見出し画像

ときのそらの感慨~彼女の5年と100万人と~

ホロライブ所属のVtuber、ときのそらのYouTubeチャンネル登録者数がついに100万人を突破しました。

2017年のデビューから5年。チャンネル登録者数が100万人に到達したのは、ホロライブ全体ではこれで29人目になります。

ホロライブの原点といえる存在であったが故の、常に幅広い企業案件・イベントへの参加を求められる状況や、同期が存在せず後輩とも接点を作りにくい環境、配信プラットフォームや配信スタイルの違いなど。

他のメンバーとは違った様々な努力を必要とする困難を乗り越えての今回の記録達成には、色々な思いを抱く方も多いのではないでしょうか。


そんな記念すべき100万人を突破した日、2022年7月28日の配信「【100万人をみんなと】はじまりをもう一度~9/7のあのときへ~【#ときのそら生放送」は、2017年9月7日の初配信の同時視聴枠と、歌唱一曲、それと翌日の新髪型お披露目配信の告知、そしてメッセージという内容でした。

本来は「チャンネル登録者数100万人までの見守り配信」の予定が、配信予定時刻前に100万人に到達してしまうという、ある意味彼女らしい誤算こそありましたが、配信構成自体は非常にスタンダードだったように思います。

しかしこの配信、見終わってみれば非常に感慨深い、他のホロライブメンバーの記念配信とは一味違った、独特の余韻が残るそんな配信になりました。


で、その最も感慨深かったシーンはどこかというと、同時視聴の箇所でも、告知後の最後のメッセージでもなく、「途中に歌われた一曲と、その歌唱後に彼女が今の心情を吐露した場面」でした。

まず、歌唱パートで歌われた曲「花時の空」。(0:43:30~)

サビのフレーズ『遠回りでも 荒れた道でも 歩いてきて良かったなぁ』が、決して順調ではなかった彼女の100万人記念を飾るのにとてもよく似合う、そんな曲だったように思います。

そして歌唱後の、ときのそら本人の口から発せられたコメントがまた、非常に感慨深いものでした。以下、少し長いですが抜粋します。

(該当箇所は0:49:00~、語りを落とし込んでいるので多少間違いがあるかもしれません。また途中の海外向け英語部分等を数カ所省略しています)

本当に100万人にしてくれて、ありがとうございます。

はい。という訳で、今回はね「花時の空」を歌いました。

えー、私の中ではなんていうんだろう?100万人って、なんか今やっと実感が出てきたなぁっていう感じが、します。

な、なんていうんだろう?
5年前、んー、5年前は「100万人なんていくんだろうか?」とかも思ってたし、まあねぇいろんな事があって。

なんだろう?けっこう、まあ一人で頑張ってきたぁってところから、仲間が増えてきてっていうのもあるけど。

やっぱ、いろんなところに行くたびに「誰?」って言われたりとか、「へー……」みたいな、「Vねぇ?」みたいなことがあったりとかもして、まぁ悔しかったり、キツイなぁと思うことも無くは無かったんですけど。

そういうときに、まぁ少しずつ、それでもやっぱり。
まぁ100万ってそう簡単に行くモノではないし、認められる実感っていうのが、いっぱい出てきて、いろんなところで仲間が出来て。

んー、なんか人と、想い出一つ一つが、すごいなんていうんだろう?
かけがえのないものだなぁと思いますし。

んー、へへへ、上手く纏まんないなぁ。
なんか、たくさんの人のこう、コメントとかを、見て。

辞めなくて良かったなぁっていう気持ちが……、すごい今は、あるかな。
なんか、うーん。

んー、続けるって、そう簡単なことじゃなくてやっぱり、いろんな道があったと思うんですけど、こうやって皆がいてくれて良かったとか、って何よりもなんか宝物って思えるようになったのは、やっぱりどんなときでも、支えてくれるみんなが居たからだと思います。

これからも……、なんだろう?
なんか5年間って、すごーい短いようで長い時間で

ね、なんか自分の中では、まだまだその、実感が無い状態で活動してることが多くて、なんか私の原動力っていうのはやっぱりみんなが私以上に喜んでくれていることなんだよね。

なんかそれこそ今日もね、マネちゃんからも「100万人おめでとうございます!とっても嬉しいです!」みたいな、来て。
なかなかないんですよ、そういう支えてくれる人からのおめでとうメッセージが、来るって。

あ、なんかやっててよかったなぁって……、すごい思った瞬間ですねぇ。

なんだろうなぁなんか、どこまで行っても私は、今日もだけど、なんかあんまり、なんていうんだろうw完璧っていう所まで全然いけないんですけど。

それでもなんか頑張っていきたいなって気持ちはありますし、これからも、5年、10年と、私はここに居続けたいなって、今は思ってます。

だから、これからも応援してくれたら嬉しいなw
って思う、上手くなんか言葉にできなくてごめん。

あー、なんかウルっと来ないと思ってたのになぁ、www
ちょっと感極まっちゃうね、やっぱり。 
えっへっへ 泣き虫www

いろんな事の、出会いもあれば、別れもあって。
その一つ一つが自分を育ててきたと思うし、それぞれが一人一人で、いろんなところで活躍していて、たくさんの、悔しい思いを全部プラスに変えてこれたから、今、こんなに素敵な世界が見えてると私は思ってます。

この歌にもある通り、本当に……。
みんなと一緒に歩いてきてよかったなその一言です。
今日は本当に見に来てくれてありがとう。
こんなにたくさんの人と……、この日を迎えられて……。

私は本当に……。
私は本当に、幸せです。
長かったなぁ……、長かったよ、ここまで。

私らしい、ゆっくりとした歩みだったけど。
……長くかかって、よかった。


すぐにいってたら、こんな気持ちにもならなかったと思うし、みんなへの気持ちも、こう長くかかった分、5倍になったと思う。
5倍といわず、100倍とかかな……? えへへっw

誰よりもVtuberとしての先駆者として長く活動してきた彼女の口から出た「長かった」という言葉には、本当にいろんな想いがこもっているようで。

日頃、時の流れの速さや、流行り廃りがとても移ろい易いことばかりを感じさせられるVtuber界隈の話題において。

こんなにも時間の長さを感じるコメントは本当に珍しいと感じましたし、それだけにとても貴重な深みのある言葉としても、聞こえたように思います。


今回の配信から思う事として、これから5年、10年後も、彼女たちVtuberと私たちは一緒に進んでいるのかなぁ?とか、その時のVtuberって私たちにとってどんな存在になっているんだろう?とか。

なんとなくそんな答えのないことを考えさせられたりもしたのですが。

ただ、少なくともときのそらという存在が私達と共に進んでくれる限り、ホロライブという種類の夢はVtuber界隈から消えることは無いということだけは、ほぼ間違いのない未来図のような、そんな気はします。

100万人、本当におめでとうございます。

<追記>
この記事を書くにあたって、一度彼女の5年を振り返ってみようと思い、色々なWebメディアやnote等の過去記事を見たのですが。

その記事達の種類の豊富さと、そこに広がっていたライターさんやファン、そらともさん達の熱量を上手くまとめられる気が全くしなかったので、今回はそちらの記事やnoteをそのままいくつかご紹介したいと思います。

お時間がある時にでも読んでいただけると「彼女の5年の長さ」がより少しでも多く伝わるのではないかな、と思います。

 【オススメWebメディア記事】


【オススメnoteの中からごく一部】


【ときのそら関連Webメディア掲載記事】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?