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なんかずっと暑かった9月頃に読んだVtuber関連の気になったWeb記事と雑感あれこれ(2023年9月~10月初旬頃)

日頃こちらのnoteをフォローして下さってる方向け、Vtuber関連のWebメディア記事等をまとめて紹介するこの企画。

今回は9月中旬から10月頭(9/9~10/10)に見かけたWeb記事で、私が気になった話題のものなどを中心に約1か月分をまとめてご紹介します。

例によって例のごとく宣伝要素の強い物販販促系、イベント告知のようなWeb記事などはスルーし、ニュース系記事は内容が重複しているものは省いてご紹介していますのでご了承ください。

ちなみに前回の記事はコチラ。

8月は物販系Web記事が非常に多かった反動なのかもしれませんが、9月はちょっとした読み物として面白い、比較的文章量のある記事が特にホロライブ関連の話題に多かった印象です。

今回はWeb記事の集計期間がいつもより少し長めなこともあり、貼っている記事もだいぶ多いので、気になる記事だけでもつまんでいただければ幸いです。



ホロライブプロダクション関連

まずは、9月にとにかく大量の記事を見かけたホロライブプロダクション関連のWeb記事をご紹介。
やはりライブとか記録とかデビューとかが重なるとWeb記事も増えますね。

Blue Journey

7月に少し報じられて以降、あまり話題として広がっていなかった印象のあった企画「Blue Journey」関連の記事ですが、9/20に1stライブが開催されたとたん、大量に各Webメディアで記事としてライブレポート等が掲載されたので、今回はそちらをまとめてご紹介。

ちなみに一番上の記事がカバー社のオフィシャルレポートで、2つ目以降が各メディアのライターさんが書いている記事になります。すごい量です。

(ちなみにオフィシャルレポートを転載していたメディアさんもありましたが、そちらは内容が一緒なので割愛しています)

有料ライブ後にレポート記事がとても増えるのは、割とホロライブ関連のWeb記事の傾向だといつも通りと言えばいつも通りなのですが。

そういう視点で見ると前回の「hololive summer 2023 Live SPLASH PARTY!」は何故か全くこういった記事がみつからなかったのが逆にちょっと今になって気になったりもしています。

有観客ライブじゃないとレポートは出ない、みたいな感じなんでしょうか?

あとはこのライブ周りで言えば、配信プラットフォームのうちZ-aNのライブ有料配信で、前回の「hololive summer 2023 Live SPLASH PARTY!」に引き続き今回の「Blue Journey」もトラブルが発生したことは、一視聴者としてはちょっと気になる出来事でした。

間もなく常闇トワの1stソロライブもありますし、このあたりは改善に期待したいところです。

ASO ROCK

あとはライブ関連で言うと星街すいせいの野外ロックフェス「ASO ROCK」出演はちょっと面白い展開で、出番が2日間開催の1日目のトリというのも驚きました。こんな風にVtuber・Vsingerの活躍の場が広がっていくのは見ていてちょっと嬉しくなります。


記録関連記事

続いてこちらはホロライブのタレントによる記録樹立に関する記事。

某感染症の影響が落ち着いて、以前ほど在宅視聴コンテンツに大きな伸びが見られなくなってきた今日この頃ですが、そんな中でも所属女性タレントが相変わらずまんべんなく安定してYouTubeチャンネル登録者数を稼いでいる点は、ホロライブという事務所の特に凄いところだと思います。


インタビュー記事

こちらはインタビュー記事をまとめて。

今回はオリジナル楽曲、ライブ開催、アルバムリリース、メジャーデビューと個人別の音楽関係の動きが多かったので、それぞれのタレントへのインタビュー記事も文字数が多く、四者四様の読みごたえがありました。

個人的には、ホロスターズUPROAR!!」から夜十神封魔が、電ホビ掲載の好きなものを語るコラム企画で『とある魔術の禁書目録(インデックス)』について大容量の語りをやってたのは面白かったです。この好き語り、という企画は毎回内容に熱量があっていいですね。


配信関連の記事

続いてその他、ホロライブの配信関連のいろんなWeb記事などをまとめて。

この手の雑多だったり小ネタっぽいホロライブ関連Web記事の、博衣こより戌神ころねさくらみこ大空スバルあたりの登場率は本当に毎月高いですね。あえていえば今回は珍しく兎田ぺこらの記事を見てないですが、ひょっとしたら私が見落としてるかもしれません。


hololive DEV_IS ReGLOSS関連

そんな中、9月はホロライブプロダクションに「hololive DEV_IS」からReGLOSSという新ユニット5名がデビューしたこともあって、そちらにスポットを当てた記事もちらほらありました。

デビュー時は公式プレスリリースに「音楽アーティストVTuberグループ」と銘打たれていたこともあって、その活動内容がどうなるのか気になっていたReGLOSSの面々ですが、デビューから1か月の様子を見ている感じでは個々のアクの強さこそ際立っているものの、DEV_ISという別組織に分けるほど特殊な事をやっている感じは今のところまだないので、今後の彼女達の運営側のプロデュースについては引き続き注目したいなと思っています。


その他・カバー社関連

あとは動向というとちょっと微妙なんですが、カバー社のCEO、YAGOOこと谷郷元昭氏が「50歳を迎えるのでグッズモデルを引退します」と発表したネタっぽいトピックスを複数のWebメディアが割としっかり取り上げていたのがちょっと面白かったです。

相変わらず下手なタレントより記事になる機会の多い方です。


にじさんじ関連

続いては、にじさんじ関連の記事を。

ライバーコラム・インタビュー

最初にご紹介するのはRealSoundで連載中のにじさんじライバーコラム。
今回は2020年1月~6月デビューの面々について取り上げられていました。

ちょうどこの前後ぐらいからにじさんじ男性Vtuberの躍進が始まった時期にデビューしたライバー達ということもあって、各コラムで紹介されている個々の活動内容にもこれまでのライバーとは違った多彩な動きがみられるのが印象に残ったコラムでした。

にじさんじ関連のインタビュー記事で今回私が見つけることが出来たのは、この日経クロストレンド掲載の樋口楓の記事のみでした。

この記事数の減少には夏休み期間が終わって物販以外のイベントもちょっとひと段落した時期、ということも関係しているのかもしれません。

配信関連の記事

続いて、配信関連などのちょっとした記事をまとめて。

この中では「ステラおばさんのクッキー」とシスター・クレアのコラボ企画が、全く別商品の「クレアおばさんのシチュー」と混同された話、なんかはテレビ地上波でも話題になっていましたね。

こうやってまとめるたびに最近は毎回思うのですが、にじさんじは相変わらずWeb記事になる話題のバリエーションに富んでいます。

その他・ANYCOLOR社関連

こちらは2023年9月14日に発表された、ANYCOLOR株式会社の2024年4月期第1四半期決算説明の詳細に関する記事。

この記事では、代表取締役CEOの田角陸氏、取締役CFOの釣井慎也氏によるQ&Aの記載があるのですが、その中で出てくるライバー関連のワードが、「Luxiem」「ChroNoiR」「ROF-MAO」「VOLTACTION」「VΔLZ」「Oriens」「Dytica」「Krisis」と、とにかく国内外の男性ライバーユニットばかりな所に、今のにじさんじ男性ライバーの勢いがよく表れているような気がします。

そんな中、8月に休止していたANYCOLOR社のVTuber育成プロジェクト「VTA」が再開するというニュースがありました。休止前に23名の在籍が確認できた在校生も、10月5日の配信再開時にアーカイブと在籍が確認できたのはわずか3名といった状況になってしまいました。

このVTAのVtuberの卵を育成していく試みが今後はどうなっていくのか。
なかなか気になるところです。


ゲーム配信、大会系

神域リーグ2023

続いては毎回ご紹介していたキンマWeb掲載の神域リーグ2023の記事、今回がラストになります。

およそ4カ月間行われたこのリーグ戦も、9月でいよいよファイナルを迎えたのですが、上位4チームによる接戦は本当に最後の最後まで勝者が分からない実に面白い展開だったので、未視聴の方には出来ればこの記事より先に是非アーカイブを見て欲しいなと、この熱い熱量のWeb記事3つを読み返しながら今回あらためて思いました。

この企画とWeb記事は次回も楽しみにしたいとも思います。



配信ゲームタイトル関連の話題

続いて、配信ゲームタイトル関連の話題を。

9月は以前別のnoteにも書きましたが「スイカゲーム」の勢いが本当に凄かったですね。(Web記事も凄い量が出ていましたがだいぶ削りました)

7~8月に流行していた「ストリートファイター6」「アーマードコア6」「漢字でGO!」等の各タイトルをプレイしていたVtuber達の配信が、一気に「スイカゲーム」配信一色に切り替わる様子には結構な驚きがありました。

実際、長時間耐久配信向きで、配信中にリスナーと大騒ぎしやすく、指示コメントを拾いやすくも無視しやすくもある、と実に配信向きなゲームだとは思います。私はだいぶ見たのでちょっと飽きてきましたが、配信タイトルとしての「スイカゲーム」の勢いはまだまだ続きそうな感じはします。

そんな「スイカゲーム」一強みたいな状況の中で、善戦しているのがこちらの「薔薇と椿」。

こちらも「華族となっておビンタで戦う」という馬鹿馬鹿しい設定が、ロールプレイしながら配信をするVtuber向きのゲームだと思います。いろんなVtuberがお嬢様口調で戦う様子は、シンプルに面白いです。


VCR ARK

また10月初旬の配信界隈の盛り上がりとしては「VCR ARK」が凄かったなと思います。

有名ストリーマー達に混じって、日頃交わらないにじさんじホロライブぶいすぽっ!!といった大手事務所所属Vtuberを始めとする様々なVtuber達が、ARKの世界で毎日拠点に迫ってくる恐竜たちと対抗するためにみんなで協力して戦う!という様子には、まるでマーベル作品を見ているかのようなオールスター感があって、正しく企画の勝利、といった印象がありました。

下の記事にもありますが、10月初週の配信視聴回数ランキング上位者がほぼ「VCR ARK」と「スイカゲーム」の配信者で埋まるという事態が起こったのは面白い現象だなと思います。

まさに「毎日長時間配信」が今の配信界隈のトレンド、なのでしょうか?
もし仮にそうだとしたら、ちょっと見る側も配信する側も大変な時代になってきたような気がします。


その他、Vtuber関連の話題

ここからはその他、Vtuber関連の話題をいろいろと。

しぐれういと「ロリ神」

この所、Vtuberのオリジナルソングに注目が集まる事も増えて来ましたが、こと9月に関して言えば、前半はホロライブ宝鐘マリンの「美少女無罪♡パイレーツ」の話題、そして9月後半から現在にかけては、イラストレーター兼無所属Vtuberしぐれういの「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」の話題が非常に多かったように思います。特に後者の勢いは現在もとんでもない状態になっています。

一つ前のnoteでその詳細は記事にしているので、ここではさらっと流しますが、ついに同楽曲のYouTubeでの動画再生回数は3000万回を突破。

もはや「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」は単なるバズりを超えて、その楽曲と振り付けはTikTok等を経由して、有名アーティストの新曲のようなレベルで世界的に拡散しまくっている感があります。

この驚異的な勢いは、一体いつまで続くのでしょうか。
(関連Web記事も大量にありましたが、だいぶ割愛しています)

あとはどうでもいい話ですが、こんなに楽曲がバズっているさなかに、バズりを生み出した当の本人はパソコンが壊れて配信すらできない、という状況にも、個人的にはいかにも彼女らしい可笑しみを感じています。


KAMITSUBAKI STUDIO関連

続いて、新しい動きの多いKAMITSUBAKI STUDIO関連の話題を。

上2つはインタビュー記事なのですが、一つは「花譜自身が語る活動の経緯」について、もう一つはバーチャルヒューマン化した花譜こと“VIRTUAL HUMAN KAF”の登場するMVの「製作サイドへのメールインタビュー」という、どちらもちょっと興味深い記事でした。

特に2つ目の話題については、私は「せっかく得た『誰でも簡単にアニメ的な魅力のあるキャラクターになれる』というVtuberの特徴を、わざわざリアルに近づけ直すバーチャルヒューマン化という工程って、技術的な凄さはさておき、いったいどういう層に需要があるんだろう?」と、ちょっとバーチャルヒューマン化については日頃から全体的に懐疑的な感想を持っていたのですが。

その疑問に対してこの製作者インタビューは「MVの世界観の為のバーチャルヒューマン化」という一つの回答を出してくれたような思いがしました。

こちらは今後リリース予定のKAMITSUBAKI STUDIO関連のゲーム展開の話題についての記事。Vtuberとゲーム化という話題はこのところ各所で見る話題ではありますが、どんな作品が生まれるかについては興味があります。

デビュー・卒業・活動休止等

9月はWebメディアで取り上げられるような新たなVtuberのデビュー・卒業等の話は、実はほとんどなかった珍しい期間ではあったのですが、その一方で以前6月~8月に発表されていたVtuberのデビュー・卒業・活動休止話が次々と実行されていった月、でもあったように思います。

そんな中Vtuber界隈のデビュー話としては、これまで女性タレントばかりの海外Vtuber事務所「VShojo」に、初めて男性VtuberとしてKUROがデビューした事にはなかなか注目が集まっていたような気がします。

ただ同件については、あまり進んで語りたい内容ではないのですが、新人のデビューにもかかわらず初配信のコメント欄には、様々な言語での「おかえりなさい」的なコメントも多々見受けられ。

そういう「新人Vtuberとしてのキャラクター性」がまるで「配信者が仮面を取り換えたもの」であるかのように軽視されつつあるこのところの状況には、気持ちはわからなくもないのですが、若干の寂しさを感じてもいます。

また今期間では有名Vtuberの休止話もちらほらWeb記事で取り上げられていましたが、今回記事で見かけた休止話は上記のようにいずれも後々の復帰が見込めそうな話題だったのが、個人的には少し嬉しかったです。


誹謗中傷問題

Vtuberと誹謗中傷行為に関する話題については、大小を問わず様々な個人・事務所がX(旧twitter)等で対応状況等を公開しているのが珍しくなくなってきた今日この頃ですが。

そんな中9月は、総務省の解説動画ににじさんじ壱百満天原サロメが登場したり、YouTubeの啓発動画に複数のVtuberの姿があったり、といったキャンペーン案件的な動きが注目を集めていました。

またホロライブ兎田ぺこらのグッズに関するのケースのように、関連グッズ販売先が誹謗中傷の対応を行った事例なども見られるようになったことは、ある種新しい動きなのかな?といった感想を持ちました。

とはいえ、Xで日々次々とポストされる誹謗中傷に関する話題の中には「それは本当に誹謗中傷なの?と思わされるような暴露話」や、「法的措置を本当にやるつもりとは思えないような文章」、「日頃の活動で運営母体を明かしていないVtuber関連のXのアカウントに事務所と名乗る文書が突然出てくるケース」など、今一つ中身がピンとこない事例もチラホラあるように見え、一視聴者としては相変わらず中々モヤっとした思いをかかえる話題だなぁ……と思ったりもしています。


インタビュー記事

こちらはVtuber関連のインタビュー記事。

ひとつめはVtuber事務所「のりプロ」の運営サイド佃煮のりおにも焦点が当たった、Vtuber犬山たまきの話。

ふたつめはVtuberに楽曲提供もしていて、自身もVtuberとして活躍しているメンバーがいるバーチャル音楽ユニット「NoWorld」の話と、どちらも舞台裏を感じさせるなかなか面白い記事でした。

一方こちらはレポート兼インタビューみたいな感じのPANORAの記事で、バンダイナムコが新しく作ったVtuber事務所MEWLIVEの初配信について詳しく触れています。

私はかつてのミライアカリや、現在も活動中のアイドルマスター関連のVtuberグループvα-liv(ヴィアライヴ)などバンダイナムコ系Vtuberにはちょっと色々と思う所があっただけに、今回はどういったことを狙っているのか?という方向性などが気になってこの記事を読んだのですが、率直な感想を言えば記事を読んでも、いろいろありすぎて逆に結局よくわかりませんでした。

とりあえずデビューしたVtuberさんは配信頻度が高そうなので、近いうちに配信を見にいくつもりです。


配信関連の記事

続いて色々な配信関連の記事を。9月は女性Vtuberを取り上げた話題がけっこうWeb記事になっている印象がありますね。

この中だとおめがシスターズのインボイス制度解説配信や、ソニーミュージック系Vtuber事務所VEEに所属のVtuber天龍りのんが、自身の耐久歌枠の歌が原因でソニーミュージックにブロックされた話とかは、結構話題としては面白いなと思って配信も見に行きました。

まあ、内容的には「税制度改定」とか「著作権問題」とかの、ちっとも面白くない話題ではあるのですが、こういう話題を面白おかしく配信してくれるVtuberさんって割とありがたいなと個人的には思うところです。

他・トピックス等

以下は個人的にちょっと気になったWeb記事をまとめてみました。

この中で言えば、REALITY Studiosが新スタジオ作った話とかはわりと前回同様に興味深く見ています。

前回のnoteでもREALITY Studios傘下のVTuber事務所「FIRST STAGE PRODUCTION」で、有名麻雀プロの土田浩翔氏をデビュー直後の企画にいきなり呼べる新人Vtuberが爆誕した話などの際にちょっと触れましたが、複数の傘下Vtuber事務所を作ってオーディションを行っていたりするREALITY Studiosの直近の動きには、今後も何か色々と驚かされそうな気が個人的にはしています。

あと、最後に紹介しているRealSoundのバーチャル音楽座談会という記事も、最終的に着地点はREALITY Studios傘下事務所のライブユニオン所属「HACHI」の2ndアルバムとライブの宣伝がのったPR記事にはなってしまうのですが、全体を通してこれまでのバーチャル音楽シーンを包括して振り返る、というコアで難解ではあるものの非常に読みごたえのあるヒストリカルなものになっていて、個人的に読むのをお勧めしたい内容でした。


と、ここまで書いて約8000字ぐらいまで記事のボリュームが膨らんでしまったので、今回はこのあたりで。

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