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終わり方が好きな映画

前回は好きな映画のオープニングについて紹介しましたが、今回は映画の終わり方にフォーカスした話をしたいと思います

映画の終わり方、基本的なものとしては

ハッピーエンドとバッドエンドの2つがあると思います。

映画と言ったら、ハッピーエンドがほとんどだと思います。
有名どころだと、「チャーリーとチョコレート工場」とかは、ここまでハッピーに終わることあるか!と思うくらいにきれいにおわります。簡単にいうと、素直な主人公が報われるラストなんですが、この報われ方が異常なほどハッピーです。全部よくなって、めでたしめでたしです。

ディズニーやピクサーの映画も、ハッピーエンドです。バッドエンドなディズニー映画をみたことがありません。個人的には、物語の中盤、悪役がうざすぎるという欠点もありますが、最終的にはうざい悪役も成敗して、これまたハッピーエンドで終わります。さすが天下のディズニーです。夢と希望を与えてくれます。大好きです。

一方、バッドエンドというとどんな映画があるでしょうか

思い入れのあるキャラが死んでしまう映画は、そのキャラを好きな人にとってバッドエンドかもしれません。

それでいうと、マーベル映画の集大成「アベンジャーズ エンドゲーム」は神映画ですが、バッドエンドととらえる人もいるかもしれません。ハッピーエンドかバッドエンドかは観客が決めることだと思いました。ハッピーエンドはいい映画、バッドエンドは悪い映画とは一概に言えないと思います。

そして、最近発見した新しい終わり方が

"なんとなくハッピーが続きそうだな、エンド"です。

長いので"多分ハッピーエンド"と呼びます

「それはハッピーエンドじゃんか」と思う人もいるかと思いますが、2つには大きな違いがあります。それは

結末をしっかり描くか、あえて描かないかという違いがあります。

最初に挙げたハッピーエンドの例では、どちらも明らかにハッピーなシーンがしっかりと描かれています。主人公の夢が叶ったシーンや、悪が消えて町に元気が戻ったシーンなど、具体的に描かれています。

一方、"多分ハッピーエンド"の方は例えると、いい感じな男女が描かれていても、最終的に付き合ったシーンは描かないけど、多分つきあうんだろうな、というような、こちらの想像に任せるタイプの終わり方です。少なくとも映画の中では展開の結末を描かないという手法です。

あくまでも映画は、映画の世界の日常を切り取ったものにすぎず、映画が終わっても、その中の日常はゆるく続いていくと感じさせるものです。

例を挙げると、今泉力哉監督の作品が"多分ハッピーエンド"の作品が多いです。「街の上で」という作品は、俺も大好きな映画で、若者の日常を切り取ったような映画でとてもいいです。これも結末まで描かない作品で、この映画を観たとき、こういう終わり方もいいなーと思いました。

終わり方に限らず、今泉力哉監督の作品はリアルな人間模様を描いているものが多いのでぜひ見てみてください。特に「街の上で」がおすすめです。

今回は映画の終わり方に着目した話をしてみました。結末を描かないことで観る人に想像させるという手法が新鮮でした。新たな終わり方を求めて、これからもたくさん映画を観たいと思います。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました





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