シェア
Layla-ire
2019年7月8日 00:38
初めての一人旅を追懐しよう。それは僅か1時間半の旅だったのだが、小学3年生の夏休み、初の一人フライト。母の故郷、別府にある従弟の家に滞在した時、私は母に駄々をこね、一人で帰ることを約束して母を先に帰らせた。毎日温泉に入り、真っ青な海で遠泳し、深い緑に覆われたダムに忍び込み魚釣りを楽しんだ。大分空港には親戚が見送りに来てくれた。みんな笑顔だったが私だけが泣いていた。「泣かんと。乗ってしまえば
2018年12月31日 18:42
上京していつの間にか20年が過ぎた。人生の半分以上を東京で過ごしていることになる。食い潰されていく記憶のほとんど全てが田舎での生活。学び、遊び、人と繋がり、そしてたくさんの夢を描いた。社会人になり20年以上経った今、立ち止まる機会に恵まれた。いつの間にか、自分が何をやりたかったのか、忘れていることに気付いた。いつの間にか、誰が大切なのかを考えなくなっていることに気付いた。 そう、い