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【アラフィフエッセイ】No.3 新たに気づいたこと

ぶるぽぴです。

先日、娘が大好きなアニメの完結編が放送されました。

娘は、すでに単行本で内容を把握しているものの、
『アニメも観る!』
と意気込んでいました。

① 小学生から好きだった。


娘は小学生の頃からそのアニメを好きでした。

のめり込むようにハマった、
のたとえが合っているかもしれません。

私はというと、
職場の同僚や上司がハマっていたので、
知ってはいました。

一方で、当時はドラマやアニメを観る暇もないほど
時間に追われており、
TVで数回観ただけでした。

内容にグロテスクな部分があったため、
はたして子どもに観せていいのかと
正直迷いました。

そんな心配をよそに、
娘は毎回かかさず録画をして観ていました。

② 私も鑑賞してみた。


別日ではありますが、私も鑑賞しました。

最終章だけ観ても、内容の把握は困難であるものの、
物語のストーリー性だけでなく、
メッセージ性の高い作品だと感じました。

娘が単行本をすべて揃え、
何度も何度も読み込んだ理由が
わかる気がしました。

ある番組で、制作風景や音入れの様子を
観たことも重なり、
私は素人ながら構想や作画など、
細部に至るまで抜かりのない印象を受けました。

私は物を見たときに
『これは、どういう構造になっているんだろう?』
と考えるタイプです。


このアニメにおいても、
『どのくらい構想に時間をかけたのだろう?』

『手描きとCGは、どのようにつなげているのだろう?』

『どれほどの工程を経て、放送されるのだろう?』

と、たくさんのスタッフが手掛けている
ことを想像したのでした。


③ 娘はイラストが好き。


コロナ下の頃、娘はイラストを描きまくっていました。


鉛筆やペン、水彩画から始まり、
アクリル画、油絵、デジタル画も描いていました。

私の友人にプレゼントしたデジタル画は、
レイヤーを20枚以上重ねて描いており、
濃淡に奥行きがあり、とても幻想的なものでした。

私は、スライドや図面を作る際に
レイヤーを重ねることはありましたが、
絵を描くときに何十枚も重ねることを
娘から教えてもらいました。

You Tubeなどでは、
絵師さんが描きかたを教えてくださる動画があるため、
好きな絵師さんを真似て
練習しているようでした。

自分の手を描いたり、
関節の動きを教科書で学んだり。

色彩ペンも
描きここちだけでなく、
色の風合いにもこだわっていました。

今回の完結編を観て、
娘は多面的に惹かれたのだろうと思いました。


④ 娘と共有できた。


娘に完結編を観たことを伝えると、とても喜んでいました。

グロテスクな画像の件で、
私が躊躇していたからでしょう。

『どうだった?どう思った?』


とても興味があるようでした。


感想を話すと、
感動したポイントが重なっており、
娘と共有することができました。

嬉しかった半面、以前
躊躇したことを悔やみました。

同僚がハマっていたのですから、
少しでも感想を聞けば良かったでしょうし、
娘から面白さを教えてもらえば印象が変わったかもしれません。

私の一方的な価値観で
娘の好きなものを受け入れなかったことは、
娘にもどかしさや淋しい気持ちを与えただろうと思います。


今回共有できたことが、
せめてもの救いのような気がしてなりません。


⑤ 食わず嫌いはやめよう。


私は、つくづく
子どもと共有する時間が少なかった
と感じます。


自分の価値観で物事を見るだけで、
子どもの視点や感想、感動に
目を向けていませんでした。

まるで、食わず嫌いのようでした。


もちろん、
子どもが見当違いをしているかもしれないし、
捉え方が間違っている場合もあるかもしれません。


でも、それは

対話をしたらわかることです。


のめり込んでいるのであれば、
それだけ面白いツボがあるのでしょう。

本人から教えてもらえばいいワケです。


私は、それが足りなかった。
んー、反省です。


娘は、複雑な物語の伏線を理解しながら、
登場人物の感情を想像したり、感動したり。
作画の構成にも惹かれたのでしょう。


多くの人を虜にしたアニメですから、
色んな面白さがつまっているのでしょう。

一方的に決めつけていたなぁ・・・


これからは、
耳を傾けたり、一緒に鑑賞して
少しでも共有していこうと思います。


気づくのが遅かったけど、
新たに気づけて良かった。


できることから、変わりましょう。

ありがとうございました。



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