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#136 「分からない」の代わりに伝える言葉

質問されるのが苦手です…

最近、こんな悩みを聞きました。

あなたは、

・あなたはどう思う?
・あなたはどうしたい?

とあなたの意見や考えを聞かれた時、
なんと答えますか。

もしかしたら、

・分かりません
・考えたことありません/特に何も…

こんな返答をしている方も、いるのではないでしょうか。

自分の立場を守るために
「敢えて」意見を言わない人。

頑張っても無駄だと感じて
「どうでもいい」と思っている人。

色んな人がいます。

でも、実際に「わからない」と口にするのは
とてももったいないのでオススメしません。

今回は、「わからない」と口にすると
もったいない理由と、代わりに使うべき言葉
についてお伝えします。

1.口にした数だけ成長が止まる言葉

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なぜ「わからない」と口にするともったいないのか。

それは、口にしただけ成長する機会が減るからです。

「わからない」が口癖になるとこんな状態になります。

✓ 相手から頼られなくなる
✓ 思考を止めてしまう

(1) 相手から頼られなくなる
相手から仕事で質問や疑問を投げかけられたとき、
「わかりません」で済ませると頼りない人と判断されます。

ビジネスの課題は、誰にとっても難しく、
正解が何なのかわからないものだらけです。

ですので、質問をした相手が求めているのは、
正解ではありません。

あくまでも、あなたが考えている意見を知りたいのです。

それにも関わらず、「難しい」「わからない」という回答
ばかりしてしまうと、自分の意見が持てない人と判断されます。

聞いても答えが返ってこないと思われると、
やがて意見すら聞かれなくなります。

それは仕事だと、チャンスを逃すことに直結します。


(2) 思考を止めてしまう
自分と向き合っている時に「わからない」と
考えてしまうのも成長機会を減らす原因になります。

「わからない」と考える癖がついてしまうと、
わからないと考えた途端に思考がそこで止まってしまい、
問題解決を諦めてしまうからです。

例えば、
「最近営業トークがうまくいかない」と悩んでいたとして、

・原因は…わからないな…仕方がない
・最近成績のいい○○さんのトークと比べてみよう

どちらの人の方が成長できそうかと聞かれたら
ほとんどの人が後者の方が成長できると答えるでしょう。

一生懸命考えて試行錯誤をすれば、
仮に解決までたどり着かなくても、
その努力によって成長できます。

「わからない」と思考をとめてしまうのは、
原因を探らず放置することと同じですね。

※さらに「わからない」が加速すると…

さらに、最初から考える気がなくなってしまうと、
無意識に相手を責めることが増えるかもしれません。

例えば、相手からの質問や説明の意味が理解できないのを

「自分の理解力が足りない」のではなく、
「説明がヘタだから悪い」と考える

ことが多くなってきたりします。

相手に対して「その説明ではわかりません」
なんて若干責める気持ちで口にしたことはありませんか。

本当に説明が分からないこともあるでしょうが、
もしかしたら、自分にも原因があるかもしれないのです。

2.「わからない」の代わりに使える言葉

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「わからない」といっていけないのであれば、
何と伝えればいいのだろう、と思った方もいるはずです。

確かに分からない状態は変わらないかもしれませんが、
違う言葉を口にするだけで印象が変わります。

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(1) 不意に意見を尋ねられたとき
突然、上司や先輩から意見を尋ねられたときは、
「私は…なので…と考えています。」
率直に自分の意見を進言しましょう。

先程もお伝えしたとおり、仕事に正解はありません。

あなたの意見が相手にとっては新鮮に映ることもあります。

ですので、「自分の意見」として伝えればいいんです。

「私は」を入れることがポイントですよ。
あくまでも私は、現時点でこう考えています。
というスタンスで話せば、悪く転がることはありません。

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(2) 想定しなかった指摘をされたとき
まずは素直に「たしかに」と認めるのがオススメです。

予期していなかった質問や意見に対して、
まず「たしかに」と口にすることで相手の意見を
尊重できるうえに、自らが返答を考える時間を稼げます

「たしかにそうですね…」と伝えられれば、
その分こちらが冷静に考える時間を生み出せます。

このちょっとした時間が本当に大切です。

この時間があると、その後反対したい場合にも
「しかしこれに関しては…」と切り返せますし、
相手が正しいと思ったら「ありがとうございます、修正します」と
続けれられます。

よい返答が浮かばくても、「たしかに…そのとおりですね、
もう一度考えさせてください」と時間をもらえます。

相手を尊重でき、考える時間もつくれるので、
困ったら「たしかに」は使えますよ。

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(3) 相手の話が理解できないとき
正直、使う言葉は状況によります。

しかし、このような場合は「要は何が伝えたいのか」
を質問形式で聞くようにしましょう。

相手の話に対して返答することは大切ですが、
話が理解できていないとしっかりとした返答はできません。

そこで例えば、「一言でいうと、どういうことでしょうか」
などとたずねれば、相手はこちらが理解しようと歩み寄って
くれていると感じ、話のポイントをできるだけ完結伝えてくれます。

相手の話が理解できなかったとき、この言葉を出せれば、
自分も相手も考えを深めることができます。

お互いが成長するチャンスにもなりますよ。

3.まとめ

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いかがですか。

今回は「わからない」という言葉を
口癖にするとチャンスを逃すかもしれない、
という話をしました。

自分で考えること、自分の意見を持つことは
とても大切なことです。

自分の意見を持たないことは、その瞬間は楽ですが、
その分だけ自分の理解力が衰えていきます。

自分が考え、相手に伝えることは、
自らの知識や考えを整理してアプトプットする機会です。

ですので、「わからない」と逃げ続けるのはやめて、
自分なりに考えて相手に伝えることを推奨します。

もちろん、素直に「わからない」と伝えられるのは美徳です。

しかし、それは自分が考えたあと、調べたあとにとっておきましょう

それだけでも相手からの印象は大きく変わるはずです。

今回はこれで終わりにします。

ではまた。

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