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#79 新人への声掛けが重要な理由

皆さんの職場に、新しく配属になった人はいますか?

そろそろオリエンテーションも終わり、
各部門に新人が配属になる時期です。

緊張しながらも懸命に仕事を覚えようとする姿を見て、
微笑ましいなと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

仕事をしていると、様々な経験をしますよね。
中でも、特に新人は右も左もよくわからない状態で仕事をするので、
失敗して落ち込むことも多い
でしょう。

私達(?)のように社会人としてもう十数年も働いていたら
気持ちの切り替えなんかもうまくやりますが、
これまで学生だった新人はそうはいきません。

今回は、「新人が落ち込んだ時の声のかけ方」について
お伝えしていきますね。

1.失敗は成功のもとですが…

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人間は、失敗して成長できるというもの

特に新人は失敗するのが当たり前です

しかし、この3月まで大学や高校の最上学年として
後輩を見てきた状況の新人はこれまでとのギャップに苦しみます

今までは自分たちが一番物事を知っていると思っていたのに、
職場に行くと備品の場所一つ分からない。
電話の取り次ぎ方も分からない。

分からないことだらけです。

こんな状況ですので、分からないのが当たり前なのに
うまくいかなかったらとても落ち込んでしまいます


環境が大きく変わったので仕方がないのですが、
そう理解するまでにも少し時間がかかってしまうのです。

2.後輩に親身に声掛けすると防げること

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こんな状況の後輩ですので、
できるだけ最初半年~1年は
親身に声をかけてあげてください。

そして、落ち込んでいたら励ましてあげましょう。
ここで声をかけることによって、

✓ 早期退職の可能性
✓ モチベーション低下の可能性

を小さくすることができます。

大げさだと思う方もいるかもしれません。
でも、実際に耳にすること、結構ありますよ。

(1) 早期退職の可能性
人間誰しも感情の起伏があるので、早々に
自信をなくしたり、モヤっとした気持ちになる人がいます。

転職エージェントに話を聞くと、
自分には向いていなかったと言って
早々に転職活動をする人も年々増えているのだとか。

せっかく数ある企業の中で自分の会社を選んでくれた後輩。
早期退職の可能性は小さくしたいですよね。

(2) モチベーション低下の可能性
退職に至らなくても、モチベーションが低下すると、
仕事に対する意欲が低下します。

この状態になると、ただの作業人になる危険があり
会社としては大きな損失となる場合もあります。

ですので、あなたの周りで落ち込んでいる後輩がいたら、
ぜひ言葉をかけてあげてください。

3.後輩への声掛けのコツ 2点

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では、後輩にどのような言葉をかければいいか。

✓ 相手の能力でできる事をしっかりと伝える
✓ 相手の存在そのものが大事だということを伝える

私はこの2点を大事にしています。

相手の「能力」や「価値観」とのズレを小さくする感覚です。

(1) 相手の能力でできる事をしっかりと伝える
例えば後輩が落ち込んでいて、
その原因が何となくわかっていれば
フィードバックの機会を設けます。

できれば2人でしっかり話せる場所で、
後輩に期待していることや成長度を伝えましょう。

まだできないことばかりかもしれませんが、
最近の新人は優秀な人が多いです。

効率がよかったり、事前に確認をとってくれたり、
その人の良いところはすぐに探せるはずなので、
後輩を観察して、良いところをいち早く見つけてあげましょう

できる先輩をサポート役としてつけたり、
現状を整理してあげるのも効果があります。

(2) 相手の存在そのものが大事だということを伝える
相手の存在そのものを認めるてあげましょう。

特に、配属直後は自分が組織に貢献できていないことで
落ち込む人が一定数いらっしゃいます。

現在組織でどんな貢献をしているか伝える、
あるいは、今後どんなことをしたいか
問いかけて話を引き出し、肯定する。

この時期はみんな落ち込むんだな、とか
将来こんなことできるように頑張りたいな、とか
落ち込んでいる状態から脱却させてあげましょう

4.まとめ

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いかがでしたか。
今回は後輩が落ち込んだ時に声をかける重要性について
お伝えしてきました。

今回は「後輩」としましたが、
もし仲間が落ち込んでいたら、
前向きな言葉かけをしてあげてください


特に最初の頃は、分からないことが多いですし、
不安な状態が続きます。

ですので、もしそんな状態の後輩を見つけたら、
相手が出来てることにぜひ焦点を当てたり、
その人のおかげでチームが助かってる事を伝えたりして、
相手を仕事に前向きな状態にしてあげてくださいね。

今回はこれで終わりにします。
ではまた。

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