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時間が動きはじめたのかもしれない

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記事一覧

書かなくても生きていけるということ

書かなくても生きていけるということ

いつの間にか2ヶ月近く間が空いてしまいました。
元気にしてた?
わたしは元気にしていたよ。

10月の半ばに、ひとつお話を書き上げて、
10月下旬にお引越しして、
そのあとはせっせと巣作りに励んで、
11月半ばからまたお話を書きはじめるまでの間。
ひさしぶりに、なーんにも書いていない時期がありました。

お話はもちろん、note も日記も、
“ブレイン・ダンプ”と呼ばれるような頭のごちゃごちゃを吐

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自分のために費やすもの

自分のために費やすもの

引越したよ。

前回の記事を書いたのは、引越しが確定した少し後だったけれど、その後、無事引っ越しを終えました。
新しいおうちは、前のところとそんなにお家賃は変わらないけれど、ずっと新しくて広くて綺麗なところ。

例えば、キッチンのコンロが二口で作業台も少し広くなったこととか。
お風呂がちゃんとしたセパレートで、給湯機能がついていることとか。
トイレの便座がひんやりしていないこととか。
居室が広々し

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書くことと奏でることと

書くことと奏でることと

前回から、気づけば1ヶ月以上が経過。
あの頃は、薬が少し減って、低空飛行でヨロヨロしていた頃だった様子。

その後、治療の方はどうなったかというと、結局薬を少し増やして、そこで落ち着いた。
減量前からすると、1mg減したのみ。
ちょっと残念だけど、これが今のわたしの維持量なのかな、と、しょんぼりしつつも納得しているところ。

で、ご無沙汰していた1ヶ月の間に何をしていたかというと、まぁ、色々としな

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風が吹く

風が吹く

前回の記事を見てみたら、ちょうど1ヶ月前の22日。
減らした薬を元に戻したところだったみたい。

あれからまた、少しだけ薬を減らして、調子はというと、やや低空飛行だけどまぁぼちぼち浮かんでいるよ。といった感じ。
薬は段階的に減らしていっている途中だけれど、次の外来では、減らすのは少し待ってもらうつもり。
今の低回転の状態にもう少し体を慣らして、あわよくばもう少し動けるようになってから、もう一段階減

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双極2型の普通は「うつ」

双極2型の普通は「うつ」

どうもこんにちは、生きてます。
更新、というか、noteを開くの自体がすっかり月一の行事になってしまっているな……

薬を一剤減らしたら動けなくなったよ、というのが前回の記事だった気がするけれど、あの後結局どうなったかというと、減らした薬を一旦元に戻しました。
で、そしたらまた動けるようになった。
なんともまぁ、わかりやすい。
とりあえずしばらくはこの量で継続してみて、落ち着いたところで今度は減量

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雨が降ると重力に負ける。

と言っている今日は雨は降っていないのだけれど、朝から重くのしかかる曇天にやられて、一日の半分以上を床に転がって過ごしていた。
眠かったわけじゃない。
ただ、起きて何かをする気力がなかった。
本を読んだり、Youtubeを見たり、Twitterを眺めるのも無理。
トイレに行くことすらひどく億劫で、やる気と膀胱のせめぎ合いを俯瞰したり(ビロウな話で申し訳)。
食事を摂るのももちろん面倒で、しかしせめて

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躁な気分の泳ぎ方

躁な気分の泳ぎ方

久々に学会に行った。
オンライン参加でもよかったのだけれど、さほどの負担感なく行ける距離だったので、ちょっとだけ現地にも足を運んでみた。

老若男男男女(より、もそっと男の人が多いくらいの男女比)、いろんな人が集まった大きな会場で、講演を聞き、議論を交わす時間。
元々大して好きなわけではないけれど、しばらく振りに参加してみると、やっぱり勉強になるし、ちょっとお祭り感あるし、なんのかんので楽しいんだ

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わたしに降り注ぐ光

わたしに降り注ぐ光

去年の今頃は何をしていたのかな、と思ったら、お団子を食べていた。

この一年で、随分と色々なことが変わった。
一年前は思えば、毎日ほとんど何もできず、それでも何かを残したくて、毎日のように note を書いていた。
そんな日々から季節が一巡りして、今年の春は少しだけ、明るい気持ちで迎えられている気がする。

もちろん去年だって、春の光はやわらかくて、暖かくて、それを浴びることはなんだか悲しいような

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書いてみる

書いてみる

以前、お話を書いているという話をした。

この頃書いていた話は無事書き上がった。
書き上がって、ほんの出来心で、小説の添削講座に出してみた。

実は、最初に書いたお話を、「読みたい読みたい」と言ってくれた友達に原稿を送ったところ、割と真面目なトーンで、「本気でプロを目指してみたら?」「公募には出さないの?」と言われ。

編集者をしている人間がそう言うなら、箸にも棒にもまるきり引っかからないという訳

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心を切り離すスイッチ

心を切り離すスイッチ

久々に、働いている。
といっても、基本的には週一回、半日だけの勤務なのだけれど、(今週、来週は代打が続くので2−3回)朝起きて、決まった時間までにどこかに行くということがひさしぶりで、初日はそれだけでちょっとドキドキした。

いざ働きはじめてみれば、なんてことはない。
体と頭は勝手に動くもので、拍子抜けするほど呆気なく初日を終えた。
「先生くらいの経験があれば、自転車に乗るようなもんですね」
と言

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