見出し画像

下手でも苦手でも歌っていたい。

一人カラオケが楽しすぎて、もう毎日通いたいくらいには好きです。

毎週金曜日の仕事帰りに駆け込むカラオケボックスのオーナーさんに、
ついに常連さんとして認められてしまいました。

小学1年生のときに劇団四季のライオンキングを見てからというもの歌やダンスや表現に夢中で。

けれども何せ私は歌が決してうまいとは言えず、合唱部に入っていたときも大会メンバーに入れなかったりして、悲しい思いをしました。

それでも歌うことが、表現することが好きすぎる。どうしよう。
だからせめて歌い続けるために、カラオケに通うことにしました。

カラオケで一人、誰の目も気にせずに思いっきり感情を込めて表現する瞬間はなんとも言えずに幸せ。歌うことは気持ちをストレスを発散する効果や、リフレッシュ効果があるともいいます。

それから、カラオケに通って気づいたことは
音楽って、いろんな音やビートが会話をしているということ。
音楽をただ聞いているだけでは気づけなかった音が、いくつも聞こえるようになるんです。そうすると、「ああここで入ってくるこの楽器の音素敵だな!」とか思えるようになって、音楽の楽しみ方の幅が広がりました。

それから、歌詞に込められた思いを、たくさん受け取れるようになりました。
歌詞ってすごい。限られた文字数で絶妙な感情のきらめきを伝えるの。
メロディーにその歌詞を載せることで、言葉だけでは伝わらない、音だけでは伝わらない感動が生まれるってなんて素敵なんだろうと。

音楽に触れているとき、心がどこまでも自由だとわかるんです。
なんにもなくても、いくつもの世界が目の前に広がって旅をできる。
大げさかな。でも本当にそうなんだ。

美しい自然の中で、たくさんの人が集まって自由に歌って踊るようなそんな空間があったら最高に幸せだな。とかよく想像してニヤニヤしたりします。

そう言えばこの間はさだまさしのコンサートに行きました。
さださんの歌詞が本当に好きで。

「幸せになるために誰もが生まれてきたんだよ」
「みんなみんな幸せになれればいいのに」

どれもよくあることばだけれど、決してきれいごとには見えない。
さださん自身が、歌詞の内容を体現しているから。
人間の悲しさ、喜び、絶妙な心の動きを表現する肩肘張らない世界観。
生きていることの素晴らしさを思い出させてくれる歌詞。

そんなふうに素敵な世界観を作り出してきた歌手たちの歌を自由に歌える素晴らしさ。コロナで大人数のカラオケは難しいけれど、だからこそ一人カラオケを推したい。誰の目も気にせずに表現できるって最高です。
本当は、誰かに披露したいって気持ちもあるんだけれど!