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自己肯定感ゼロの自分がセミナーを受けて

30年程前にあるセミナーを受けました。
得たもの、失ったもの両方あります。
行って良かったのかどうか今でもわかりません。

きっかけは、
高校を卒業してに2.3年して高校時代のクラスメイトから、急に連絡がありました。

それほど親しかったわけではないのですが、
悩みが悩みじゃなくなる! 
そんなセミナーがあるから、話を聞いてみないか。当時は何事にも自信がなく、何をやっても人並にできず、今でいう自己肯定感ゼロ、世間知らず、それと連絡をもらえて嬉しかった事もあって、話を聞きに行くことにしました。

行ってみると、彼らの仲間が何人か登場して色々話しをしてくれました。今では問題になりそうですが、けして強引な勧誘ではなかったと思います。
そこでの内容は覚えていませんが、当時は何か面白そうだと、セミナーを受けてみることにしました。それなりのお値段はしましたが。

当日は、
トレーナーと呼ばれる人が1人と、セミナーを受けに来た複数の人が一つの部屋に集まります。

トレーナーの人の話しを聞きながら、
いろいろと瞑想します。

自分の小さかった頃を思い出したりします。
それ以外にも色々あったと思いますが、
残念ながら覚えていません。

得たものは、
何でもできるかもという根拠のない自信と、
両親への感謝の気持ちです。

自信はセミナーを離れると
どんどんなくなりました。

両親への気持ちは、 
瞑想で過去を思い出すのですが、
両親が色々と自分のために
尽くしてくれている事を、あらためて認識しました。

なのに非行に走ることはなかったですが、人並みに反抗期があり冷たい態度を取っていた事を思い出しました。
自分はこんなに尽くしてくれた両親になんて酷い態度を取っていたのか!自分のバカさに泣きました。

それから両親への感謝の気持ちは今も変わらず持っています。これが得たものです。

失ったものは、
セミナーは3段階あって、2段階目までは集まってトレーナーの話しを聞く事が中心でした。

ところが、3段階目はガラッと変わって、
今度は自分が周りの人にセミナーを受けるよう勧めるというもの。営業マンのように何人受けてもらう!目標設定までしました。

毎日、前日の結果を朝早く電話で上司のような立場の人に報告していました。
当時は携帯が無かったので
家の固定電話を使っていました。
真面目な性格だったので、言われるがままに必死に頑張っていました。
親、親戚、バイト仲間、小学生時代のクラスメイトなどに連絡をとり話ししました。

何度も連絡したので、今でいう迷惑行為だったかもしれません。
その時は相手の為になるとの思いで必死でした。

結果、何人かの人とは関係を
失うことになりました。
自分のした事なので、仕方がないと思いますが、
もっとやり方がなかったのかな?今でも後悔している悲しい記憶になりました。

3段階目の期間が終わり、毎日報告する生活も終わりとなりました。その後はセミナーに一切関わっていません。当時失った関係は今も復活していません。

以上が得たもの、失ったものです。
























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