に、すっかり慣れてきてしまっている。頼みもしないのに「これはどうですか」「それならこっちは」と声を掛けるようにして目の前に流れてくるそれは、まるで回転寿司みたいだなと思う。 欲しければ手に取ればいいし、取らなくてもいい。次がすぐにまた流れてくる。だが気になってしまう。自分の取らなかったお皿を手にした誰かが美味しそうにそれを口にしていたら。自分がそれを食べたいだなんて思っ