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#160 知らない間に染みつくルール

仕事をしていると、ことある事に
目に見えないルールに遭遇します。

「うちの会社ではこうしているよ」

あなたの会社には暗黙のルール、ありますか。

1.暗黙のルールとは

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暗黙のルールは、
「口に出さずに、黙って従っている規則」
のようなものです。

例えば、

・女性に年齢は聞かない
・出社時間ギリギリに出社しない

など、一般常識のように語られるものです。

これと同じ様に、その会社では一般常識だと
認識されていることがたくさんあります。

・フリーアドレスなのに座る場所は決まっている
・有給をとる前日は、部署の人にお菓子を配る
・新人は出社時間1時間前に出社する

他の会社では「え?」と思われるようなことでも、
暗黙のルールとして守らなければ、
「常識がない人」と捉えられることすらあります。

会社によって暗黙のルールは千差万別です。

なぜなら、多くの会社にある暗黙のルールは、
会社の組織風土や文化が大きく影響しているから

その会社がどんな歴史を辿ってどのような成長を
してきたのかによって、「会社独特のルール」が
生まれます。

2.暗黙のルール、良し悪し

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暗黙のルールがあると、その分
いい事も悪い事もあります。

◎いい事
同じ方向を向いて仕事がしやすい

暗黙のルールを知っていると、会社で仕事がしやすくなります。

暗黙のルールを知っている分だけ場に
溶け込みやすいので、日常的なコミュニケーションが
円滑にとれますし、仕事がスムーズに覚えられます。

ですので、暗黙のルールを「知る」ことは
うまく人間関係を築くためには必要不可欠なものです。

△良くないこと
環境の「慣れ」で惰性的に続られるものがある

いわゆる、
「今までやってきたからしている。理由はない。」
といったことです。

3年で定期的に部署異動をするなど、
環境に慣れすぎないよう工夫がされている会社もありますが、
どうしても「環境に慣れすぎる人」が出てきます。

同じ環境に長期間いると、自分でも
気付かないうちに、考え方が固まりますよね。

決まった仕事をこなす分には問題ないんです。

でも、このご時世、これまでのやり方を根底から
変える必要が出てくる
こともありますよね。

このような時に、環境に慣れすぎた人は真っ先に
「変化を拒絶」します。

暗黙のルールが多すぎると、会社の方向性など
何か大きく変えるときに大変です。

3.暗黙のルールの見つけ方

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とはいえ、人間同じ環境で働いていると
慣れてしまうもの。

自分の企業の当たり前が世間の当たり前と
感じてしまいやすくなります。

そんな時に自分の会社を客観的に知る方法をご紹介します。

それは、

転職者、派遣スタッフに話を聞くこと

です。

できれば自分の会社にきて1年未満の人がいいです。

前職と比較しやすい時期に、自分の企業の特徴を
聞く機会を設けることをオススメします。

部署間での考え方に違いがあるか気になるなら、
自部門に異動してきた直後の人に話を聞いてみましょう。

あなたの会社、組織の特徴がたくさん分かりますよ。

私自身、中途入社の人から話を聞いて
自分の会社を客観的に見ることができるようになりました。

4.まとめ

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いかがですか。

今回は「暗黙のルール」についてご紹介しました。

会社の環境に慣れると、仕事がしやすくなる一方で
自分の考え方が固まってしまう場合があります。

会社の常識が社会の常識とは限りません。

会社独自のルールがあることはいいんです。

それでこれまで上手くいってきたからこそルールに
なっているはずですからね。

でもそれが「当たり前」だと思い続けるのは少し危険かも
しれません。

これまでの正解がこれからも正解であり続ける社会
ではありませんから、常に客観的に自分の会社を見る
機会を作る事が大切です。

これからの時代についていくため、ちょっと先取り
するためにお役に立てるお話になっていれば嬉しいです。

今回はこれで終わりにします。
ではまた。

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