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054_自分勝手が身を滅ぼす

2月17日(月)
ボクは、
昨日の彼女との出来事を後悔していた

もっと、広い心で彼女に接するべきだった。
もともとはお店に行く予定でもなかったし、
ボクは彼女の誕生日をお祝いしたわけだし、
彼女からすると、お店で働いていて、
あくまでも仕事だったわけだし。

ボクは、
バラの花束を買っていったことで、
何か期待していたのかもしれない。

いや、彼女と二人で、
ホテルで過ごしたことで、
どこか勘違いしていたのかもしれない。


ボクはとにかく彼女に会いたかった。


「今日はお店行くんだっけ?ちょっとだけでも会いたい」
付き合っている彼女に送ってるようなLINEだった。


19時10分
「昨日ごめんね」
「今日はお店に行くかも」

この日、ボクは仕事の飲み会があり、
このLINEを見たのが20時半くらいだった

「会いたい」
「何時からいるの?」

飲み会が終わり、
「今から行くけど、お店にいる?」

しかし、彼女のからの連絡はなかった。


その時のボクは、やはり勘違いしていた。
こんな状況で、また彼女を責めてしまった。
「連絡ないってどういうこと?」


この後、彼女から
「ごめん」
「私も色々あって」
「いやな気持ちにさせてごめん」


この時のボクは、
彼女のこのLINEを冷静に受け止められなかった。

あんなに一緒にいたのに、
あれだけ喜んでくれていたのに、

っと、自分本位で考えてしまっていた。


キャバ嬢を本気で好きになってしまうと、
こういう時は地獄だ。

彼女は仕事をしている。
それは男とご飯を食べるのも仕事、
キスをするのも、胸を揉まれるのも、仕事。

それを全部許容して、受け入れなければならない。


正直、ボクには無理だ。

彼女のことが好きだけど、
彼女を彼女にして、今の状態で、
付き合うというのは、全く考えられなかった。

もちろん、夜の仕事を辞めさせて、
ボクが養う方法もあるけど。
彼女に養ってもらうという選択肢がない。


一日明けて、
「さやかのペースを考えてなくて、ごめんね。自分勝手すぎたね」
とLINEして、
一度自分と彼女の距離を置くことにした。