フリーランスになりたがるのはなんで?
タイトルはそのままの意味だ。
フリーランスになりたがるのはなんで?
挑発的な問いではなく、普通に聞いている。
デザイナーはフリーランスになりたがる人が多い。
デザイナーになる前からフリーランスになりたがる人も多い。
なんで?
稼ごうと思えば無限に稼げるからだろうか?
会社にしばられてる感じが嫌なのだろうか?
自分の好きな時間に働きたいのだろうか?
わたしは、フリーランスになりたいと思ったことがない。
お小遣い稼ぎで副業はいいな、と思う。
フリーランスは普通に面倒くさそう。
仕事を取らなければ生きていけないシビアさとか、
税金関係の処理とか、
クライアントの入金が遅い不安とか、
信用していた人がいきなり消えたり、
友達から「友達価格でこのくらいでやってよ!」とか値切られたり……
面倒くさそうな理由が無限に出てくる。
人間不信にもなりそうだ。
あ、フリーランサーへのひがみとか、フリーランス希望者への脅しとかではない!
面倒くさいことをやりながら、フリーランスをやっている人たちをめちゃくちゃ尊敬している。
持ち前の技術以外にも、マネタイズ能力や、ネゴシエーション能力、コミュニケーション能力がなければできないことだ。
ぼくにはとてもできない。
上記にあげた能力がまったくない。
わたしは「あまり人と喋らなくて良い」という理由でデザイナーを選んだ。
趣味でやっていたものの中から、一番お金になりそうなものを選択した。
デザイナーはあまり喋らなくていい。
黙々となんか作っていればいい。
人と喋ることに比べたらラクだ。
デザイナーのみならず、WEBクリエイター職は、人間嫌いの内向家に向いている。
※これは「受け皿になり得る」という意味。
WEBクリエイター=人間嫌いの内向家ではない。
デスクワークなので、過酷な自然界から保護されてもいる。
クーラーが効いて夏は涼しいし、暖房が効いて冬は暖かい。
「いらっしゃいませ!」と笑顔で言わなくていいし、店内の状況を見計らって皿を下げたりしなくていい。
なんだかそれだけで天国のように感じる。
なぜ最初から、このラクな道を選ばなかったのか。
なぜ
「デスクワークとか、頭良くないとできなさそー」
「デザイナーとか、センス良くないとできなさそー」
と思ってしまったのか。
どの会社もテレワークが進んでいて、快適さが増している。
(ただし最近は元に戻りはじめてもいる)
なので、「いつかはフリーランスに!」と願う人の気持ちが分からないのだ。
会社員、社畜に成り下がらない限り楽でいい。
ドカンと稼げないけれど、日常でちょっと節約すれば、お金も貯まってくるし。
そういう話じゃないのかな? マネーは関係ない?
情熱とか、主義の問題なのかな?
そうなってくると、ますます分からない。
育児と仕事の両立なら、分かる気がする。
親の介護とかも分かる気がする。
家族の問題なら「確かに!」と思う。
世話をしなきゃいけない人がいるなら、日中の会社勤めは厳しい。
それ以外は、よく分からない。
なんでフリーランスになりたがるのだろう。
世のフリーランスになりたがる人々は。
ぼくにはとてもできない。
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