「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」映画感想
公開日から、かなり時間がたってしまいましたが、何とか滑り込みで映画館で観てきましたので感想を書いておこうと思います。
名作『チャーリーとチョコレート工場』で有名な工場長ウィリー・ウォンカの若き日の物語。夢見る幼きウォンカ少年は、どうやって世界一のチョコレート工場を作り上げるのか。
やっぱり、どうしてもジョニーデップ主演の「チャーリーとチョコレート工場」と比較してしまうんですが、今回のほうが明るくハッピーな映画という印象で、児童小説を原作としているというところにもマッチした空気感でした。監督が違う方なので当然なのかもしれませんが、この前情報なしでもこの作品だけでとても楽しめます。監督は「ハリーポッターシリーズ」の方のようで、見事に世界観が構築されています。
主人公もさわやかで、気持ちのいいイメージ。また比較になってしまいますが、ジョニーデップ作品では怪しさと奇抜さが際立っていて、性格も変人な印象でしたが、今作は全く違います。夢見る好青年で、奇抜さの部分は衣装でしっかり補われているがイメージを壊さない工夫だなと思いました。
カラフルな色も毒々しくもなく、素敵です。カラーを選ぶ能力に長けてる人は凄いんだなと感心します。子供も見るような作品なので、極度に大きな音や表現でびっくりさせないような配慮もしているのかなとも感じたのも世界観と合わさって好印象でした。
物語もシンプルでわかりやすく、飽きさせないようなコンパクトな流れで進むので子供でも退屈しないと思います。
吹き替えで見ましたが、声優さんの相性も良く、ミュージカル調で歌の場面が映画の盛り上がりのポイントにもなっているのですが、サントラで聞きたいと思うくらい良かったです。
エンドロールを見ながら、チョコレート食べたいなと思った。もうすぐバレンタインデーですので、まだ公開している映画館がありましたら、意外に今が丁度いいタイミングかもしれません。
配信や地上波で放送があるなら、何度も見ても良いタイプの映画でした。