Trip|フィンランドでカフェ散歩 〈13. Kahvila Sävy〉
太陽が顔を見せてくれたと思いきや、急に土砂降りになったりと、忙しい空模様のある日。
カフェでブランチをしながらお仕事がしたい気分になったので、トラムに乗って出掛けました。
今回ご紹介するのは「Kahvila Sävy(カハヴィラ・サヴュ)」。
ヘルシンキの人気ロースタリー「Good Life Coffee」のオーナーが、2014年にオープンしたカフェです。
このカフェが位置するカッリオは、以前ご紹介したWay Bakeryもある、おしゃれに敏感な若者が集うエリアで、住む場所としても人気の高い地区。
早速、中に入ってみましょう。
カフェ巡りが趣味のわたしですが、個人的にここが最も「等身大のヘルシンキ」が凝縮されたカフェだと思っている、とっておきの場所です。
というのもまだ観光客にはあまり知られておらず、地元の人たちが第二のリビングルームのように利用している姿が見受けられるからです。
パソコンに向き合っている人・お子さま連れの人・友達と楽しく会話をする人・仕事休憩にコーヒーをテイクアウトする人…訪れるたびに、さまざまな日常の1ページを垣間見ることができます。
インテリアはあえて統一させずにランダムで、それこそカッリオの友達の家にお邪魔したような、そんな雰囲気がとても心地良いのです。
そう感じているのはわたしだけではないようで、この日も賑わっていて、平日の昼間でしたがテラス席まで満席でした。
おいしそうなカップケーキがありましたが、今日は朝ごはんセットを注文。朝ごはんセットといっても、こちらは終日注文が可能です。
わたしはヨーグルト・クロワッサン・コーヒーのセットを選びました。
デフォルトではフィルターコーヒーですが、プラス1ユーロで好きなスペシャリティ・コーヒーに変更することができるので、ラテアートが美しいカプチーノにしました。
ヨーグルトにトッピングされたシナモンが効いたサクサクのグラノーラがとってもおいしくて、酸味が強めのコーヒーとの相性抜群。
大きなクロワッサンはふわふわもちもちで、優雅な気持ちになれるブランチにお仕事が捗ります。
カフェで使われているGood Life Coffeeのコーヒー豆やロゴ入りグッズも売られているので、お土産として日本に持ち帰ったら、家でもヘルシンキのカフェにいる気分が味わえそうですね。
ドッグフレンドリーなこのカフェでは、かわいいヘルシンキっ子のワンちゃんに出会うこともできます。
帰り道、お店のインスタグラムをチェックすると「今日バリスタたちはリフレッシュのためにパーティをするので、いつもより2時間早く閉店します!」という投稿がされていて、お客さんからの「みんな、楽しんでね!」というコメントが。
そんなおおらかな雰囲気もなんともヘルシンキらしく、もっとこの街を好きにさせてくれる、そんなカフェです。
https://lalafinland.com/
Instagram:@lalafinland
Twitter:@lalafinland